朝から冷たい雨が降っていました。
15時からマロンのお葬式。
私の目から止めどなく涙が流れてきます。
火葬後のマロンの骨は左顔面の癌の部分はなく、それ以外の部分は綺麗に残っていました。
マロンを胸に抱き帰宅。
何もする気力もなく、ただ涙が溢れてくる...
心にぽっかり穴が開いてしまいました。
癌という病気は本当に恐ろしい。
気付かれないように静かに近寄り恐怖と絶望を与え、少し息をひそめ、「ひょっとしたら治るかも」そんな希望をもたせ、ささやかな希望をいとも簡単に壊し、もっとも恐ろしく絶望的な現実を見せてくる。
マロンは私に癌という病気の恐ろしさを教えてくれました。
マロンの人生は13年間で終わってしまったけれど私の中ではずっと生き続けます。
今日を一生懸命生きる。
無理しないで楽しんで生きる。
後悔しないように生きる。
普通に生きる。
命を大切に。