世界の国からこんにちは♪

10年続くかなとおもった自分のブログ。 9年目にこちらにひっこしてきました。

モーラステープ

2017-03-26 20:00:26 | 健康
http://kigumasuke.com/archives/1098
QTE
貼り薬の効き目を考える場合、「薬成分(膏体)」の濃度が指標となります。
例えばモーラスパップ30mgお
びモーラスパップ60mgの場合は
膏体質量10g(1枚)中にケトプロフェン30mgを含有しています(ケトプロフェン0.3%)

一方、モーラステープ20mgおよびモーラステープL40mgの場合は
膏体1g中にケトプロフェン20mgを含有しています(ケトプロフェン2%)

つまり膏体濃度を確認してみるとテープ剤はパップ剤に比べて6.7倍のケトプロフェン濃度を有していることがわかります。効能効果が6.7倍になるかというとそこまで差はなく
モーラスパップ30mg:Cmax:43.11ng/ml、Tmax:12hr、AUC(0→12hr):322ng・hr/ml
モーラステープ20mg:Cmax:135.85ng/ml、Tmax:12.7hr、AUC(0→12hr):1086 ng・hr/ml
モーラスパップとモーラステープの効能効果を比べると
およそ3倍のCmaxおよびAUCであることがわかります。
==

ぴったり張り付くテープ剤の方がパップよりかぶれやすいという話を聞きます。
しかしパップ剤でもかぶれる人もあります。

添付文書の使用回数は
貼りっぱなしの連続使用を前提に決められていると解釈しますが

実際ははがして休憩の時間を入れないと、
かぶれなどで皮膚が痛んだら湿布薬は使えなくなってしまいます。



医師によっては
「6時間貼ったらはがすように」「4時間ではがすように」など
時間指定で湿布の貼付時間を患者さんに説明しているお医者さんもありますね。

この時間はおそらく、継続使用の必要な慢性痛のある患者さんが
皮膚に支障なく使い続けられるための経験則も含んだ時間なんだろうと思います。

貼り換え回数については
添付文書に記載されている回数を貼りかえてもらうようお願いします。
例えばモーラスパップなら1日2回、モーラステープなら1日1回です。
また、医師より特に回数・時間の指示を聞いておられる方にはその指示を
守っていただきます。


皮膚に異変がなければ貼りっぱなしでも構いませんが

皮膚に異変が無くても
貼り換え数時間前にはがして皮膚を休める時間をとることをおすすめします。


1日1回のテープ剤は12時間くらい貼ってあれば効き目がでます。
(モーラステープ単回貼付tmax12.7hr。その他はインタビューフォーム等参照してください)

かゆみなどでそれよりも短時間しか使えない場合は
飲み薬など、ほかの方法を考えた方がいい場合がありますので
医師に相談してください。


UQTE
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