江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

ミステリーツアー九州編 (5) キリシタンの島、生月島へ渡る

2019-04-02 | 随想
雨と共に風が強くなって来た中、バスは平戸本島から更に次の島へ向かいました。
フェリーには乗る予定がないので、おおよその見当はつきました。

平戸市は、今でこそ九州本土の北松浦半島の一部を含む市域となりましたが、元々は平戸島が主な地域でした。
現在は市役所本庁がある平戸島を中心に、北西の生月島、北の度島、更に北にある的山大島の4つの主な島から形成されています。

このうち、橋で繋がっているのは平戸島とそこから繋がる生月島だけです。
だから、向かう先は生月島だということが分かったのです。




バスは平戸島を後にして空色の橋を渡りました。
ついに生月島にやって来たのです。




途中、風雨にむせぶ海上に見えたのは聖地・中江ノ島です。
無人島のこの島で、禁教が始まった江戸時代初期の頃にキリスト教の信者が処刑されたのです。


橋を渡ると次々に殉教の場所や博物館が存在する生月島ですが、残念ながら今回は団体ツアー、個人で自由に好きな所を見学はできません。
そこで私は、次に来る時のために場所や景観を頭に入れようと考え車窓を眺めました。

やがてバスは島の最北端までやって来ました。



ここが2日目の「絶景ポイント2」、『大バエ灯台』です。
因みに、午前中行った『展海峰』が「絶景ポイント1」でした。






(登りきった所にあった反射板に自分を映して撮影)

強風に晒され、飛ばされそうになりつつも灯台の展望所まで階段で登りました。
多くの人々は登るのを躊躇っていましたが、登った甲斐あって絶景をしばし堪能できました。

雨も強くなって来たので急いでバスに戻りました。
そして、添乗員は言いました。
「もう一つ実は絶景があるんですが、みなさん大丈夫ですかね⁉︎」
大丈夫、大丈夫! 今日は絶景を見るために来たのだから…。



「絶景ポイント3」は、『塩俵の断崖』でした。
ここも暴風が吹きまくっていました。
しっかり地に足を付けて眼下の先に目をやりました。
雄大な柱状節理の断崖が見えました。
その先が大バエ灯台に続きます。

写真を撮ったらすぐバスに戻りました。








やがてバスは、来た時とは反対側の道路を戻って行きました。

トイレ休憩をした場所は、「道の駅 生月大橋」です。
渡ってくる時には十分写真が撮れなかったので、ここでしっかり橋の下から撮影しました。
平戸大橋の赤に対比したような色をしていました。



実は、このすぐ近くに「平戸市生月島博物館:島の館」があり、隠れキリシタン等の資料が展示されているのです・・・。
そこへ行く代わりに、道の駅で貴重な観光パンフレットをゲットしました。
さすが世界遺産の土地柄、キリシタン関係の資料が満載されていました。

この後、バスは今日の夕食会場へ向けて進みました。

(「郷土教育全国協議会」ブログより承諾を得て一部転載)


<すばる>

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