コヨイノサンブン

日記のような、私信のようなもの。あるいは、記憶の記録。

焦げたケーキと、読み忘れていた新しい雑誌のこと。

2005-02-02 22:02:06 | book&magazine

カフェのお手伝いが終わりました。
手際よく臨機応変に次々と料理を出していたスタッフの姿と、焼きたてのケーキの味が頭の中から消えなくて……家でケーキを焼いてみました!

といってもごく簡単なもの。市販のケーキミックスに、バナナとレモンを混ぜて焼いたパウンドケーキなるものです。乗せるホイップクリームにはラム酒を数滴垂らすと香りが格段に良くなることも、パティシエの女の子から教わりました。
仕上げも彼女の見よう見まねで、ココアパウダーをかけてみたりして。

それにしても、お菓子を作るなんて久しぶり。
だいたい料理はそんなに得意ではありません。そんなわたしがケーキをつくろうと思うところが、自分でも驚きです。

さて出来映えはというと、写真の通り。表面が焦げました。
なんでだよぅ~ とオーブンに悪態ついてもどうにもならず。お菓子は普通の料理より難しいとは言いますが、まさにその通りですね。
味はまぁまぁ、思ったより食べ応えあり。すぐにお腹いっぱいになってしまうのは、カロリー高いからだろうなあ。


食べに来ます?(笑)

            ■

さて、その翌日。
思い出しました。お正月明けに買って、ちゃんと読まないままに放ってあった雑誌『bec tac』vol.1(実業之日本社刊)。
前に書いた『fu-chi』もそうだったけど、創刊号を見つけると手にとってしまいがち。そして買ってしまいがち。(そして放っておきがち)

なぜ思い出したかというと、お菓子のレシピが載っていたような気がしたから。
開いてみると記憶の通り、冬にぴったりなお菓子や料理のレシピを発見しました。

面白かったのは、「真冬の元気肌 豆とみかんのお話。」というタイトルの特集。
青森県・二戸にある雑穀の産地の農家や、
みかんの産地である熊本県の水俣を訪ね、
そこでの暮らしをほのぼのした写真づかいで紹介しています。

お目当てのレシピもざっくりしていながら十分な内容。
豆を使ったパンケーキやモンブラン、みかん山で採れたいろんな柑橘類を蜂蜜につけて、お湯や紅茶で割った「イロイロはちみつ漬けのホットドリンク」などなど……。
お菓子以外でも素材の味が際だちそうなソボクなお総菜がおいしそうでおいしそうで。
産地滞在記もやわらかい書きぶりで、けっこう読みふけってしまいました。

この雑誌、テーマが「まずは自宅でスローライフをちょっとずつ」。
お料理や食材に限らず、お裁縫だとか家そのもののことだとか、日常の暮らしのささやかな部分からこだわったり手作りしている人たちがたくさん登場します。

この手の雑誌、見てるのは大好きなんですけど……。
それだけで満足してしまい、なかなか実践までたどりつかないんですよね。
市販のケーキミックスでさえ、扱いきれてないんですから。

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