IRONING番長 ~second season~

日本製カットソーメーカー フルヘッド安達のブログです
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フェアトレードから考える

2013-11-24 21:55:16 | Weblog
フェアトレードとは公正取引って意味です。
日本ではコットンの栽培は無いに等しいです。
大量に作られ、売られているコットンは全て輸入です。
産地はアメリカや中国、インド、アフリカ、南米、スイス等
様々です。
貧困国での綿農家では児童就労の問題があります。
学校にも行けない貧困層の子供が働いている実情。
この子供が大人になってまた同じ事を繰り返します。
この生産者は文字の読み書きも出来ません。
当然、足下も見られ安く買い叩かれるんですね。

この農家に必要なのは普通に人間らしく生きて行ける
賃金です。収入が増えれば学校にいけるし知識があれば
交渉も出来るはずです。
コットンを使って仕事している一人として
この状況が有るって事は忘れない様にしたいのです。
しかも貧困国の農家を叩いて意味あるんですかね?
生産者は大切にしなければダメだと思います。

企業は利益を出すのが目的ですが、突き詰めるとどうなのか?
2nd seasonの最初から書いてますが間違った方向へ行ってると
僕は思ってます。

フルヘッドはすべて日本製ですが、正直厳しいです。
取引先は原産国に特にこだわりはありませんので
国内でコストが合わない様なら海外へ出せば取れる仕事も
たくさんありますし、会社としては楽になります。
実際に何度か言われました。何故、日本製に固執するのかって。
海外(中国)も使ってくれたら固めて出せるとも言われました。

何故やらないかは、僕が中国へ依頼した所で同じく中国生産している
同業者と価格競争をしますよね。
次は中国も人権費が高くなってきたしベトナムで生産って言う流れが
かなり増えてます。
もう、この繰り返しをずーとやる訳です。中国の前は韓国だったけど
今、韓国製は見なくなりました。

綿農家も大切にしなければダメですが製造に携わる方
みんなを大切にしなければ本当にダメだと思います。
コストが重要なのはわかりますが、使い捨てではいけません。

今の状況を少しでも変えてみたいって常に思います。





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