IRONING番長 ~second season~

日本製カットソーメーカー フルヘッド安達のブログです
仕事の事や趣味のエクストリームアイロニングについて
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国産のススメ

2013-11-28 18:06:11 | Weblog
いつも日本製ガーって騒いでる、このブログですが
何故日本製が売れなくなったのかを考える事も必要です。

デフレが長い事続き、景気が悪いのが一番の原因ではありますが
メーカーやアパレルに問題があると思います。

まず、人件費は高いに決まってます。だから日本製は高額でも仕方ない。
てな感じで考えたら最悪です。でもこの最悪の考え方は多いと思います。
たまにカットソー以外の仕事も受けますが、今年シャツを依頼されまして
シャツ工場数社に見積もりを依頼しました。
縫製仕様等も特に大変とは思いませんでしたが、凄く高いのです。
逆算すると上代(販売価格)は15000円になると。
仕様もたいした事ないシャツに15000円も出して買う人はいませんよね?
その工場の言い分は日産から考え、利益をだすのに当たり前な金額だと言ってました。
いつも取引しているメーカーでは普通らしいです。
その工場の社長さんはお世辞にもオシャレではなく酷い格好です。
まず、あなたは15000円のシャツを買った事があるのか?聞いて見たかったです。
しかも、縫製自体は至って簡単なやつを。
この考え方では日本製などハッキリ言っていりません。
僕は絶対にあの企画のシャツを15000円では買いません。
その工場の社長も買わないでしょう。なら何で縫ってるの?って…。
大きなお世話かもしれませんが、作ってる方が買わない様な服を作って
お客さんに買えっておかしいでしょう?(笑)
今は中国製ばかりで仕事が無い?確かにそうだが意味が違うだろうと。

結局、その高い工賃でお願いしましてフルヘッドは利益無しでやりました。
ただ働きをしました。まあ、シャツは普段ほとんど受けませんしね。

言いたい事はまず、普通に買って頂ける商品を作れるか?
工賃を合わす為に努力しているか?ってなります。
一枚をちんたら縫って人件費を確保するっておかしいから。
同じ時間で10倍縫って合わせて行くのが正解です。それが求められます。
縫製だけではなく、プリント工場やプレス工場など全て求められます。
海外製が席巻している今、楽して儲ける等ありえません。
全ての行程で知恵を絞って、良い日本製を作るって事。
こうして日本製を残していくしかないでしょう。
米農家さんも本当に考えた方がいいですよ。今が考えるリミットだと思います。

昨日のブログで「EDWIN」に触れました。あんな事になって意見は分かれますが
僕は良い会社だと思ってます。日本に必要な会社だと信じてます。

下記エドウィンの工場の様子や考え方が分かり易く紹介されている動画ですので
是非、見て頂きたいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=vgjqoD-uv3k&list=FL4T_VYq-szOcs8ycUkO7znQ

EDWINの工場のアイロンは何処のメーカーですかね?
見たとこ「ナオモトアイロン」って気がしますが…。
「KEEP THE IRON HOT!!!』


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