本が読みたい!

子育ての合間に少しずつ読んでいる本の感想や、
3人の子ども達に読み聞かせる絵本の紹介など、本にまつわるお話です。

パスワードはひみつ

2006-06-12 | 児童書
5年生の娘が今この「パスワード」シリーズにはまっているんです。
「そんな本より もっとおもしろい本(じつは為になる本)読んだら?」と、ついつい何度も言ってしまい・・・・娘が怒ってしまいました。 「読んだこともないのに 何でそんな事言うの」「絶対おもしろいから読んでみて

そこで読んでみました。シリーズの中でもこの本は第1巻です。

小学生の子ども達が パソコン通信で知り合い ネットでのやり取りを通して事件を考えたり、オフ会で友情を深めたり そんな内容でした。ネットでのチャットには きちんと大人が一人ついているので 危ない方向にも行かず 安心できる環境です。

読む前までは こういう娯楽本よりもっと他のを読んで欲しいと思っていたけど、実際読んでみると そんなにくだらない内容ではなかったです。中身も安心して読ませられる内容でした・・・・(一体どんな本を想像していたのか?;笑)

ただ、読み終わった後 娘に「おもしろかったでしょう?」と聞かれたときは 返事に困りましたね。おそらく、小学5年生にとっては ワクワクドキドキハラハラでおもしろいのだと思う。でも、大人には 展開が読めちゃうし、謎解きやヒントも知っている物が今回は 多かったしね。

例えば 窓のブラインドの開閉を何かの合図のように 短くパッパッパと3回、次に長めに開け そして又短く・・・なんて文を読むだけでモールス信号を打っているのだ、SOSだ、なんてわかっちゃうけど、主人公の子どもたちはなんだなんだ?と悩む。きっと、読者の子ども達も一緒に悩んでいるのだろう・・・等身大で良いと思う。

好きな本をシリーズで読んで のめり込むのは とても良い事だと思う。高学年の男の子にも女の子にも 両方お薦めできます。

パスワードはひみつ
松原秀行
講談社 青い鳥文庫


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