虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

黄昏のモノローグ~最悪の事態を想定して~

2018-02-01 18:21:56 | 小説
*このお話はフィクションです。

 記録的な寒波が釧路の街を覆っている。

 これだけ寒い日々が継続されるのも難しい。


 「部長、この件についてはどう対応しましょうか」と午前中、部下に質問された。

 今のところ、大きな問題になっていないが、こういう時こそ準備が必要だと思った。

 その後、別室に閉じこもった。電話などは全て後でかけなおすように伝えた。


 別室に閉じこもって、考えられる最悪のパターンを全て洗い出した。

 そしてそのパータンごとに対応策を詳細に作成した。

 誰がいつ何をするかという役割を明確にした。

 先ほど、そのための会議を終えた。

 明日の準備をしっかりしたことで、何だか部下の表情も落ち着いていた。

 いや自分が一番落ち着いていたかもしれない。


 最悪の状態を想定しておくことも大切だ。

 今日も一日が終わる。

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