虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

人間の欲望

2017-04-04 17:34:18 | 小説


 お金持ちになりたい
 複数の女性とつきあいたい
 高級マンションに住みたい
 高級車に乗りたい
 贅沢な暮らしをしたい
 毎日、夜、豪遊したい


 

 私は若いころ、そんな欲望を抱いて生きてきた。そして、それらのほぼすべてを手中におさめた。
しかし、すべての欲望を満たしても、その欲望に限りはない。
欲望を満たせば満たすほど、精神的に不安定になっていった。
手に入れても満足できないなくなると、それ以上の刺激や快楽におぼれていった。


 

 今、私は人生の転落を経験し、最低の世界で生きている。
 しかし、そこで初めてわかったことがある。

 人生とは、「ささやかな幸せ」「小さな幸せ」をかみしめて生きていくということである。

 自分本位の欲にまみれた生き方は、必ず、人生を破たんさせる。

 そう人生とは、ささやかな幸せを感じることができるかなのだ。辛いこと・苦しいことがあって
時々、いいことがあるということが人生なのだ。

 


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