虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

釧路の街で~黄昏のモノローグ~「一週間」

2018-03-09 17:46:56 | 小説
*このお話はフィクションです。

 6時半に出社し、気づいたらもう18時近く・・・。

 次から次と襲ってくる仕事の数々・・・。


 ああ、疲れた・・・。

 今はボーとして、窓から車のヘッドライトを見ている。



 やっと一週間が終わる。

釧路の街で~黄昏のモノローグ~「主人公」

2018-03-09 07:16:41 | 小説
*このお話はフィクションです。

 大学に入るまで二年間浪人した。それでも希望大学には入れなかった。当時の偏差値で50ぐらいの地方の国立大学にやっと進学できた。

 大学を卒業をしても定職に就かなかった。二年間、適当にバイトしながら、その日暮らしの自堕落な毎日を過ごしていた。

 27歳の時に就職したのが今の会社だ。

 入社当時から適当でそれでいてプライドが高い扱いにくいタイプの社員だった。

 30歳の時に結婚した。その翌年、娘が生まれた。


 33歳の時に人事で誰も行きたくない部署に転勤を命じられた。屈辱だった。

 そんな部署には行きたくなかった。

 しかし、この部署で自分は大きな財産を手に入れた。

 自分の武器となる分野を見つけ、仕事に没頭した。

 それが認められ、40歳の時に誰もが希望する部署へと配属を命ぜられた。

 再び仕事に没頭した。狂ったぐらいに仕事のことばかり考えて生きてきた。

 45歳ぐらいから次のステップへの道のレールを様々な恩師が作ってくれた。

 そして、48歳の時に部長に昇任した。



 このドラマの主人公は落ち込み、あきらめ、ふてくされることが多々あった。

 しかし、必死になって生きている。


 人生、嫌いだ、嫌だと思ったところから何かが見つかる。


 今日もそんな昭和42年生まれの男の一日が始まる。