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第18回朝日アマ囲碁名人戦富山県大会&フレンズ碁in新緑2024

2024年06月09日 | 大会
5月5日こどもの日に、富山県民会館にて第18回朝日アマ囲碁名人戦富山県大会とフレンズ碁in新緑2024が開催された。
参加者・スタッフ総勢、60名ほどが同会場に集まり熱戦および囲碁を楽しみました。
その様子を分けて報告します。



◆アマ名人戦


参加者は、中学生2人、高校生1名を含む計24名。
大会方式は、一人4局対局するリーグ戦で8位までの順位を決定する。全勝者が複数ある時はプレーオフを行い、県代表を1名選ぶ。
注目の抽選(パソコンを使用)の後、早速一回戦が始まった。
















順調に対局が進み、最終戦を前に全勝者は内藤亮さん、丸吉寿史さん、山淵素行さんの3名。
この方々から代表者が決まることになった。

組み合わせは、内藤さん対丸吉さん、そして山淵さん対谷村康成さん。
どの方も県代表を経験している実力者です。


それぞれ激戦が繰り広げられたが、先に山淵さんが谷村さんに敗れたため、
プレーオフはなくなり、もう一つの対局の勝者が優勝となった。





みなさんの目が注がれる中、あと少しで終わりそうだったが残念ながら丸吉さんの時計が切れた! 
と同時に内藤さんの優勝が決まった。内藤さんも残り数十秒しかなかったらしい。並べると相当細かい勝負だったようだ。
スケジュールの関係で、本大会は持ち時間は1名40分で行っているが、例えば最終局は全国大会と同じ条件で対局するとか次回以降の課題にしたい。
ともあれ、内藤さん、県代表おめでとうございます。





〇結果

一位 内藤 亮(富山市)

二位 丸吉寿史(富山市)

三位 谷村康成(富山市)

四位 廣瀬 茂(富山市)

五位 山淵素行(滑川市)

六位 前 景陽(富山市)

七位 北 誠 (高岡市)

八位 久保陽資(富山市)






◆フレンズ碁in新緑2024

子どもの日に園児から高校生まで30名が集まった。

棋力ごとに4クラスに分かれたリーグ戦は、対局すると負けても〇、そして勝つと◎がつく。大人のコーチたちと対局しても同じだ。
つまり×がつかないので、負けを気にしなくて対局できるのでは、と一工夫している次第。






またCクラス(13級〜19級)は13路盤対局。
そして20級以下の院生・パパママクラス(20級以下)は9路盤対局を使い、それぞれ3番勝負を行った。
なるべく真剣に対局する経験を多く積んでもらいたいのと、始めたばかりの子たちでも1局終えるごとに
少しずつたくましく見えてくる気がするのが嬉しい。








子供たちの成長は大人に比べて早く上達するイメージがある。
ただ、それにしても、いわゆる「手が読める」ようになることが大切なポイントで、その理解が進まないと
子供といえど簡単には棋力は伸びていかない。詰碁や手筋の基本問題で「手を読むトレーニング」を重ねてほしいと思う。
詰碁は大人でもわからないと嫌になるが、子供たちも同じだ。
各地の指導者のみなさんもごくろうさま、いろいろと工夫されていることだ。五目中手(死)かセキ(生き)か、
形を見て判断できれば有段者レベルだろう。

県では小・中学生年代で有段者レベルになってくれることを目指している。
上達すればするほど面白くなるし、だんだん碁仲間が増えるし、そして生涯の趣味になるからだ。みんな頑張ろうね。



またこの日に合わせて「囲碁×謎解き」(オンラインゲーム)が昼食時間と全ての対局が終わった後の二回、同じ会場で行われた。




主催の「令和GO碁GO!様」は、取材を県内にとどまらず、県外にも出かけられ、長い時間をかけて準備されていた。
そのごくろうぶりを見聞きしていたので、無事に終了したときは自然に拍手を送りたい気分だった。
来年も開催したいとのこと、囲碁普及の一つのあり方である。
ぜひ、よりたくさんの人たちに注目されて、「囲碁と謎解き」を通して囲碁の輪が広がっていってほしいと思う。


今日は子供にということもあり、参加者全員に図書カードが配られ、子供たちも満足そうだった。
最後は恒例のじゃんけん大会で終了した。





記事&写真:風夢
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