このごろの下島八段と大表四段と長徳三段

「へいちゃん」こと下島陽平八段と富山県出身の大表拓都四段、長徳徹志三段の活躍や富山の囲碁ニュースをお知らせします♪

謹賀新年

2015年12月28日 | 新年のあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
今年もへいちゃんの活動をはじめ富山の囲碁ニュースを発信していきたいと思います


新年一発目の記事は昨年プロ試験に合格し晴れて今年からプロデビューを果たす大表拓都君特集です。 富山囲碁界は大いに盛り上がりました。
兄と一緒に囲碁をはじめ、地元の碁会所に通いめきめき力をつけ中学・高校時代は富山のタイトルを総なめ、また近年は一般の全国大会でも優勝しました
来歴を語る記事はほかでも見ることができると思いますのでこのへんにして・・・
ここからは拓都君本人とご家族にいろいろインタビューしてきましたのでそちらをご紹介したいと思います (当ブログ独占取材




へいちゃんの指導風景(2010年)



富山開催の第36回全国高等学校総合文化祭 男子個人戦で準優勝


※質問形式で進みます


 : まずは拓都君に質問です。 プロ入りして率直な感想と今後の抱負を聞かせてください。

拓都君 : 嬉しいというよりも安心しています。先にプロ入りした仲間を見ていて、自分も早く同じ世界に入りたいと思っていたので本当に良かったです。
          自分はまだまだ弱いので、常に努力してとにかく強くなるしかないです。

 : 活躍する姿が楽しみです。 次ですが外来から含めると約3か月の熱戦でした。 プロ試験を通じて一番苦しかった碁、場面を教えてください

拓都君 :
 本戦の6戦目。序盤から一手一手打つ手が分からず、悩んだ末に妥協した手ばかり選んでしまい悔しい負け方をしました。
その後の対局からは妥協せずに強気にいけたので良い結果になったと思います。  

 : そのあとの粘りはすごいとしか言えませんね。 プロ試験に向け韓国へ修行に行っていましたがどういう生活をされていましたか?
          また修行の成果はプロ試験にどのような影響を与えてくれましたか?

拓都君 : 韓国にいる間にはっきり力がついてきている実感がありました。そして何よりも、韓国の強い院生やプロと一緒に勉強してきたことが大きな自信になり、今回の結果につながったと思います。                        すぐに新初段シリーズが始まるまで、また韓国で勉強してきます。

 : 院生やプロの方と すごい環境ですね。 新初段シリーズ頑張ってください。 最後の質問です
          2015年はプロ試験合格で富山は大いに盛り上がりました。 富山のファンへ一言お願いします

拓都君 :     小さい頃に教えていただいた方がたくさんいらっしゃるので、とても感謝しています。自分が活躍することで富山県囲碁界が盛り上がってくれればいいなと思っています。
          頑張りますので応援の程宜しくお願い致します。


 : 拓都君ありがとうございました。 心から応援しています。 さてここからはご家族の方に質問です。
          拓都君の合格おめでとうございます。感想をお聞かせください。また拓都君がプロを目指したいと言ったときの感想をお聞かせください。

拓都君 父 : 素直にうれしいです。
          プロになりたいと言ってきたのは最初は小学6年の時で、「やっぱりきたか」と思いました。あまりにも不安定で特殊な職業なので、夢を追うのは素晴らしいと思う反面
          諦めてくれたらいいなとも思っていました。 2回目は高校1年の時で、遠回りさせてしまった分、今度は全面的に応援しました。


拓都君 母 : 2連敗からのスタートで今年も無理かもしれないと思っていましたが、なんとか踏ん張ってくれました。 ここに至るまでの壮絶な戦いを思うと親としても報われた気持ちです。
これからも厳しい戦いが続くと思いますが、上を目指して活躍してくれることを願っています。

最初プロを目指すと言ってきたのは6年生の時だったので、そんなに甘くないんだということを私や、囲碁関係者から本人に言いました。つまり反対です。そしてその夢はあきらめていましたが
その後高校生になってから言われたときは、本人の意志が強くて止められませんでした。もうそうと決めたら突き進むしかないので、応援することに決めました。


拓都君 兄 : 試験は3勝3敗となった時点で上位との対局がほとんど残っていたので、合格は絶望的だと思っていました。しかしそれからが本当に勝負強かった。とても驚いています。
          3年間いちばん近くで見守り続けてきた身として、とりあえず進路が定まって安堵した。 夢の世界でこれからの人生を目一杯楽しんでくれればと思う。
          高校のプロを目指したいと言ってきたとき母親を説得して弟を上京させたのは紛れもなく私です。(笑)母から最初に連絡を受けたときは少し驚いたがよく決断してくれたと思った。
兄として純粋に嬉しかった。全てが実を結んで本当に喜ばしく思う。


: 「プロ棋士」という職業上いろいろ苦労があったようですね。 ご家族の努力や苦労も報われて本当によかったです。
          今後の拓都君の活躍に期待します。 本日は本当にありがとうございました。




当ブログでは拓都君の情報もアップしていきます。 2016年もよろしくお願いします
         


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