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初秋・暴発の予感

2013-09-05 23:48:00 | 演劇
はぐれ仕事人・壱の、日記。


9月5日・木曜、夜。


19時半前、小田急線・参宮橋駅付近。


小さな地下劇場・TRANSCE MISSIONにて、舞台見物。

知人・徳元直子女史が、出ているのだ。

幸い、当日席が若干あったので、なんとか観れた。


<福岡ピラニア暴発催し物 ハリケーンディスコ>・第十四回公演。

「花子フルメタルジャケッ娘」。


福岡と東京を、主要人物達が往復。

ストリップ劇場に売られた、友人を助けに出向いた、主人公・花子が、

新宿でワルしてる、過激にイカれた、暴力的な男と対決しつつ、

だんだん、とち狂った異世界に突入してゆく、シュールな舞台劇。


博多弁らしき、男っぽく激しき台詞の、応酬。

主役のヒロイン・花子も、女だてらに、

男っぽい荒っぽさを見せつつ、暴れる。

これが最大の、特徴。


後半は、出演者総出(!)でバイク・セットは出すわ、

舞台は2つに割れるわ、ダイナマイトは投げ飛ばされるわ、

皆、超絶早口で絶叫するわ、と、

もうむちゃくちゃ、激しすぎる世界に・・・。


そんな中、刀を振り回す男を、恋人に持つ、

徳元直子の、ちょっと、ぽーっとしたような女性役が、

騒々しさの中に、異彩を放っていた。


とにかく、演者たちの、

気迫・ド迫力に、圧倒される。


バイクのシーンは、昔、学生演劇で観た、

「冬の稲妻」という舞台を、

懐かしく、思い出させるのだった。



以上。



シネマ旅人が行く「帰還」

2013-05-18 23:15:00 | 演劇
はぐれ仕事人・弐の、日記。



土曜。


午後2時より、時間があいたので、

今やってるあれ、できたらば、行ってみようかな・・・と。


数年ぶりに、東京へ帰ってきた、<水族館劇場>公演。


まず、今回の会場、八幡神社の境内へ、確認に向かった。

三軒茶屋の次の、西太子堂駅(あるんだ、都心の近くに、無人駅が!)で、下車。

そこからまっすぐ、一本道なので、すぐに、わかった。

ちゃんと見覚えのあるノボリが、立っていたのを、発見した。

(ちなみに、以前の会場は、お寺の境内であった。)


夕方までは、三軒茶屋駅周辺を、

ゆっくり散策して、過ごす事にした。


あの三軒茶屋中央劇場は、今もまだ、建っていた。

シャッターは、やっぱり、閉まっていたが・・・。
 
三軒茶屋シネマは、ちゃんと営業中だった。

今、「夢みるふたり」か、う~ん・・・。


東急世田谷線にも、かなり久しぶりに、しばらく乗ってみた。

実質、二両の市電、都電の様な路線、といっていい。

車両も赤・青とカラフルに、すっかり新式になっていた。


パブリック・タワーの展望台にも、初めて、エレベーターで上がってみた。

FMスタジオと、レストランのある、階上の展望台では、

窓の前に並んだ椅子に、座った数名の人々が、

ぽかぽかの陽光の前に、突っ伏して、昼寝をしていた。

何と言うか、とてものどかな、光景だった。


午後5時、会場の八幡神社境内まで戻り、

受付で、当日券を頼む。4200円。

赤い番号札を、渡された。


午後6時45分頃、恒例により、

仮設劇場の入り口前で、芝居のプロローグ。

建物の凝った仕掛けも、健在。

やっぱり、帰ってきたんだな、水族館劇場・・・!


事前予約客に引き続いて、入場す・・・。


ウラン鉱山で知られた、人形峠から、

東京の下町・泪橋へ行って・・・。

津波とがれきの話が入って、となれば、

何の暗喩かは、おのずと知れたもの、だが。


時間と記憶の流れが、寸断されたままの、時空移動芝居であり、

台詞が各人、饒舌で長台詞なので、

初めての人は、面食らうかもしれない。


しかし。

後は、野となれ、山となれ~!

細かい解釈は、全部がわからんでも、ええんじゃ~!


このアナログ・レトロなイリュージョン舞台を、

夢、幻、うつつの混濁、そのものを・・・

ただただ、しかと、観よ~!


と、だけ、言っておく。



以上。




付記:この日午後2時48分頃、

石巻で、震度5強の地震が発生。

夜中の帰宅時まで、気付かなかった・・・。




シネマ旅人が行く「見舞」

2013-05-09 23:40:00 | 演劇
三味線屋の、おどろき。



・・・え、天海祐希が、

舞台公演の期間中に、倒れた・・・?

心筋梗塞で・・・?


映画「必殺!三味線屋勇次」に、やられ役で出てた、

初日の舞台挨拶で、「ほんとは、仕事人役やりたかったんです!」って言ってた、

あの、天海祐希さんかい・・・?


まさか・・・。

ちょっと、そういうので倒れるイメ-ジ、ないよな。


軽度、って言ってるけど、大丈夫かな。

場合によっては、血管のバイパス手術とか、するんだろうか?


とにかく、くれぐれも無理はせず、

まずはちゃんと、治して。

ほんと、お大事に・・・な。


カムバック、待ってるぜ。



以上。




竜の、付記:5月10日(金)


・・・何っ、ゴ-オンシルバー女史も、

公演後に、急病・・・!

何か、続くなあ・・・こういうのが。

治療に専念して、どうぞ、お大事に。








春、望郷の時間旅

2013-03-03 19:10:00 | 演劇
小五郎の、日記。


閏(うるう)無く、2月の節分に続き、

3月のひな祭り本番も、日曜になった、今年。


さてこの日は、かねてより席を取ってあった、舞台劇の日・・・。


昼の12時より開演、劇場は、中野・MOMO。

かなり以前、<カレー秘宝館>を観に行った、

インド・カレー店から、すぐ先の所である。


劇団は・・・<VIVID COLOR>。

そう、あの上野オークラPR・常連組。

AV・ピンク方面中心の、女優集団が、またも参上。


出しものの、タイトルは、

「Pink Punk Pamper ~ピンクパンクパンパー~」。

語呂はいい、が、内容がさっぱりわからない、謎めいたタイトル。


芝居が、始まった。


何と、小学5年生の少年役が、日高ゆりあ。

弟が生まれてから、両親が相手をしてくれない、とすねている、男の子。

そのゴネゴネぶりが、けたたましくも、ほほえましい。


そして、大半の登場人物(?)が、

小学生か、父兄か、妖怪か・・・で、あった。

少年一人にだけ、ある理由で、

妖怪たちの姿が見え、声が、聴こえてきていた・・・。


そう、ここは、小学生が中心の、放課後の世界なのだ。


そこで、クラスメイトらしき少女が、

名もなき下級妖怪に、さらわれて、

行方不明になる事件、発生。

それを少年が、助け出しに行こうと、準備を始める・・・。


連れ去りを指示し、少女を妖怪の世界に閉じ込めた、

主犯の上級妖怪は、少女に、

「ここにずっと居れば、不老不死になれる」と、誘うのだが・・・。


おままごとが初体験という、子ども達の、

ユーモラスな、慌てぶり。

臆病でユーモラスな、妖怪たち、

人間から転生した、森光子(!?)などが、

ドタバタと、はじけ飛ぶ中・・・。


結城リナ扮する、<妖怪パンパース>(!)の、

極端なる二面性道化が、力強くて、笑わせる・・・!

勿論、定番の歌も、しっかと披露。


ひとり大人っぽい、妖怪姫<おさき>役・若林美保も、いい。

暗闇で、赤い縄を扱う姿は、

お子様の世界にはあまり、見かけなさそうで・・・。


笑わせながら、ちょっぴり泣かせる、

ひとときの、子ども時代への、タイムスリップ。

ああいうもんだよね、あの頃って。

われらの時代になかったのは、シャアとDS、だけど・・・。


実に面白い、イイ気分に、なれたのだった。


この日は、もう一箇所、行くところが、あった・・・。


つづく。

おくられて、見送って・・・

2012-10-05 20:39:00 | 演劇
主水日記。



10月5日・金曜。


また・・・おくりびと。


俳優・大滝秀治、2日、逝去の報。


享年、87歳。


小生にとっては、「特捜最前線」の、船村刑事役。

逆風の中、傘をさしているOPの姿が、忘れられない。

捜査中に、幽霊を見た?回が、なぜか、浮かぶ・・・。


遺作の映画「あなたへ」、未見・・・。

TVの予告編から、大分やつれたな、とは思っていたのだが。


劇団・民芸の名優として、

映画・TVドラマに、キンチョ-ルのCMに・・・と、

功績、多大。



大人向けのドラマ・映画を観ると、

ほぼ必ず、重鎮的に、出ていた人。

世間的にはまず、「北の国から」の町の人、あたりかな・・・と。



寅さん映画に、市井の人で、出ることもあったが。

僧侶・法律家・代議士などのベテラン役が、かなり多かった気がする。

あ、「犬神家の一族」映画化では2回、神主もやってたな・・・。



関根勤・坂本頼光らにより、よく物真似される位、

存在感がはっきりした、人だった。

あれらの物真似は、もう、日本の伝承芸にすべきだろう。

後世、知らない人にも、あれは誰なの?って言われそうだ。



静かなる、大往生、というべきか。


合掌・・・。


   

以上。