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仕事人、朗々と歌う

2014-06-28 11:50:00 | 演劇
TV・映画界、おくりびと。



俳優・斎藤晴彦、

27日未明頃、

73歳で、急死・・・の報。

詳細は目下、不明。



えっ、あの、

ずっと前に「題名のない音楽会」(テレ朝系)などで、

超人的早口で、新聞読みながら、

クラシックの曲に、時事ネタの歌詞付けて、勢いよく歌ってた、

ミュージカルな人・・・?!


風俗の<トルコ>が抗議あって、

<ソープランド>に呼び名、変わった頃のだった。 

あの朗読歌唱、すごく、面白かったんだよね~。


そういえば最近、TVではあまり、お見かけしなかったような・・・。

舞台活動は、バリバリ、現役だったそうだが。


そうか、もう観れないのか。

観ておきたかった。

残念だ・・・。

誰か、あの朗読歌唱芸、継いでほしい。



合掌。



以上。




スケバルマンリオス(II)「サタデーの幻夢」

2014-05-25 08:40:00 | 演劇
ガルスの、日記。


5月24日・土曜。


午後、足ならしの、都内各所散策。

ここしばらく、山手線西側の映画街に、あまり行けていなかった。


新宿や渋谷、吉祥寺にも、久方ぶりに、寄ってみた。

相変わらず、にぎやかな、街々よ・・・。


京王本線が、府中での事故で一時、ストップしていたが、

井の頭線は動いていたので、渋谷から乗った。


吉祥寺・バウスシアターは、

残念だが、あと一週間で、閉館する・・・。


案の定、土日のスクリーン1・2、洋画再映特集は、

すでに、満員の札止め状態。

勿論、「ロッキー・ホラー・ショー」なども、いっぱい。

受付に、黄色い<満員>お札が、複数貼ってあった・・・。

空いているのは、スクリーン3の、ウディ・アレン監督新作くらいで。


かろうじて数名、立ち見の人達を、入れていたが。

今、座席なしで、2時間近くの立ち見は、

正直、体調的にかなり、きついのだ・・・。

表の写真撮影のみで断念、引き上げることにした。


よって本日は、再び渋谷経由で、

夕方5時半頃、三軒茶屋・西太子堂に、向かう。


さすらいの仮設舞台公演・<水族館劇場>が、来ているのだ・・・。


2年連続、あの見世物小屋的・時空超越芝居が、

東京に、やってきた。

住宅街の奥の神社に、今年もノボリが、見える。

境内の、木々の間を縫うように、

見事なやぐらが、組まれている。


こちらは幸い、5時頃には当日券が、まだあった。

出し物のお題は、洋画から拝借の・・・

「Ninfa 嘆きの天使」。


亀有名画座時代の知人達と、

しばし歓談しつつ、待つ。


夜7時より、例によって、

そこらへんから何となく、俳優・女優達が現れて、

導入部の芝居が、始まった・・・。

ちょっとした大道芸も、見せてくれる。

そして、入場誘導開始。


以後、きわめて至福の時間が、続いたのだった・・・。


昭和30年代頃の、冬の津軽、網走、

集団就職・貧困少年少女・謎の黒衣女性、

アイヌ・移民・からゆきさん・海女ちゃん、

ふくろう・毛皮猟師・サーカス・病院・映画館、

旧ソ連・沈船・冷水(!)等が、からみあう。


不可思議な時間旅行を続ける、さすらい時間旅行者達の、

混迷だらけ、突き抜けたスペクタクル世界が、展開。


いい夢も、悪夢も呑み込んで、

どこか、懐かしいような。

まさに、刺激的・・・幻夢。


がちがちの社会派演劇ではなく、

ちゃんとエンタメ芝居に、なっているのが、

とても・・・いい。



今回は、台詞中で突如、

「誰かさんの、台本が遅くて、困る!」

「俺も被害者だ!」等の言葉が連発され、

ファンの爆笑を、誘っていた。


上演期間中もなお、台本を、書き換え続けている模様・・・。

最終日までには、又、当初とは違った芝居に、なってくるのだろうか。

ゲストの通称・玉ちゃんの、高齢もあって、

今の形での舞台は、いつまで、観れることか・・・?と。


舞台は、生もの。

そこが大いなる、魅力、迫力・・・。

だから、来てしまう。

この場に居れた事を、嬉しく思い出すだろう。当分。


6月初めまで、上演中。



以上。




中秋・迫真の予感

2013-09-27 22:56:00 | 演劇
壱の、日記。


9月27日・金曜。


昼飯時、NHK地上波放送の「BSコンシェルジュ」で、

「怪奇大作戦」・新作シリーズ(リーダー役が原田美枝子)、予告・紹介編あり。

10月にBSで4本程、放送をやるらしい。


・・・え、演出に、どこかで見た名前が・・・!

「G」・「ウルトラゾーン」の田口清隆監督と、

「モル」・「タカダワタル的」のタナダユキ監督。

これはまた、反応が、楽しみな事である。


さて、今宵は仕事帰りに、

丸ノ内線・新宿御苑前駅下車、

新宿シアターサンモールへ。

当日券・3500円。


舞台「二代目はクリスチャン」・Bチーム版を、拝見、堪能す。


・・・あれ、なんだなんだ、筋が映画と、だいぶ違ってるぞ~!

と、舞台版は初めての小生めは、のけぞったが。


むちゃくちゃに、強引な設定、

抗争・差別・屈折・大嵐・悲恋のドラマ。


これじゃあ、神戸、洪水でめちゃくちゃに、なるじゃんか~!

お前ら、敵も味方も、どさぐさで殺し合い、してる場合かよ~!

今、洪水止めるのが、無理ならば、

勝負は置いといて、

まず神戸市民を守って、避難の手伝い、させろよ~っ!!!


と、ちょっとそこらが、すご~く、気になっていた・・・。


(誰か、帰りマン呼べ~!バリヤー張らせろ~!・・・スケバルマン・ジェイの声)

(キングジョーは、呼ぶなよ~!・・・サガラセブンの声)


きびきび、メリハリ、長台詞と怒号、飛び交う中で、

突然入る、おやじギャグや、

シスター・坊主らしい珍解釈(木魚はつぼ!)、

80・90年代風の曲に乗せた、

美しい、ミュージカル・シーンの、数々・・・!

たしかにこれは、つかこうへい原作らしい、舞台だよなあ・・・と、納得。


主演の高畠麻由、すばらしい。


ぶりっ子のときと、

タンカ切るときのギャップが、物凄い事に・・・!

笑わされつつも、ど迫力。

つか舞台のヒロインにふさわしい、大活躍。

殺陣も素早く、お見事。


この、むちゃくちゃな設定の下で、

よくぞ、なりきった・・・。

輝いたね。


今後とも健闘を、祈る。



以上。

初秋・決闘の予感

2013-09-15 00:34:00 | 演劇
旅人、覚書。


9月14日・土曜、午後。


台風接近・上陸の可能性あり、の予報が出ているのだが、

今のところ、雨も風も、まったく無く、

嵐の前の静けさ、といったところ。

 

午後3時より、渋谷クイントにて、

お待ちかねの、PFF初日に、参加。


特撮監督・ハリーハウゼン追悼上映、

「シンドバット七回目の航海」。

ノーゲストなので、お客の入りは、いまいち・・・空席が、多い。

特撮通人風の男性客層が、目立っていた。



主人公と魔術師が、腹の探り合いをしながら、

対決する筋に、はらはら。


巨獣や鳥、骸骨の、

かちゃかちゃ、もにゃもにゃした動きが、じつに面白い。

ダイナメーション、と呼ばれるやつ。

小美人や、ランプの精のシーンも、楽しい。

ランプ内の文字が、アラビア語ではないのも、ご愛敬・・・?


TVの「西遊記」などに、とてもわくわくした、

あの時代を、思い出した・・・。


18日(水曜)にもハリーハウゼン作品、2本やるので、

時間のある方はぜひ、スクリーンの大写しで、

1本でも、体験してみてほしい・・・。



夜6時前、京浜急行線・梅屋敷駅より徒歩、西蒲田へ。

若干の小雨が、ぱらついてきた・・・。


時代劇舞台、「人斬りノ心得」。

萩原俊一氏が、出演中。


かなりの盛況、混雑だったが、

なんとか、キャンセル待ちで、当日券があったので、観れた。

知人も数名、手伝いや観客で、来ていた。



暗殺剣を商売に、代々継いできた、とある一門。

しかし時は幕末、大政奉還で、

暗殺剣の需要は、すでに激減。

最後の弟子は、師匠の娘、女剣士。


隠し財宝の行方がてら、

見知らぬ兄弟子たちを見つけて、

後始末で、消せ!と、命ぜられ、

とある街へと、探しに来る、女剣士。

一見、陽気だが、からむと痛い目を見る、使い手。


そこは、代官や同心の力が、

まだ残っている時期の、上州の宿場町。


因縁ある悪い奴らに、リベンジに来た、

ワルくて強い素浪人が、この世界の、主役。

渋い男っぷりと、悪知恵と、剣豪ぶりを、見せつける。


町でずっと、差別的にボコられていた、下働きの混血女子が、

よせばいいのに、そのワルな素浪人に、弟子入り。

対戦時の心得を、痛い思いをしながら、学んでゆく。


この、にわか女剣士の心情が、表に出始めて、

腕の上達とともに、

さらに激しく、変化してゆくのが、一つの見どころ・・・。

(この女優、特に見事!の声、あり。)


やがて、かの素浪人は、町を実質的に、乗っ取り始め、

彼を倒さんとして、さまざまな刺客が、襲ってくる。


誰と誰が、恐怖の兄弟子やら、闇稼業やら・・・?

各人、性格の変貌ぶりが、コワい・・・!

油断ならぬ。


不安を、町に巻き散らしつつ、

ついに一同、大乱闘。

生き残った者達の、最後の決闘が、始まった・・・!


ウエスタン調・ハードボイルド、サバイバル。

男っぽい、シビレる筋に、

はらはらさせられつつ、引っ張られる。

時代劇ファンのツボを押さえた、面白さ。


合間に、漫才的対話や、

<必殺>のお馴染み技も、しっかり出てきて、

ネタの豊かさ、思わず、ほくそ笑む。

(あれれ、バチじゃ、ないのね・・・!の声も。)

萩原氏は、市井の人や、

刺客、素浪人の仲間など、兼務役で活躍。


時代劇の醍醐味、たっぷり堪能した、夜であった。

うん、観れて本当に、良かった。感謝。



さて、明日の台風、

交通が、どうなるのか・・・?

今宵は早めに、引き上げるとしよう。



以上。

初秋・ダブルの予感

2013-09-07 23:57:00 | 演劇
はぐれ仕事人・弐の、日記。


9月7日・土曜。



土日の天気は曇りがち、雨の心配もあるのだが、

こちらでは、素晴らしく充実した、週末を過ごしている。


華のある舞台というのは、何にもまして、いいものである。

しかも、今日は午後、若干の余裕ができたため、2ヵ所である・・・!


14時前、 山手線・大塚駅近くの、南大塚ホール。


<劇団3number>公演、「パパってば!」。

作・演出、たかはC。

創木希美女史が、出演するというので、寄ってみた。

この日も幸いにして、当日券が、あった。

4500円。


ちょっと、驚いたのは、

出演者の中に、<ザ・たっち>が、いた事。

双子のコンビが、なぜ、ここに・・・?


舞台はワンセット、ウェディング・レストランと住居部屋。

ここで起こる、約3日間、さまざまの人々が出入りする、

すれ違いだらけの、珍騒動を描く。


反応、きわめて良し。

ファミリー向けにも安心、

ひたすら明朗、軽快、楽しい芝居。



創木女史は、ここの陽気な、オ-ナ-役。

やや頼りない感じの、若い男性を、仕事場にねじ込む。

2人の感覚の、たわいもないズレが、微笑ましく、ユーモラス。


ザ・たっちの二人は、

ホール内のバーテンダーと、なんでもやる課(?)の裏方課長役。

手品、マジックの話が出た時点で、

「あれ、やるな・・・」と思ったことを、

しっかと、やっていた。

笑える・・・。



新宿経由で、移動、しばし散策。


18時前より、下落合・TACCS1179。

<VIVID COLOR>公演、vol.7・「poe-M」。

こちらは、予約をとってあった。


例によって、タイトルからは、内容が分からないのだが。

これは、作家・江戸川乱歩が生んだ、明智小五郎と<少年探偵団>、

そのライバル役たる、<二十面相>誕生の謎をめぐる、解明劇。


かつて、日テレ版ドラマ「少年探偵団」(通称・BD7)を観ている。

図書館で、原作シリーズも一通り、読んでいる。

興味津々で、観た。


大正期の過去と、昭和期の時制が、交互に描かれ、

踊り子達が多数、登場。

ある女性の依頼により、

人気小説「少年探偵団」の、再現芝居のドタバタが始まり、

登場人物の、モデルになったとおぼしき、

人物達の謎に、一同は徐々に、迫ってゆく・・・。


座長・日高ゆりあが、小林少年のモデル?らしき、

素直じゃないけど、心情が透けて見えてくる、浮浪ッ子役。

やっぱり、こういう役が、似合う。


予期した通り、結城リナの男役、好演が際立っていた。

いかにも男っぽい、ナンパ野郎風な青年役。

居場所のない孤独感と、やけっぱちな言動が、

迫ってきて、泣かせてくれる・・・。


青年を世話している、踊り子の頭役・若林美保が、

安定感ある、存在に。

和服姿で、岩下志麻のように、見えたのだった・・・。



芝居がハネた後、ラピュタ阿佐ヶ谷・レイトショーへ。

「毒婦お伝と首斬り浅」を観て、帰る。

(これ観るの、相当、久しぶり・・・!の声)


1977年・東映京都・カラー・62分。

「玉割り人ゆき」から、東映エログロ時代劇路線、

TVの「影の軍団」などで活躍した、牧口雄二監督作品。


この人の、映画イメージとしては珍しく、

半分ドタバタ・コメディー・タッチの、反骨逃亡劇。


明治元年、関東の賭場で、借金のカタにされかけた女・お伝が、

用心棒稼業の武士(伊吹吾郎)に救われ、逃亡。


お伝は、ローカルでうじゃじゃけてる、若き男女と、

四人組になって、意気投合。

御一新後の東京を皮切りに、馬車で逃亡しつつ、

泥棒・強盗・好色の限りをつくして、

各地で警察相手に、犯行を繰り返す。


ひょんな偶然から、とんだ喜劇になり、

場内ゲラゲラの、シーンも。


しかし、楽しい時は、そうそう続かない。

ついに、仲間が死亡、捕まる時が来た・・・!

そこに、運命の人が・・・。


ドジな警官役で、汐路章と川谷拓三が、目立って登場。

日本版ボニー&クライド、ともいうべき、

テンポも愉快、痛快な、

やがて、哀しき・・・。

走り抜ける、名作。



以上。