
今回の万博は、その後にIRの開設を目論んでいて、その為に大阪メトロ中央線などを整備したという感じがしている。しかし、大地震などこなくても、台風が直撃しなくても、電気系統の故障であれ、事故であれ、会場への人の移動の主要動脈となっている電車が止まった場合、大勢の帰宅困難者が出ることは予め予想出来たはずであっただろう。大会運営委員会は寄せ集めの組織であり、予てから、その無責任体制について問題が指摘されていたが、今回の事でも、それが明らかになった。夜になっても暑くて湿度の高い中、会場内で野宿したり、来ない電車を待って行列を作った帰宅困難者のうちの複数の人が熱中症で倒れたりしたのも頷けることであった。非常時に備えた体制や、帰宅困難者への別の交通手段を用意してなかったのは大いに問題があっただろう。
最近、とみにトリッキーな言動を増している元大阪府知事などが、安倍氏と会食している時に出したアイデアが元で、万博やIRの開設が決まったと聞く、吉村知事が謝罪のコメントを出していたが、むしろ、問題の源を作って、一早く、政界から引退してしまった元大阪府知事の責任はどうなんだろうか。これだから、維新の支持率は落ちているのだろう。
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