暖簾は、元々は屋内に直接、風や光が入るのを防いだり、
寒さよけとして使われていたのれん。
そして戦前は、ごはん屋さんや居酒屋さんでお客さんが出て行く時に、
肴をつまんで汚れた手をちょっと「暖簾」で拭いていく、そんな習慣もあり、
「のれんが汚れているほど繁盛しているお店」という目安にもなっていたとか。
今では、閉店になるとまずのれんを片付けるので、のれんが出ていると
「営業中」という合図にもなっていますね。
暖簾の色使いは、ある程度業種によって約束事があったようです。
例えば手堅さを重んじるような商家は紺色や藍色、お菓子屋や薬屋は白色、
といった風に。
写真の暖簾は福岡県うきは市浮羽町流川にある、
GALLERY & CAFE BUDO NO TANE の中にある、
和菓子の葡萄屋さんの暖簾です。
今は、季節の和菓子「ふ(麩)まんじゅう」もGoodでした。
SIGMA DP2s
写真をクリックして大きくして見て下さい。
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