Living with わんこ&にゃんこ ★しっぽのはえた天使達

ひなたが虹の橋を渡り、現在は裕次郎とあかりとの生活が進行中です。
思い出話や今の事、徒然に犬猫バカ日記を綴ります。

■ さくらのドッグドック 

2007年03月13日 01時03分55秒 | 老犬さくらとのつれづれ日記
先週末、さくらがドッグドックを受診しました。
採血に始まり、エコー検査やレントゲン検査を行い、さくらの関節がかなり悪いことがわかりました。
もともと股間節形成不全で子犬のとき、とある動物病院へ相談したら、この子はだめですと、冷たくあしらわれ(この病院にはそれ以来行っていません)、その後他の先生のもと、カルシウムと適度な運動、体重コントロールで12歳の現在まで、なんとか後ろ足は持ってくれてはいるのですが、最近びっこをひくようになり、ドッグドックをうけることになったのですが、前足の関節炎はかなりひどいものでした。
口の中のできものは腫瘍じゃなくて、おできってわかってほっとしましたが、背骨の変形も一部みられて、前足にいたっては、一部骨が透けて写っており、ももこの骨折した足のレントゲンに似ていました。
まさかこのこまで、骨肉腫!?と目の前がまっくらになりましたが、まだ断定できるほどではないので、経過をみていくことになりました。
階段の上り下りも禁止です。
これからは、老犬らしくエレベーターで移動です。
ここ数ヶ月どうしてもももこ優先で、さくらのケアがおろそかになっていたことは否めません。
さくらにはちょっとがまんしてもらわなくてはいけないけど、今後のことを考えて、体重を4キロほどおとすことにしました。
決してさくらは太ってはいませんが、先生に相談した結果、さくらの足の状態だとあばらが見ためにわかる状態まで絞ったほうがいいということでした。
食べるのがなにより好きなさくら、とりあえずご飯は4分の3になっちゃうけど、もう少し暖かくなったら、お父ちゃんと海で遊んで、運動してダイエットしようね。
ももこみたいに甘え上手じゃないから、損をしがちだったけど、これから色んなところへいっしょに出かけようね。
免疫力を強化して、がんの疑いなんか吹き飛ばそうね。

■ももこのいない生活

2007年03月12日 23時51分04秒 | 思い出
3/4(日)にももこを近くに見つけたペット専用霊園で火葬しました。
ももこを最後の最後まで見送ることが出来るところで、お別れの時間も作っていただけました。
2時間かけてももこはゆっくり空へ帰っていきました。
大変暖かな日で、ももことさくらと主人と私で最後に行った海への散歩の日を思い出しました。
ついこの前のことなのに、ももこはもういません。

ももこを空へ帰す前に、私はももこのしっぽの長い毛をお守り代わりにもらいました。いつもなら捨てていたブラッシングでぬけた下毛も大事に集めました。

小さくなったももこは、骨肉腫に犯されていた部分は足の部分だけで、その他の骨はとてもりっぱなものでした。
つめも歯もきれいに残り、私はその1つ1つを骨壷に収めるごとに、少しだけ落ち着くことができました。ほんの少しですけどね。
(その前までは、ももこの話をするたびに主人と二人でわんわんと大泣きでした。)

でもその晩、さくらのごはんの用意をしようとして、無意識に2つごはんの用意をしてしまい、改めて12年という年月の重さを感じました。

ももこが旅立って、1週間以上たちました。
少しづつももこのものが我が家からなくなりつつあります。
ももこの白い毛も、掃除をするごとに掃除機に集まらなくなってきています。
一日一回の掃除機かけでは、とても間に合わなかったのに・・・ね。

初七日を過ぎても、カレンダーを見ては、あー●日前には、ももこがいてこんなことしたとかあんなことしたとか、気がつくと考えています。
遺骨を自宅においたままにしておくと、きっとずっとこんな調子でわたしも主人もめそめそしていそうなので、四十九日を過ぎたら、納骨して区切りをつけようと思います。

家がとても広く感じます。
介護がなくなり、時間の使い方に困ります。
ドッグフードとおやつがなかなか減りません。
突然、悲しみに襲われます。
無意識に白い大きな姿を探してしまいます。
散歩前に興奮して、子犬のように飛び跳ねて喜んでいた姿、
お父ちゃんの脱ぎたてソックスが大好きでくちゅくちゅしていた姿、
ねーねーもっととおねだりする前足パンチ、
もっともっと見ていたかったよ。
昨日洗おうと思ったカーディガンに、ももこの匂いがついていて、
洗えなかったよ。

ももこのいない生活に、まだまだ慣れません。
そして慣れていくことが、また悲しいです。

■「虹の橋」と「雨降り地区」

2007年03月03日 15時43分29秒 | 思い出
主人がももこの最後の瞬間にたちあえなかったことを、とても気に病んでいます。
そんな主人にこの詩を読むことを勧めました。
まだまだももこを「雨降り地区」から出してあげることは、出来ないようです。

すでに多くのサイトで紹介されていますが、いつでもすぐ読めるように、こちらにも転記させていただきました。

≪虹の橋≫
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、
みんな暖かくて幸せなのです。

病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。
…まるで過ぎた日の夢のように。

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさのこと…。

動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。

幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです…。

けれど、動物たちの中には、様子の違う子もいます。
打ちのめされ、飢え、苦しみ、
誰にも愛されることのなかった子たちです。
仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、
橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。
この子たちには、特別な誰かさんなどいないのです。
地上にある間、そんな人は現れなかったのです。

でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、
誰かが立っているのに気づきます。
その人は、そこに繰り広げられる再会を、
うらやましげに眺めているのです。
生きている間、彼は動物と暮したことがありませんでした。
そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、
誰にも愛されなかったのです。

ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。
どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。

そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、
そこに奇跡が生まれるのです。
そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。
地上では巡りあうことができなかった、
特別な誰かさんと、その愛する友として。

今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、
苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。

彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。

こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、
「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシトと冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、
悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、
特別な誰かさんの流す涙なのです。

大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、
仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。
ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも…。

でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、
出て行かない子達もいるのです。

地上に残して来てしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、
とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、
同じ悲しみに凍えているのです。

死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、
あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。
地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、
「虹の橋」を創りあげているです。

ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。
彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。
そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。

命の儚さと愛しさを。
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。

その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。

思い出してください。

動物達が残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。

それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。

信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから…。


作者不詳
開業獣医の独り言より転記



■バイバイ また会おうね

2007年03月01日 23時40分01秒 | 老犬介護
花に囲まれて・・・

今朝、ももこが虹の橋のたもとへ一人で行ってしまいました。
容態が悪化してからわずか半日でした。
主人がそばにいなかったほんの数分の間に、たった一人で行ってしまいました。

昨日の午前中までは体を何とか起こして、好きなものは食べたり、お水もなんとか飲んでいたのに、夕方に容態が悪化しました。
主人は昨晩はももこといっしょにずっと過ごしました。
大好きなお父ちゃんのそばなのに、いつもなら安心してゆっくり眠れるのに、ももこはまばたきもせず、歯を食いしばって荒い息をしていました。

最後の食べ物は昨晩お父ちゃんからもらった焼鳥でした。
最後のお水は私が今朝スポイトであげました。

苦しかったんだね、肺のレントゲンに写らなかったけど、息をするのがつらかったね。心臓がばくばくいってたね。
ももこが遠くへ行ってしまうのはとても悲しいことでだけど、もう今は痛くないね。ゆっくり休めるね、ももこ。

ももこは最後までとてもいい子でした。

大好きなお父ちゃんが昼間ももこといっしょにいる日を選んだかのように旅立ちました。
私が仕事に復帰した日に、まるでもともと決めていたかのように行ってしまいました。
もっとわがまましてよかったのに・・・
週末に主人の手作りの台車にももこを乗せて海に行こうと思ってたのに・・・

虹の橋のたもとで、ももこは笑っているでしょう。大きなしっぽをぶんぶんふっているでしょう。

ももこ、今までありがとう。
バイバイ。今はゆっくり休んでね、もう痛みをがまんすることはないんだよ。
そして、また会おうね。