六月も半分以上過ぎて庭の風景にも
季節の移ろいを色濃く感じるこの頃。
庭に生息する虫たちもずいぶん増えた。
今日は台風に備えてパーゴラに
斜めの支柱を仮設していると、
縞々模様のパンツを履いたオニグモに出合った。
私はこのクモを見ると子供の頃を思い出す。
それは私の兄がまだ小学生だった頃、
兄は野に出てオニグモを採集しては
母の花畑に放していた。
クモの採集は二股の木の枝を使って
クモの巣網まるごと掬い取って採集していた。
花畑は芸術的と云える造形美のクモの巣網が
花の数に負けないほど沢山張られていた。
そして兄はイナゴやバッタを捕まえて
クモの巣網に投げ込んでいた。
投げ込まれた餌が巣網にかかると
クモは一目散に餌に飛びかかり、
獲物を自身の糸でグルグル巻きにしていた。
私も兄の餌採りに一緒になって
餌のバッタを捕まえたものだ。
兄に飼われたオニグモはソラ豆ほどの
巨大なクモに育っていた。
それは自然界で昆虫を捕食するクモでは
見られない丸々とした大きさだった。
私が子供の頃に比べるとオニグモも数が少なくなった。
餌になるバッタだって激減した。
それは人間が効率よく害虫退治をするために
農薬を使い出したからだろう。
生態系が変わってしまった今、
昔を懐古すると生活様式も価値観も
何もかも変わってしまったと思える。
当時は何もかもが不自由な時代だったけれど
私には古き良き時代だったと思えてならない。
夜になると窓にヤモリが出現する。
明かりが窓から漏れるので虫たちが集まる。
それをヤモリが補食するために現れるのだ。
夏になると毎年見られるわが家の風物詩である。
田舎に住んでいるとこんな自然が
生活の中に溶け込んで同居している。
バラの済んだわが家の庭で
いま誇れるものはカシワバアジサイぐらいだろう。
円錐形の大きな花房と褐色がかった葉っぱは美しい。
花は遠くから見て良し、近くで見て良し、
所謂八方美人と形容するのがぴったりな感じである。
葉っぱだって濃いミドリが多い庭にあって
一風変わった褐色の葉は庭にアクセントを添えてくれる。
山陰大山夏山開きの恒例行事に行った時、
ヤマボウシが参道の彼方此方に咲いていた。
そんな事もあって
ヤマボウシにも六月の風物詩を感じる。
陽のあたり方によって黒く見えるタチアオイの花。
昔からある花で宿根草であるため、
毎年同じところでこの花を見ることがある。
私の背丈ほどまで伸びた花を立ち目線で撮影した。
昨日も登場したロベリア。
今日は集合状態の姿を撮影した。
そよ風に揺れる姿がとても優雅。
フウロソウ?(自信ない)
ポトスの蕾も上がってきた。
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