米ドル円、１０６台入り。
「参考、予想レンジ高値かるく突破」１０６ミドルまで行くか
ユーロ円、１６時すぎ１６３乗せから１６４へ向かう。
豪ドル円、１６時すぎ１０１台。
米ドル円 6/5 予想レンジ 104.70-105.60
昨日のドル・円は欧州株価や米株価先物指数の下落などでドル・円もつれ安となったが、その後は米経済指標や米株式が上昇したことに加え、バーナンキ米FRB議長の発言で上昇する格好となった。本日の日中には本邦の経済指標や豪4月貿易収支などが予定されているものの注目度が低い為、株価連動の展開が予想される。その後、欧州時間に入ると英BOE政策金利発表やユーロ圏欧州中銀金融政策発表が控えており、英欧ともに金利の据え置きが予想されているが、発表後の各中銀の声明などには注視したいところだ。また、加5月Ivey購買部協会指数の市場予想は前回を上回った内容となっているが、同指標は数値が振れやすいため、結果によってはカナダドル・円が動意づくことも考えられるので注意したい。
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(6/5)ドル：欧州株の軟調推移を受けて104.55円付近までじり安となっていたものの、米ADP雇用統計が前月比+4.0万人と予想の同-3.0万人を大幅に上回ったことを受けて、今週金曜日の米雇用統計に対する上振れ期待が強まったことを背景に105円台を回復。また、米ISM非製造業景況指数も51.7と予想の51.0を上回る堅調な結果となったことから、一時的に105.30円付近まで続伸。その後、米格付け会社ムーディーズが米モノライン大手MBIAとアムバックの格付けを引き下げる方向で見直し」と発表したことを受けて信用不安が高まったことを背景に、NYダウは上げ幅を縮小しドル/円も104.85円付近まで反落。しかし、バーナンキFRB議長が「インフレ率はFRBの適正水準を明確に上回る。物価の安定がFRBの最優先事項」とインフレ懸念を示すタカ派的な発言をしたこと受けて、米年内の利上げ観測が高まったことから105.30円付近へと反発した。信用不安はなおくすぶるものの
、現時点では極端なリスク許容度の低下にはつながっておらず、3月のような円の独歩高は考えにくいだろう。バーナンキFRB議長の発言を受けて米市場金利は上昇し米金利先高感が高まっている一方で、NY原油先物が大幅続落するなど、ドルを取り巻く環境も好転しつつある。本日も104円台中盤では底堅く推移するだろう。
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