僧侶が発酵中のワインを、誤って瓶詰めしたのがシャンパンの第一号作品だった?らしい。
その僧侶の名前はドン・ベリニョン。かの有名なシャンパンの名前の由来はここから来ている。洒落てるなぁ……。
日本酒が今の様な透明になったのもそんな由来がある。
江戸時代……逆恨みして酒蔵を辞めて行った奴が、最後の意趣返しにかまどの灰を樽の中に投げ込んだのが最初らしい。
白く濁っていた酒は見事に透明に変わっていた。
事の初めはそんなモノかも知れない。
段々ウンチクが始まり、それが時間と共に権威となっていく流れ……。
家柄自慢のアホも……その家の真実を辿れば先祖の中に泥棒を発見してりなんかして……。
ドン・ベリニョン君の間違いもさることながら……その失敗作を飲んで、こりゃイケる! と閃いた奴が凄いと思う。
今じゃ、シャンパーニュ地方以外のモノはシャンパンとは名乗らせないけんね!……と権威を振り回してる。
食文化の発祥の物語はこの様な『失敗を起源』とするものが多いんだという。
『失敗に気付く事』と『失敗を検証する事』は素晴らしい世界に出会う切っ掛けとなるのだという良いお手本だと思う……。
コーラが出来たのも、バーテンがレシピを間違ったのが始まりだという。
その失敗が今じゃ……凄いおカネを稼いでいる。
観る角度によっては『失敗は捨てたモンじゃない!』って事である。
最近の「日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事