サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……沢山のポーズの下から垣間見える『楽』というキーワード

若い人のアルバイトから……いわゆる有名企業の幹部クラス、政治家、官僚etc…様々の職業に至る迄……、『何で?』とお口アングリとなる失態の尽くに透けて見えてくるのは『楽をする!』というキーワードである。

当然、皆が皆ではない。そうじゃなきゃ組織は続かない。あくまでもかなりの比率の人達が…と、そういう話です。

肉体を動かして働く飲食業界でのアルバイト達を支配しているのも『楽をする』である。
お皿を下げに行く回数を『同僚より極力少なくする』……だってお給料一緒だもの?!そんな哀しい価値観が、透けて見える。

そんな人間の出勤時間は、ギリギリあと1、2分で遅刻!といったあたりに盗塁かの如く滑り込んで来る。だって…お給料一緒だもの。働く時間は少ないほどお得でしょ?…と、そんな所だと思う。

徹頭徹尾……その、コンセプト?性根?で押し通す。
同じアルバイトでも15分早く出勤してくる人間もいる。仕事内でマカナイを食べさせてもらったり、休憩時間もふんだんにあるのたから?……勤勉派のその人は言ってくれたけど。

結果、店の掃除は何時もその人がやる羽目になる。ある時、滑り込んできた人間に同じ様に…その日二回目の掃除を命じた。もう?済んでるんじゃ?ときた。『君の分は未だだからね』とヤラせた。憤懣やるかたない!そんな風情で彼女は掃除を終えた……。

一方、神戸入管とか?様々の教育委員会に対して、何度も繰り返し申し入れしても適当な言を弄して調査したり、真実を明かそうとしない?
そんな『メンタルの面倒を省くこと』に強く固執する態度も頻繁に?というより日常的風景になってしまった感あり!…である。

これは『思考したり悩んだり』という頭脳労働を『面倒と直訳』して、何もしないで済む『楽をすること』を選択し続ける様というもはや、習い性?の領域である。

紐解けば、お受験信仰も……『将来、キレイで楽なお仕事』出来るよ…という『楽こそ命』的な価値観が根底にある。

やっとここに来て……急に精神性とか?生き甲斐とか?癒やし?とか自己肯定感?なんてことに光が当たり始めてる……。

ここ三十年?四十年の時間を費やして……『楽をして』人生を通り過ぎてしまうと『楽』は心をスカスカにして空にするのか?……なる遠大なる国民的実証実験の結果が出始めたからなんだろうと思う。

教員資格の免許を持つ大の大人が日々破廉恥働くし、教育委員会は人が死んでるのに、厚顔無恥で的ハズレのエクスキューズに終始する。

どうやら?『楽』という奴は……神経麻痺させる
麻薬だと認識せざるを得なくなった事実が出始めたのである。

この『楽麻薬』は短期では日常的な支障を来さない。中期、長期の長い時間の中でユックリと人の心を蝕んでいくという怖い性質を孕んでいる。ソコがついついと人を誘い込む入口となるんだと思う……。

楽麻薬の中毒患者の特徴は、日常的な会話は善良な笑顔満面で対応する。
しかし、責任ある問題の落ち度の話となれば、渋面で沈黙を通す。ま、簡単には認めない。

認めれば『楽じゃなくなる』からである。 
人が一人死んでる事実より優先される『楽』、その麻薬の凄まじい心の侵蝕具合がソコにある。

心ある人達はそんな人に怒りを向けてはならない。
先ずは……楽中毒患者でありこの人は病人なのだと認識することだ。

その上で……労りの心で以て、その人が垂れ流す横着の弊害を出来る限り軽減し、全体への悪影響を減らす事に専念するしかない……と思う。

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