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サンチョパンサの憂鬱

『週刊現代』広告(2)……水に落ちた犬を打て❗❗

安普請の正義、綺麗にメッキされた正義、……ポリコレマニア、自粛警察、不謹慎厨、ネット正義……世に溢れる正義だらけの国、ニッポン❗……。

水に溺れる犬在ればトコトン叩き……社会的死滅にまで至らせる善良、善人達の冷酷な心情の恐怖……。

水に落ちた犬は打つな❗……それが元々論語の言葉……。それを魯迅がひっくり返して使った。水に落ちた犬は打て❗と。

池田清彦早稲田大学名誉教授が『そうなり易い日本人論?』を書いていた。
かけ離れた上には背かない。刃向かわない。

しかし、自分より下に落ちたとなれば話は違う。
日頃のフラストレーションを頼りにトコトン叩くのである……と。


『広がる格差・固定化される身分』……それとこの国の『正義マニア』の蔓延は密接に関係している。

経済と皆が上を向いてた70年代80年代……『ちょいワルな人間』はむしろウケていたのを思い出す。
敗者を労り慮る『余裕』があったのである。

自分自身の上昇を諦めざるを得ない?世情なれば……短絡的に、『楽しみは人が転落する喜び』しかない?……となる。

アイドルやタレント、著名人が倫理を犯し人の知るところとなる。その件自体だけじゃなくその人の沢山の『余罪』を拾って来ては敗者をトコトン叩く……最近のワイドショー的文化。

画面を通して批判するMC、街頭インタビューを受ける市井の善人達。
一様に微熱を帯びた様な軽い興奮状態でひたすら批判に終始する。

不思議なことに……『叩かれる犬』より……糾弾しているその人達の報われない日頃のニュアンスが浮き絵のように漂い、画面から窺い知れるのである。

何度か書いたけど……『裸の王様』の素直な少年にならなければ❗と思う。
辛いを辛いと言い、寂しいを寂しいと言える人間である。

『俺もそれ位な悪徳を持ってるよ』と素直に言える人間にならなければ❗……。
自分が唱えてる正義で酸欠状態となり、自縄自縛のフラストレーション増産という悪循環が続く事になる。

生き辛いのは……溺れてる犬だけじゃなく、叩いてる人間達でもある。
まるで、子供が半泣きになりながら抗議してる様な表情になってる事に……是非気付いて貰いたいのである……。
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