[あらすじ]
ここは茨城県の下妻。見渡す限りの田んぼ(牛付き)というロケーションの中、桃子(深田恭子)はレースのパラソルにフリフリのロリータファッションで歩いていく。どこか冷めていて現実的な彼女も、好きなファッションにはどんな努力も厭わない!下妻から2時間半もかけて、某ロリータファッションブランドの本店・代官山のショップに通う桃子。しかし、買い物には先立つもの(お金!)が必要。そこで桃子は、父親がかつて商売していたブランド品のバッタ物に目を付けた。自宅に眠る大量のバッタ物を売りさばこうというキケンな賭けに出た桃子の前に、ひとりの買い手が現われる。それは桃子と同級生でバリバリのヤンキー・イチゴ(土屋アンナ)だった…。
すでに世間の口コミさえ無くなってきた今日この頃。ようやくDVDで見た。確かに面白いって話しは聞いてたし、中島哲也と言えば「私立探偵 濱マイク」。監督も監督なので見たくないと言えば嘘になる。とは思ってたけど、やっぱり深田恭子が微妙な気がして、どうにも手が出なかったこの一本。
見てみた。「普通に」と言ったら語弊があるけど、普通におもしろかった。これを面白く無いって言う人はあんま居ないと思う。正直に言うと、人にオススメしてしまうくらいおもしろかったです。(それを「すごく面白かった」と言う) 今までどうしても深田恭子の演技は上手いとは思えなかったんだけど、それを逆に地に近い形で役にはまらせてるというか、演技下手だなぁーと思うことが無かった。ロリロリな見た目にクールで淡々としたしゃべり口。土屋アンナも「茶の味」よりも数十倍濃いキャラだったし。設定が藪嶽野ばらっぽい(読んだこと無いけどイメージ)中で、ある意味王道に近い展開ではあるんだけど、後味さっぱりに元気までもらえるような映画です。「自分らしく生きるって?」てなテーマに、ポリシーやスタイルを貫き通す姿勢。そこに、あの笑いのセンス。コメディとしての笑いが押し付けがましくないっつーか、そこが良かった!脇役の濃いキャラが生きてるなぁ。荒川良々も生瀬も阿部サダヲも、個人的に好きな役者だし。篠原涼子も演技よかったなぁwww そしてアメリに近い空想世界へのトリップっぷりと、POPな画面の展開。
総合して見てみても、かなりの良作な邦画です。
この原作に対して思い入れのある人が見たら感想は違うかも。ついでに少女漫画がどうにも受けつけられない人が見てもおもしろくないかも。まあ、所詮人それぞれだとは思うけど、ロリータ文化もヤンキー文化もおもしろいと思ってる自分なので、ストーリーもベタベタにおもしろかったです。これで感情移入出来たらなお面白かったんだけど、キャラが濃すぎるので無理。矢沢心の演技が唯一心残りかなぁ。
何でか機会が多すぎたので、2週間のうちに3回も見てしまった(汗
まあテンポの良い映画なので、見始めると最後まで見ちゃうんだな。
受賞:ブルーリボン賞/新人賞(2004)
監督:中島哲也
出演者:深田恭子 、土屋アンナ 、宮迫博之 、
篠原涼子 、樹木希林 、阿部サダヲ 、岡田義徳 、
荒川良々 、小池栄子 、矢沢心 、生瀬勝久 、本田博太郎
2004年日本
ここは茨城県の下妻。見渡す限りの田んぼ(牛付き)というロケーションの中、桃子(深田恭子)はレースのパラソルにフリフリのロリータファッションで歩いていく。どこか冷めていて現実的な彼女も、好きなファッションにはどんな努力も厭わない!下妻から2時間半もかけて、某ロリータファッションブランドの本店・代官山のショップに通う桃子。しかし、買い物には先立つもの(お金!)が必要。そこで桃子は、父親がかつて商売していたブランド品のバッタ物に目を付けた。自宅に眠る大量のバッタ物を売りさばこうというキケンな賭けに出た桃子の前に、ひとりの買い手が現われる。それは桃子と同級生でバリバリのヤンキー・イチゴ(土屋アンナ)だった…。
すでに世間の口コミさえ無くなってきた今日この頃。ようやくDVDで見た。確かに面白いって話しは聞いてたし、中島哲也と言えば「私立探偵 濱マイク」。監督も監督なので見たくないと言えば嘘になる。とは思ってたけど、やっぱり深田恭子が微妙な気がして、どうにも手が出なかったこの一本。
見てみた。「普通に」と言ったら語弊があるけど、普通におもしろかった。これを面白く無いって言う人はあんま居ないと思う。正直に言うと、人にオススメしてしまうくらいおもしろかったです。(それを「すごく面白かった」と言う) 今までどうしても深田恭子の演技は上手いとは思えなかったんだけど、それを逆に地に近い形で役にはまらせてるというか、演技下手だなぁーと思うことが無かった。ロリロリな見た目にクールで淡々としたしゃべり口。土屋アンナも「茶の味」よりも数十倍濃いキャラだったし。設定が藪嶽野ばらっぽい(読んだこと無いけどイメージ)中で、ある意味王道に近い展開ではあるんだけど、後味さっぱりに元気までもらえるような映画です。「自分らしく生きるって?」てなテーマに、ポリシーやスタイルを貫き通す姿勢。そこに、あの笑いのセンス。コメディとしての笑いが押し付けがましくないっつーか、そこが良かった!脇役の濃いキャラが生きてるなぁ。荒川良々も生瀬も阿部サダヲも、個人的に好きな役者だし。篠原涼子も演技よかったなぁwww そしてアメリに近い空想世界へのトリップっぷりと、POPな画面の展開。
総合して見てみても、かなりの良作な邦画です。
この原作に対して思い入れのある人が見たら感想は違うかも。ついでに少女漫画がどうにも受けつけられない人が見てもおもしろくないかも。まあ、所詮人それぞれだとは思うけど、ロリータ文化もヤンキー文化もおもしろいと思ってる自分なので、ストーリーもベタベタにおもしろかったです。これで感情移入出来たらなお面白かったんだけど、キャラが濃すぎるので無理。矢沢心の演技が唯一心残りかなぁ。
何でか機会が多すぎたので、2週間のうちに3回も見てしまった(汗
まあテンポの良い映画なので、見始めると最後まで見ちゃうんだな。
受賞:ブルーリボン賞/新人賞(2004)
監督:中島哲也
出演者:深田恭子 、土屋アンナ 、宮迫博之 、
篠原涼子 、樹木希林 、阿部サダヲ 、岡田義徳 、
荒川良々 、小池栄子 、矢沢心 、生瀬勝久 、本田博太郎
2004年日本