100-8081 CINEMA

感想はあくまで参考ってことで。

蝋人形の館

2009-06-24 11:37:34 | ホラー・スプラッター
[あらすじ]フットボールの試合観戦にスタジアムへ向う途中のキャンプ場にて車を壊され、途方にくれた6人の男女は、近くの町アンプローズへとむかう・・。閑散として人影のないこの街で目に飛び込んできたのは、蝋人形館。館に封じ込められた恐怖が絶叫と共に明らかになる・・・


以下ネタバレ注意。


決してA級ホラーでは無いこの作品なんだけど、B級と思ってみるとかなりおもしろかったです。王道さもしっかり残しつつな感じで。脚本がしっかりしてるんだろうなぁ。

出だしから、悪臭漂うような気色悪い雰囲気で一気に現実から引き離されて、そしてあの街。最後まで見たらなんら違和感ないですね。あの流れも。

小手先の驚かしが無いのが好印象です。あとホラーとかスプラッターにありがちな、「何でこいつらそっちに逃げるの?」みたいなのにイライラさせられたりがあんまり無かったも良かった。行動が理にかなってる。

サイコな方々の猟奇的な殺人に巻き込まれていく中で、あまり笑えるとこってないんだけど、一つ言えばあの二人+αがどうしてああなったのかとかも冒頭で多少わかるけどもうちょっと深く知りたかったなぁ。

この映画の見所は最後の蝋の館が溶けていくとこ。扉をナイフでスーっと縦に切ってめくるとこなんて蝋じゃないと出来ない演出です。階段が溶けてったりとか。上手く出来てるなぁ。やっぱり蝋人形は基本気持ち悪いっす。


パリス・ヒルトンも結構演技良かったですよ。そんなパリスの最期は頭を串刺し。死ぬのか!!何で微妙に脱ぐシーンとかもある上に死んじゃう作品に出ようと思ったのかは謎です。


全体的におもしろかったし、最後の含みを持たせた感じで終わるのも王道でよかったし、多少グロいけどお時間あれば是非。

【追記】
エリシャ・カスバート(ヒロイン)のお兄ちゃん役のチャド・マイケル・マーレイがかっこよかった。(フォーチュン・クッキーにも出てたみたいだけど気付かなかったなぁ)


House of Wax trailer




HOUSE OF WAX
制作年:2005

監督: ジャウム・コレット=セラ
脚本: チャド・ヘイズ
脚本: ケイリー・W・ヘイズ
音楽: ジョン・オットマン
出演者: エリシャ・カスバート / チャド・マイケル・マーレイ / パリス・ヒルトン / ブライアン・ヴァン・ホルト / ジャレッド・パダレッキ

ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)
ワースト助演女優賞 受賞 パリス・ヒルトン 第26回 2005年