100-8081 CINEMA

感想はあくまで参考ってことで。

MAY - メイ -

2005-08-04 01:23:37 | オカルト・サイコ
[あらすじ]
内気でコンプレックスいっぱいの女の子メイ(アンジェラ・ベティス)。子供の頃から周りに馴染めず、唯一の友だちは母親がくれた人形のスージーだけ。そんな彼女が、初めて恋人を手に入れた。優しくて大きな手を持つアダム(ジェレミー・シスト)。メイはアダムとの関係にどんどんのめり込んで行く。ところが、メイの強い想いは次第に常軌を逸し始めた。メイの奇行を面白がっていたアダムも、唇を噛み切るほどのキスに怖じ気づき、彼女を避けるようになる。また、独りぼっちに戻ったメイ。寂しさに心を蝕まれていくうちに、少女はふと思いついた。「友だちができないなら、完璧な友だちを造ればいい…」職場の動物病院からメスや切断器具を持ち出したメイは、最高の材料を求め、大好きなアダムの手や、女友達の首、素敵なタトゥが入った腕など、それぞれお気に入りの美しいパーツを集め始めるのだが…。


あ、あらすじのまんまです。これだけ見るとサイコな印象だけど、若干オカルトあり(人形とか)、グロあり、ホラーの要素ありで、時間も短めの94分なんでさらりと見れてしまいます。この女優さんと、人形がかなり良い味を出してたので、個人的には久しぶりに「内面の狂気」が十分描かれた作品で、見てておもしろかったです。何でしょうかね、こんだけ頭おかしくて気持ち悪い要素満載なのに、どこか切なくて美しくて寂しい映画。人付き合いの難しさは形やレベルは違えど誰にでもあるものだし、その点特殊なメイの性格のため自分なりの努力が報われないさびしさ。「友達がいなければ作ればいい」。やっぱりこの言葉につきますねwww 最後に作った友達のシーンの幸せそうな顔と、作ったはずの友達が自分を見てくれない悲しさ。あー、そしてそこで最初のあれにリンクするのか!てか、スージーはどんだけ会話をしてくれてたんだろう。悲しいなぁ。普通の猟奇系や化け物系を望む人には物足りなさはあるだろうけど、ちょっとばかりオススメです。グロが見れるなら。

監督・脚本:ラッキー・マッキー
出演者:アンジェラ・ベティス /ジェレミー・シスト/
アンナ・ファリス/ジェームズ・デュバル

http://www.maythemovie.jp/

2002年アメリカ

MAY - メイ -

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