100-8081 CINEMA

感想はあくまで参考ってことで。

マレフィク -呪われた監獄-

2005-08-05 03:22:06 | オカルト・サイコ
[あらすじ]
詐欺の罪で捕まり、古い牢獄の監房に収容されたカレル。その監房には、女装癖のある一方で夜ごと筋肉トレーニングに励み、脱走の機会を付け狙うマルキュスや、図書係のラサール、そして自傷癖のあるパケレットと、いずれもくせ者揃いの犯罪者たちが収容されていた。そんなある日、彼らは、部屋の壁の奥深くに隠されていた古い囚人の日記を発見。そこには、黒魔術のものと思しき、何やら曰くありげな呪文と絵文字が記されていた。脱獄のヒントがそこに記されているとみた彼らは、必死にその解読を試みるが、かえってそれが地獄への扉を開くこととなって、彼らはとんだ恐怖を味わうハメとなり…。


まあ、密室は密室だけどさ。で、まあ古い黒魔術を示した日記が…ってのは、あくまでストーリーを見せるためのアイテムなだけで、本質には実は違うものがあるんじゃないかなぁと勝手に思ってます。それは個性の強すぎる4人の人間性と「心の闇」。それがフランスらしい感じで描かれてるかなぁ。キャラが立ってるので上手くいってると思います。なので、見終わった後にあんまりホラーとかオカルトくささ全開の印象がなかったです。確かに表面的に見れば、超B級なオカルトなんだけど。あらすじもどう説明してもそうなるし。違うんだってば!!とちょっと言いたい。(ちょっとだけでいいけど)痛いシーンとグロいとこがちょっとあります。何でも食べてしまう青年(妹を食べて収容されてる)がゴキを食べてしまうとこでは、オエってなるけどwww でも直後にもっとひどい似た系統の動画を見てしまったので、一匹くらいたいしたことないね、とか今になって思う。ラストも「ああ、あんなとこに行ってしまうのか!!」とちょっとおもしろかったです。この微妙な腑に落ちなさっぷりもフランスかなぁ。


監督:エリック・ヴァレット
出演者:ジェラール・ラロシュ



MALEFIQUE
2003年フランス

コンクリュージョン

2005-08-05 02:57:29 | クライム
[あらすじ]
FBI捜査官マイクは、ハンガリーに拠点を置くロシア・マフィアに潜入し、ボスのダリウスに近づく。だが、潜入捜査の情報が漏れ、なかなか近づけない。そして味方の捜査官ロブからは敵に寝返ったと問い詰められる始末。そんな中、ロシアの核弾頭が盗まれた。ダリウスがテロリストに売り渡す前に奪還しなければならない。それを阻止するため、マイクはダリウスの娘カティアに急接近するが…。


まあ、意外と先は読めたり。一箇所騙されたけど。アクションという程、すごいアクションがあるわけでも無くて、どっちかと言えば、UKっぽいスタイリッシュさとマフィアを前面に出してあるかなぁ。ほんとにFBIとマフィアの板ばさみっぷりが演じられてて、個人的にはおもしろかったです。大盛り上がりはすることなく、淡々としてるのでスカッと爽快なアクションを期待するとイマイチかも。でも、ビリヤードのキューで殺しちゃったりするんだよ。ベルトに仕込んだ盗聴機のシーンもちょっとハラハラしてみたりして。若干あっさりした顔に甘さと色気もあるStephen Dorff はかっこいいぞ、おい。


DEN OF LIONS
2003年アメリカ


監督:ジェームズ・ブルース
製作総指揮:アヴィ ラーナー
出演者:スティーヴン・ドーフ 、ボブ・ホスキンズ 、ローラ・フレイザー 、イアン・ハート