舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

お盆の佐渡帰省旅行、1日目、墓参り。

2024-08-14 23:44:50 | Weblog
8月のお盆の時期になりました。
我が家では、僕が子供の頃は毎年お盆には佐渡にある父の実家で全員で過ごしていましたが、僕が高校生になった頃からは家族それぞれの生活がばらばらになったので、ここ20年くらいは大体お盆の前後に行ける人が行く、という感じになっています。

8/13(火)には新潟にある母方の祖父母の墓参りをして、翌日8/14(水)には佐渡にある父の実家の墓参りをしてきました。
本当は母と2人で帰省する予定でしたが、母は弟の子供達の相手をすることになったので、今年は僕が1人で佐渡に帰省することに。







お盆で一番混むであろう8/13(水)は避けたものの、さらに今年から佐渡金山が世界遺産に登録されたことだし、やっぱり帰省客と観光客で混むな…とカーフェリーの乗船前から思っていましたが、二等客室の隅に居場所を見つけてなんとか滑り込みました。
佐渡が近付いた頃にデッキに出てみると、この日の佐渡は雲の中に…



両津港に到着すると父が車で迎えに来てくれて、家に向かいました。
祖父が亡くなってから祖母は一人暮らしをしていますが、最近は高齢になったので父が一緒に暮らして生活の世話をしています。







父の車から、緑の田んぼとその向こうの木々と山々、その向こうの真っ青な空と入道雲という夏の風景を眺めて、さっそく佐渡は空気がきれいで気持ちいいなー!と実感しました。
しかも、飛んでいる朱鷺を見ることもできて、まさに佐渡!という感じでラッキーでした。





家に到着すると、祖母に挨拶をして、仏壇にお参りをして、父と祖母と3人ですいかを食べました。
まさに夏!…こうして、僕の1泊2日の佐渡帰省が始まりました。







さっそく父と2人で墓参りに行きました。
ちゃんとした墓参りは、前日の8/13(火)に父と祖母がしてくれていたので、僕は父と2人で線香とマッチ、水を入れたやかんだけ持ってお墓まで歩いていきました。

幼い頃「おおきいばあちゃん」と呼んでいた曾祖母は、僕が小一の時に亡くなりました。
書道が得意で子供時代は帰省するたびに教わったり、大学生の夏休みには稲刈りを手伝いに行って一緒に過ごした祖父も、十数年前に亡くなりました。

そんな色んな思い出がある曾祖母と祖父に、お参りができて良かったです。
しかし、この家の墓参りはこれだけでは終わらない…







墓参りが終わると、庚申塔にもお参りをします。
こちらの庚申塔、1月の地震で倒れたので裏からコンクリートのブロックで支えてありました。





またこちらは、生き仏になった人が埋葬されているとされている場所にもお参り。
父は曾祖母からそう聞いたらしいけれど、誰がどういう理由で生き仏になったかは分からないそうです…まさに身近な場所にあるミステリー!





それから、大日堂という観音様が祭ってあるお堂の横の石塔にもお参り。
佐渡の家は、昔からの歴史や伝説みたいなものが本当に身近にあって驚きます。







墓参りが終わると、父に誘われて1時間くらい散歩をしました。
父から、我が家の田んぼがどこにあってそれぞれどういう名前かとか、最近は我が家も含めて集落の農業を請け負っている農業法人を教えてもらったりしました。





家から歩いて行ける場所に、2008年に佐渡で初めてトキを放鳥した田んぼもありました。
最近はトキの住める環境を残すために、田んぼをビオトープとして活用しているらしいです。







それから、山下清のお母さんの生家の近くにある、山下清の記念碑も見てきました。
ちょっと歩いただけで、佐渡の家の近所には色んな歴史があるんだなあ…と感じさせられます。





佐渡は空気もきれ いだし、木々や田んぼに囲まれた田舎道を歩くだけで気持ち良かったです。
一度帰宅して、そのあとジョギングしてきました。







ジョギングから帰ってくると、夕焼けがきれいでした。
そのあと、祖母と父と3人で夕飯を食べたのですが、料理は父が作ってくれて、それを見て祖母が「コックさん」と言って喜んでいました。





そして、佐渡に帰省したら必ず行きたいのが、新穂潟上温泉。
ここの温泉は湯加減が最高で疲れが取れるし、しかも水風呂つきのサウナまであって、暑い夏に汗を流して気持ち良かったです。



温泉から帰って、祖母が寝たあとで、父とビールを飲みました。
やるべき作業みたいなものは新潟で全部片付けてきたので基本的にやることが何もなくて、こんなに余裕がある一日を過ごしたのはの久しぶりかもしれないと思いました。

寝る前に外に出てみると、満点の星がきれいで、眺めてみたら流れ星を見ることができました。
都会の明かりも喧騒もなく、聞こえるのは虫の声だけという佐渡の夜の闇に包まれて自分は何かを整えるために佐渡に来たのかもしれないな…と、そんなことを思いつつ、日付が変わる前に寝ることにしました。
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