舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

愛を知るまでは死ねない私なのだ!

2021-05-16 23:45:17 | Weblog


5/6(木)に発熱してから、5/11(火)にPSR検査の結果が陰性と分かるまで、家で安静にしていたのですが、熱が下がってからは夕方に近所を少しだけ散歩して夕日を見たりしていました。



当時のことは、ブログにまとめてあるので、よかったら読んでみてください。
発熱からPCR検査まで。1日目
発熱からPCR検査まで。2日目
発熱からPCR検査まで。3日目
発熱からPCR検査まで。4日目
発熱からPCR検査まで。5日目(最終回)




実を言うと、発熱していた時は「最悪コロナで死ぬかもな…でも、ここで死んだとしても悪くない人生だったな…」くらいまで無駄に真面目に考えてしまったので、無事に復帰した今、突然の余生みたいな謎の気持ちになっています。
今まで悩んできたことが突然全部たいしたことじゃないと思え、人生どうとでもなるじゃん…という、わりと前向きな気持ちです。

これは大学生の時に精神疾患になって卒論も就活もできなくて本気で死にたくなったあとで、なんだかんだ大学を卒業した時の気持ちに似ています。
人生が突然、空白に投げ出されたみたいになって、あ、もう何でもできるじゃん、今からどうしようかな…みたいな、開放感と心もとなさ、みたいな気持ちです。

考えてみれば、今までだったらまったく騒ぐ必要がないような風邪(正確には胃腸炎)が治っただけでこんな気持ちになったのは人生で初めてです。(やはりコロナ禍は気持ちが変になりますね…)
発熱した時は不安でしたが、結果的に自分の人生を振り返り、今後の人生を前向きに考えるきっかけとなるいい体験になったなと今では思います。





そもそもこの一年のコロナ禍が、僕にとっては自分自身をじっくり見つめ直し、自分自身の気持ちに気付くための時間だったので、ここにきて人生の転機みたいなものを迎えているのかもしれないなと感じています。
そう感じるのには他にも理由があって、例えば過去にすれ違って音信不通になっていた相手と数年ぶりに話して誤解が解ける、みたいな体験が最近すごく多いんです。

例えば、解離性障害の知り合いが、少し前に深夜に突然電話をかけてきて、その直後に突然アカウントをブロックしてきた、という体験があったのですが、最近連絡があり、「かまってちゃんの人格が電話をかけたり人を拒絶する人格がブロックしたりしていたんだよね」と当時のことを話してくれて、今は元気でいることが判明することがありました。
また、好きな人と付き合っているわけではないけれど関係が続いているのですが、少し前にその人との関係が終わるかもしれない可能性、みたいな話を初めてされて落ち込んでいたのですが、最近久し振りに話すことができて、とりあえず今の関係のまま別れることはないことが確認できたりもしました。



そして5/16(日)、3年前まで「新潟演劇人トーーク!」という配信番組を一緒にやっていたさくらもみぢと、ツイキャスという形で3年ぶりに一緒にトークを配信することができました。
さくらもみぢとは、3年前にすれ違いから活動終了となり、なんとなく避け合っていただけに、そういう過去についてあらためて話し合えたことで、また一つ自分の中の何かが解決したような気がしています。

詳しくはブログに書いてあります。
さくらもみぢとツイキャス、終了しました。



ところで、さくらもみぢと言えば当時は僕はいわゆる「新潟演劇」という場所を中心に活動していて、色々あって自分が「新潟演劇」に対して強い違和感を持ち、なんならアンチ新潟演劇くらいの気持ちだった時期が長くあるのですが、最近それも少し自分の中で少し解決したような気がしています。
それは、少し前にトークイベント「月刊おはなし図鑑」の中で渡部さんに新潟演劇で黒歴史みたいな体験を語ってもらえた中で、自分なりに色々な発見があり、過去を否定するよりも未来を変えていこう、他人を否定するよりも自分で行動しよう、みたいに思えたことも大きかったのですが…

詳しくはここに書いてあります。
想う未来を掴むのは、詰まるとこ自分次第。



今回こうしてさくらもみぢと話せたことで、さらに自分の中のわだかまりみたいなものが、一つ解決した気がしています。
何が言いたいかというと、人生、上手くいかないことも多いけど、時間をかけて解決することもあるんだなあということです。





そもそも僕は、自分自身の気持ちや考え、目標を持つことができずになんとなく生きていた時期が、2018年くらいまでありました。
その時期は、自分が本当は何がしたいのか、何をするべきなのかが分からなかったのですが、分からないなりにとりあえず思い付くままに色々なことを試していました。

その中で体験したのが新潟演劇であり、さくらもみぢとの出会いであり、二人で始めた「新潟演劇人トーーク!」という活動であり、今思えばその活動は僕にとって自分を知るための勉強みたいな時期だったのではないかと思います。
ですが、当時はそんなことを分かっていなかったので、右も左も分からないなりにその時目の前にあったことを自分なりに頑張ったり頑張れなかったりしていて、完全に失敗だったなと感じることも、無駄な努力みたいなことも本当に多かったです。

そうやって様々なことを模索してきた数年間を経て、失敗も含めて様々な体験を通して、自分が本当にやりたいことは何なのかに少しずつ気付いていったことで、自分の気持ちや目標がはっきりして活動も確立した今となっては昔のように悩むことはなくなりました。
ただ、それも当時の失敗や回り道みたいな体験があったからこそ気付けたことです。

そして、「新潟演劇人トーーク!」が終了し「ちひろdeアート」を再開させた2018年が自分の中で転機となり、2019年に「月刊おはなし図鑑」という今の自分の中心的な活動を始め、今の自分に続いていくわけです。
そう考えると、当時のさくらもみぢとの別れも今となっては必要な体験だったと気付けたし、2018年以降の3年間で彼女もまた自分と向き合うことができたことを、こうして3年ぶりに確認し合えて本当に良かったです。

まあ人生、誰だって先のことは分からないので失敗や回り道はあって当たり前なのですが、そういう体験が数年後に生かされてくることもあると思うのです。
さくらもみぢは自分の中で、回り道ではあったけれど今の自分に繋がるために必要だった数年間を象徴するような存在であるわけで、彼女と久し振りにトークできたことで、こんなことを考えましたね。





そんなことを真面目に考えた日曜日でしたね。
というわけで、帰ったら日曜日のカレーを食べました。
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