
毘沙門堂は福岡市と糸島市の群境にあり、、グーグルマップにも載ってない隠れたお堂で、

それでもこの絶景の噂は聞いていた。

瑞梅寺川の河口と糸島半島の海岸線が見事な景観を作っている。

栄西もここに立ったという。

博多湾は蒙古襲来の時の戦場で、史実としての国際戦争の最前線になった場所だ。

毘沙門天とは戦いの神で、この天然の物見櫓で様々な作戦も立てられたであろう……なんて、800年前の日本を想う。
「文化は流入するが、侵略するには遠い」 日本という地政学的な優位性、それにも増して鎌倉武士の活躍は、近年見直されているらしい。
「モンゴル軍は2度も『負け』た」のだ。
当時の世界で、彼らが仕掛け、侵略されなかった国は、日本を置いて……ない。
日本はここでハタと気付く。
「海の向こうの日の沈む場所に敵がいる」
福岡市の沿岸部は今なお「元寇防塁跡」がたくさん残っている。

平和である。
と言うことも噛みしめるもよし。
考えごとをしに来るもよし。
今は秋の風が静かにそよいでいる。
ここに来るには標識が一切ないので、知る人ぞ知る場所でしょう。
こっそり貴方も行ってみてください。
バイクか四駆じゃないと来れないでしょうが……

男らしい玄界灘の中にあり、1日中、凪て優しい博多湾。
そう。ここは、夕陽が綺麗な 風の吹く丘。