万葉集巻第2・104

【　　吾が岡の　　おかみに伝ひて　　ふらしめし　　雪のくだけし　　そこにちりけむ　　】


　                   　　　  藤原鎌足さまの娘さま　五百重娘 ( いおえいらつめ )　

                       　　　　　    藤原夫人　大原の大刀自 ( おおとじ )　　　　　
　　　

　いとしぃあなたさまの

ところへ　

　　ふりましたのは

　　　　　　　　　私が住んでぃる　

　　　　　岡　に　ぁります　

　　　　　　　清らかな泉　に　ぉられます　　　
　　　　　
　　お水　の　神さまに

　ぉ祈りさせて　　

　　　ぃただきまして

　　　　　　　　　　　　　　　　　ふりました　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雪　の　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かけらが

　　　　　　　　　　　　　　　　　　すき

 

　　　ぁなたさまの　

もとまで　

　　　私の心　が　はこんだのでしょぅ

　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　愛してぃます

　　

 

　　　　　　　　　　　　　　　おやすみなさい　
　　　　　　　　
　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ありがとう於良