釣り鉄のボヤキ

広く浅く時々深く。

2019/8/12 空の便で行くRythme d'été in神戸 ①

2019-09-12 14:19:25 | 日記
暑い日が続いています。皆様如何お過ごしでしょうか?

さて、今回は伊波杏樹さんのイベントのために神戸市へと向かいました。

チケットが取れちゃった時はどうやって神戸入りするかかなり悩みました。
が、去る5/26。ダービーで激走してくれたロジャーバローズのお陰で航空機利用が確定。久々に貧乏旅行から抜け出すことになります。


台風が来るとか来ないとかでだいぶビクビクしていましたが、全く影響はなかったので一安心していました。まぁ、死ぬほど暑かったんですけど。


まずはバスタ新宿からリムジンバスで空港へと向かいます。

バスタ新宿(5:00)→羽田空港第2ターミナル(5:25)

お盆とはいえ、ある程度人の移動も落ち着いていた12日。
それでもバスも飛行機も発着便は軒並み満席の状態でした。

今回利用したNH411便も「普通席は」満席。
しかし、出発直前になってもプレミアムクラスの残席数は「8」のまま変わらず。

知ってる方ならもう分かるかと思いすが、今回搭乗したB737-800のプレミアムクラスは8席用意されています。つまり、誰もプレミアムクラスを予約していないのです。

まぁ、神戸までの短時間でしかもビジネス利用もないような時期に1万円も追加で払う人が居るかって話なんですが。
それにしても空席待ちの人がちょっとだけ可哀想になりました。(伊丹便空いてたんだしそっち使えばいいのに)




NH411便 HND(6:25)→UKB(7:35)
B737-881 JA52AN ANAWings運航


途中大きな揺れもなく、久々に快適で平和なフライトでした。なんだか少し物足りないぐらいで……笑

ところで、関西まで航空機を利用して行ったのはこれが初めてでした。
思ったよりすぐ着いてしまってびっくり。
前回神戸に行った時は18切符だったのになぁ




明石市の方まで一旦回り込み、そこから神戸空港にアプローチ。
お世辞にも規模の大きな空港とは言えませんが、その分すぐスポットに入れるのでまさにノンストレス。同じ都市圏に複数空港がある有難みを感じます。

さて、着いたはいいものの、開演時刻は14:30。
まだ6時間以上時間があります。暇を潰さなければなりません。

せっかく神戸空港を使ったのですが、大阪にも何となく行っておきたかったので少し足を伸ばしました。

神戸空港(8:10)→ポートライナー→三宮(8:28)
神戸三ノ宮(8:40)→阪急神戸線→梅田(9:09)

梅田に来たら必ず行くのがあの有名なジューススタンド。




100円で飲める手軽さが、ジューススタンドの本来の姿って感じがします。
台湾になると、これがタピオカになるんでしょう。

お目当ても済ませ、特にやることが無くなってしまったのでさっさと神戸に戻りたいと思います。
帰りはJRの新快速を使いました。
直接神戸に戻っても良かったのですが、1つ用事を済ませに一旦西明石まで足を伸ばしました。
大阪駅9:45→西明石駅10:27
西明石駅10:32→三ノ宮駅10:52

続きます。


「Aqours」の終わりとは Aqours 5th LoveLive! ~NEXT SPARKLING!!~

2019-06-10 22:13:23 | 日記
前回、それはそれは長々と文句を垂れていたがそれだけでは示しが付かない。

そこで、今回のライブにおけるセットリストやキャストの発言からこれからのAqoursについて考察してみる。

といっても、「どのようにこれからコンテンツが展開していくのか」というより、Aqoursの在り方に重きを置いてみることにする。

てっきりガッツリ劇場版を引っ提げたセットリストになると思い込んで居たのだが実際にはアジアツアーから続くAqoursの総集編、そしてこれからへコネクションをするようなセットリストだった。

アンコールでユニットの新曲が披露されたのも、特にNEXT SPRAKLING!!と、「6人のAqours」を強く引き立たせていたように思う。

Aqoursが、未だラブライブ!シリーズが体験した事の無い全くの更地を駆け抜けているのは言うまでもない。
しかし、以上のことを踏まえるともうひとつAqoursは何かと格闘しているようにみえた。

それは2次元と3次元の「乖離」だ。

劇場版でAqoursは6人になった。でも、我々が見ている現実のAqoursは6人になる訳にはいかない。

ストーリーとして、一緒に歩んで来た向こうのAqoursとこちらのAqoursは、今回が別れの時だったのではないだろうか?

向こうの6人は6人で、きっと新しい学校で楽しくスクールアイドルを続けていく。
しかし、この6人になったAqoursをこちらの世界で表現しようとするとどうしても3年生が邪魔になってしまう。

だから、今回はお互いのお別れ会のような印象を受けた。

てっきり東京ドームが区切りになるとばっかり思っていたけれど、ただのクライマックスだった。完全に今回がエピローグだ。

無論、向こうの9人のAqoursが終わりを告げてもこちらでは9人でやっていく。これは正真正銘、Aqoursが作り上げていく新しいラブライブ!シリーズの形だ。
さらに付け加えると、この「兆候」らしきものは既に東京ドームの段階で起こっていたように思う。
向こうのAqoursが9人のうちに9人で披露した「想いよひとつになれ」。

向こうのAqoursが9人のうちに9人で、しかも東京ドームという場所で、あえてフォーメーションを崩して披露した「WATER BLUE NEW WORLD」。
なんで決勝と同じように普通にステージでやら無かったんだってのは言わない約束だ

これはまさに今まで頑なにアニメーションとのシンクロを売りにしてきたAqoursからしてみたら異常事態である。

しかし、Aqoursとして9人でライブを続けていくにはこうするしかないのである。
2次元と一旦離れるしかないのだ。


メンバーの数といえば、こちらのAqoursもLAには8人で行くことになっている。
「9人でいることが当たり前ではない」
こんな発言はきっとどちらにも当てはまる、目を背けることの出来ない現実から来たものなのだろう。

一緒終わることを選んだμ‘sと違い、別れを選んだAqours。

だから、今回は誰一人欠けていないAqoursのファイナルライブだ。

そして、次に9人全員が揃った時
Aqoursはまた試されるのだ。







そこに"愛"はあるのか? Aqours 5th LoveLive! ~NEXT SPARKLING!!~

2019-06-09 23:19:39 | 日記
東京ドームと劇場版を越えて正真正銘、Aqoursが1から作り上げていく道に差し掛かった今回のライブ。

参加された皆様、Aqoursの18人はじめこのライブに関わった全ての皆様、お疲れ様でした。

ライブ当日、大きく話題になった客席での「虹」

初めてファンミーティングをやったぐらいからほぼ毎回と言っていいほど企画されてきたブレード企画。海外で成功する中、今まで国内でバシッと決まったことはありませんでした。

今回、多少の差異はあれど誰かがどこかで計画したアンコールのタイミングで虹はそれそれは綺麗にメットライフドームにかかりました。
まぁ、虹かけるタイミング絶対ちゃうやろ!って思いましたけど。

ヨーソロードとか、果南レールとか今まで色々ありましたけど常々ツイッターで言ってたようにこれらの企画には抵抗しか感じませんでした。

オタクの自己満足でしかない、演出家でも構成作家でもないただの客がわざわざ時間をかけてプロが作ってきたものに手を加えるなんて思い上がり過ぎた、と。
この気持ちは今も変わりません。

これの根底には
「ステージが1番輝いているべきだ」
という僕の自論があります。
(だから10人目?え?ってなったこともありましたが)


今回、虹を見ていて、(これは以前同じように企画が立ち上がっていたイベントでも同じことが言えますが。)完成したときに客席の目線は確実に客席に向けられます。
アンコールというタイミングではありましたが、曲が始まっても、最後まで客席から客席に向けられた目線の数は普段よりも多いはず。

せっかく高い金払ってAqoursを見に来てるんだから最初から最後までステージに集中すればいいのに、なんて思ってしまいます。

さらに、その一体感に本当に「愛」はありますか?と僕は問います。

先程オタクの自己満足と書きましたが、1日目が終わった段階で、企画に参加してくれてありがとうこざいました!ってツイッターで書いてたアカウントがありました。

僕はその日現地にいた訳ではないので、虹がかかったと聞いた時、「オタクども遂にやりやがった!」とマジでビックリしてました。
そのあと、企画が存在していたことを知ってガン萎えしたのは言うまでもありません。

というか、今はこの際企画があったかどうかなんてどうでも良くなってます。


どんなアーティストにせよ、ライブの醍醐味はなんといっても客席とステージの一体感。
今まで、WUGのファイナルだったりμ‘sのファイナルだったり、Aqoursで言えば1度目のファンミの千穐楽の最後の最後だったり……
どんなライブでも1番感情を動かしてくれるのは客席とステージとの一体感でした。


では今回の「虹」はどうであったか。


企画側の意図としては恐らくAqoursに素晴らしい景色を見て欲しい!とかアニメの同じ景色を!とか考えてたと思います。

自分達が客席にいること、みんな忘れてませんか?

「みんなで叶える物語」って言うけれど、客席とステージの間にある明確すぎる線引きを超えて深いところで心を通わせて1つになる、そのひとつの形としてコールとか、みんなで色を揃えたりするんじゃないのかなって。

ステージを置いていった、客席だけの一体感は違和感しか感じませんでした。
虹を完成させたことに対する「達成感」で立ち止まっていませんか?

それって、少しおかしいと思いませんか?

こんなに綺麗に揃ってしまうのは、今まで運営がめっちゃ光ってる人達をコツコツと消していった成果です。
でも、なんというか、次に消されるのは僕みたいに今回のような状況をよく思わない人間です。
それも、運営じゃなくてファンに。

もちろんのこと僕は最後まで好きな色を振り続けていました。

しかし、アンコールが始まってギルキスがステージに立った時のこと。
前の座席の方が僕達に対して言った言葉に衝撃を受けました。

「なんで赤にしないんですか?この景色、ぶち壊す気なんですか?」

本当にこんなことってあるんですね。
だから嫌だったんです。
結局自分のことしか考えてないんです。

10!というコール、千歌ちゃんの「聞こえた」ってセリフの意味をめちゃくちゃにしてませんか?
ストーリーを邪魔しちゃってませんか?

「私の好きなμ‘sに私は居ない」
という亜里沙の言葉を僕は忘れることが出来ません。

アイドルのライブは客席とステージの間に明確な境界線が存在する。

その境界線があるからこそ、ライブが成立して、どんなに大きな会場でも不思議な一体感が生まれる。
そもそも、境界線がなければ一体感もクソもない。

だからこそ忘れることが出来ないのです。

1期の13話、だいぶ叩かれてたように思いましたけどあれも結局は「お前らAqoursちゃうやろ!」って所に落ち着くわけです。
そんな所で感動を無理に生み出そうとするな、って訳です。
今回のライブに対しても、僕は同じような感想を抱きました。

んで、今回のスタッフ陣もすこーーし酷過ぎました。

誰にでも間違えはあるけれど、キャストの名前間違えちゃどうしようもない。

運営さんたち、Aqoursへの「愛」はありますか?

あなた達がコンテンツを愛していなかったら客云々以前の問題です。
運営の愛を、少なくともAqoursが出来てから感じたことがないのです。

運営の愛が重すぎるコンテンツは、きっと誰もを魅力するでしょう。


運営もAqoursも、オタクに媚びずにやりたいことに媚びて下さい。自分達に媚びて下さい。

我々がそんなコンテンツが作った道を追いかけていく存在だからこそ、背後ばかりを意識しないで1番近くでかつ見える自分たちを意識して下さい。



こんなんばかりだったらAqoursのライブ、胸糞悪いだけなんでもう行きたくないんですけれど。



それでも僕はAqoursを信じているから、

またAqoursのライブに足を運ぶのでしょう。

Aqoursのみんなは、やっと自分の言葉で伝えることをしてくれるようになっていて、でも僕の中で受け取る準備も出来てないというか。
きっと一旦離れた方が気持ちいいかも知れませんね。
まぁ、あんなことされちゃったらぽんって飛び込めないかもだけど。

めっちゃ読みにくい文章になってすみません。

とにかく、今の風潮に対して「それ、なんか違くないですか?」って言いたいだけです。



2019/5/3 Wake Up,Girls!で石巻を巡る⑥(サン・ファン・バウディスタパーク→仙台市内→都内)

2019-05-06 00:52:29 | Wake Up, Girls!
前回の続きです。

サン・ファン館のある高台を降りてタクシー出来た道を戻りながら石巻線の渡波駅へ向かいます。



万石橋から万石浦を見た写真です。
どことなく内浦に似た雰囲気があって思わず撮ってしまいました。
ちょっとした船着場が沢山あっていかにも漁師町といった雰囲気。
そこら中にまったりと釣りを楽しむ人々がいて、南浜地区のような殺伐とした様子はありません。

しかし、この地区も勿論津波に襲われています。

この万石浦の先にあるのが女川町。
時間さえ合えば行くつもりだったのですがやはり時間がなくて旅程から泣く泣くカットしたのでした。

女川町の津波の話も、先に紹介したサイトに沢山載っています。



万石橋を渡った先の渡波駅から石巻線に乗り石巻、そこから仙台へと向かいます。


渡波駅16:40→石巻駅16:54→仙台駅17:49



仙石東北ラインが開通する前はこの石巻線で小牛田を回るか仙石線で仙台、もしくは路線バスといったルートだったと思われますが仙石東北ラインによってかなりスピードアップがなされている様です。
帰りの電車はかなり混んでいました。

仙台駅に着いてから帰りの新幹線までは約1時間と20分。
やってやらんことはないとバスで「餃子の天ぱり」へ。




仙台駅17:02→仙台市営バス→木町通り2丁目18:07

店内には女性の店員さんがおひとり。何となくかやたんを思い浮かべながらラーメンと餃子を頂きました。



餃子の写真を撮り忘れ、ラーメンを啜り始めたのは18:30を回った頃。新幹線に間に合うためには18:47に県庁前からバスに乗るのが絶対条件でした。




今回で一番わぐわぐしてたのはなんだかんだここでした。
餃子がめっちゃ美味しかったのですが味わう余裕もなく。今度はもっとゆっくり食べに来たいと思います。

さっと会計を済ませ県庁前のバス停へ。
しかし時間通りやってきた仙台駅行きのバスな何故か通過。
プンプン怒りながらタクシーを止めようとするも数台にシカトされようやく18:55頃に乗車、仙台駅へ戻ります。

県庁前18:55頃→タクシー→仙台駅19:03

北海道へ帰る友人とはここで別れ、1人で新幹線に乗車します。

GWの帰宅ラッシュ、大宮まで座れなかったのはまた別のお話………

仙台駅19:10→やまびこ54号→東京駅21:12



今回、変なタイミングでWUGにハマったことで訪れた仙台と石巻。

第2章を彼女たちが進み始めた後でWUGを知って、仙台のこと、石巻のこと、そこで何があったのかを知りたいと思う人が僕みたいにこの後1人でも出てくるのならば、彼女たちが活動していた「意味」があるのかなって思います。

間違いなく、過去と今そして未来を繋いでくれた彼女たち。
いろんな曲の節々に震災を感じるフレーズがありますが、現地に行ってみらば街明かりが消えた夜、頼れるものもなく不安を募らせていた人がいた事。残酷な海に背を向け、未だ向き合うことの出来ない人がいること。沢山の今があります。一度嫌でもリセットされてしまったものを第2章に進めようとしている人達がいます。

事実、我々に何が出来るってわけではありません。
かと言って、頑張れなんて簡単には言えません。

でも、現実を見て、何か思うところがあるならばそれで十分だと思います。

こんな言い方でいいのか分かりませんが、動機はなんでもいいと思います。でも事実からは目を背けてはいけない。直接の当事者でないからこそ、しっかり向き合えると思います。向き合うための材料は全て揃っています。
東北で、いろんなことを見て、聞いて、感じて欲しいです。



2019/5/3 Wake Up,Girls!で石巻を巡る⑤(南浜つなぐ館→サン・ファン・バウティスタパーク)

2019-05-06 00:22:21 | Wake Up, Girls!
前回の続きです。

南浜つなぐ館を後にして、何も無くなった街中を海側へと進みます。

震災後、新しく作り替えられた津波堤防沿いの県道256号線の日和大橋を渡ります。





日和大橋から見た南浜地区と門脇地区。

こうして見ると、如何に地震があったら高台へ避難するのが重要であるかが分かります。

次の目的地はサン・ファン館。
南浜地区からの経路を調べてみると、徒歩7kmと出てきました。

まぁ行けるっしょ!と友人と256号線を進みますが、早くも日和大橋を超えた辺りで二人とも心が折れてしまいます。

タクシーを捕まえよう、という話になりますが全く来る気配がないので配車を頼むことに。

タクシー会社に電話をかけたところで軽くトラブルが起こります。

「どこへ伺えば宜しいですか?」

と聞かれた僕。

土地勘皆無の僕でも分かりやすいように日和大橋を超えてすぐの信号機のあるそこそこ規模のある交差点で電話をしたのですが

なんと、信号機に交差点の名前が下がっていないのです。

周りにガスタンクがあったのと、Googleマップとかいう文明の利器によって事なきを得ましたがやってきたタクシーの運転手さんによると、

「信号機がみんな流されたから、元あった場所に新しく信号機を置いただけ。」

「交差点の名前になってた建物が流されてたり、地名も今後どうなるか分からないから交差点に名前は付けてないらしい。沿岸部はみんなそうだよ。」

石巻に限らず、東北の太平洋岸では少し注意した方が良さそうです。

道中、車窓からは復興住宅だったり昔学校があった場所なども運転手さんから教えてもらいました。

「あの時みんな流されちゃったから。それ以上でも以下でもないんだ」

復興住宅の姿はまさに現代のニュータウン。同じ形の建物が並んでいます。

そんな話をしながら万石浦の入口にかかる橋を渡り、サン・ファン館の敷地まで送り届けて貰いました。







入ってすぐの広場。奥野香耶さんがMVの中で歌っていた場所です。





サビの全員歌唱もこの場所。
ちょうど同じぐらいの時間だったのかな?




この下にはメインの船が展示されています。
青い看板のすぐ下、海面から8mの位置まで津波に襲われたそうです。

帰りの石巻線の列車の時間が迫っており博物館の中に入ることは出来ませんでしたが、WUGちゃんのMVの中を実際に巡るだけでも我々に与えてくれる何か大切なものは沢山ありました。

続きます。