毎朝 車で通勤中に
時計代わりにしている通行人がいる
いや、正確には 時計代わりの赤いリュックだ
長い一本道の どの辺りで
追い抜くかによって
今日の自分が早めなのか
遅めなのかの目安にしている
顔はまったくわからない
時計代わりの存在に
顔も性格も不必要だから
関心も無い
改めて思えば
ずいぶん失礼な話だが..
雨の日に その赤いリュックが
12本骨の黒い傘を差しているのを見た時
(リュックのくせに)と思い、
それが少し可笑しかった
それにしても
自分だって、まったく思い及ばない場面で
誰かの役に立っていないとも限らない
その誰かのためにも
明日も頑張って出掛けて行くとしよう