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修羅を生きた詩人 五人目の賢治を探して

2017-07-13 16:43:45 | 脳梗塞のリハビリで思った心配、不安

奄美市住用のマングローブ原生林

賢治は自身の書いたものが「詩集」と読まれたことを嫌がり、「心象スケッチと

あるべき」とこだわった。演出家、脚本家の今野は宮沢賢治らしからぬ一遍の

文語詩の謎を解く作業を始めたが、謎解きの旅は六年近くにも及んだと。

この本には「修羅」としての五人目の宮沢賢治がみえてくる。

そして最後にたどり着いたのが未完の童話「銀河鉄道の夜」であり

賢治の人生の集大成であるのが「銀河鉄道の夜」だった。。

「宮沢賢治の真実 修羅を生きた詩人」は二度読んでもとても深い、、

この本の中には確かに五人の宮沢賢治がいたのだ。

一人目の賢治 生命の伝道者、思想家

二人目の賢治 農業に希望を託した、菜食主義実践者

三人目の賢治 十二歳、十三歳の頃から植物採集などで野宿しながら山を歩く。

そして自然、宇宙との一体化、賢治の感性が身がみがかれた四人目の賢治 

童話「銀河鉄道の夜」五人目の賢治が見え隠れする、、、若くして病死した

妹とし子を探す旅、そして同性への恋に苦しむ「修羅」としての

五人目の賢治がいた。

 

 

 

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