合流新党、最低140人規模の見通し 焦点は上積みの幅
立憲民主党や国民民主党の一部議員らで設立される合流新党の規模が、少なくとも140人規模になる見通しとなった。国民の玉木雄一郎代表は、合流組と玉木氏を含めた残留組に「分党」する方針を打ち出したが、中堅・若手を中心に合流希望者は多い状況だ。新党の規模は合流の評価に直結するため、立憲側は参加議員の上積みをめざす。
玉木氏は19日に予定される国民の両院議員総会で、「分党」を提案する方針だ。分党自体が確定していない中だが、水面下では綱引きも始まっている。
中堅・若手を中心に早期合流を求める署名は続けられており、所属する衆参62人のうち半数が賛同。平野博文幹事長や泉健太政調会長ら署名に加わっていない執行部の合流支持派も加えると、少なくとも30人超の合流新党への参加が見込まれている。
野田佳彦前首相や岡田克也元外相ら国会で立憲や国民と統一会派を組んできた無所属の約20人も、参加の方向。立憲の衆参89人を合わせ、新党は少なくとも140人規模になる見通しで、旧民進党が分裂する直前の勢力と並ぶ格好だ。
立憲の枝野幸男代表は13日に開いた両院議員懇談会で、結党大会に先立って代表選を行うことや新党の綱領案に了承を取り付け、9月上旬に結党する意向を示した。
枝野氏、小沢氏とも面会
焦点は、合流議員をどの程度上…
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