いまだ現職の小池知事が都知事選の出馬表明に踏み切らない。立憲民主党の蓮舫参院議員が参戦。有力対抗馬の出現で、今か今かとメディアの注目を集める「じらし作戦」に転じたようだが、「正攻法」に出られない事情もあるのだろう。
かつての神通力は消え、目黒区長選、衆院・東京15区補選、目黒区都議補選と応援した候補は3連敗中だ。
■今回は200万票台の激戦に
前回は次点の4倍強にあたる約366万票で小池が圧勝したが、今回は激戦が予想される。政治ジャーナリストの田崎史郎氏は先週放送のテレビ朝日系番組で「200万票台の戦いになるのでは」と指摘していた。
田崎氏は、2022年参院選東京選挙区の開票結果から、蓮舫を含めた立憲2候補と共産党・れいわ新選組の両候補の総得票数約229万票が、蓮舫の基礎票と分析。同じく自公3候補と小池の愛弟子・荒木千陽氏が獲得した計約257万票を小池の基礎票と踏んだ。
田母神俊雄はもう「過去の人」だが…
ここからどこまで浮動票を上積みできるか、または基礎票の下振れを避けるかが、勝敗を左右しそうだが、小池都知事には不安材料がつきまとう。
まず田母神俊雄・元航空幕僚長の出馬だ。田母神氏は14年の都知事選で約61万票を獲得したが、公選法違反罪(運動員買収)に問われ、18年に有罪判決が確定。昨年まで5年の公民権停止処分を受けていた。もはや「過去の人」で「日本軍復活」や「大麻解禁」を公約に掲げるが、それでも出馬会見で本人が「自民党も候補者を出せないなら保守系都民が投票する人がいない」と語った通り、保守系を中心に小池都知事の票を奪いかねない。
「静岡県知事選では裏金事件の逆風により、自民支持層の3割が対立候補に投票していた。前回参院選の自民2候補は計154万票。2~3割弱を田母神氏に食われれば、小池都知事の基礎票から30万~40万票が流れる計算です」(都政関係者)
次は日本維新の会の出方だ。前回都知事選で推薦候補が約61万票を、前回参院選では公認候補が約53万票を獲得。全国政党化を目指し、独自候補の擁立を模索しているが、現在も難航中だ。
「擁立を見送れば、維新票の多くは蓮舫氏よりも、支持層の重なる小池知事に流れるでしょう。票の上積みを期待してか、小池知事サイドが水面下で維新側と接触するなど、連携を探る動きもあるようです。ただ、物別れに終わり、維新が候補者を立てればアテ込んだ50万~60万票がパーです」(永田町関係者)
最悪の場合、小池都知事は100万票近くを失いかねない。田母神氏と維新に苦しめられる女帝である
東京都知事選(7月7日投開票)に3選を目指して出馬するとみられる小池百合子都知事が、6月20日の告示直前に出馬を断念するのではないか、との情報が飛び交っている。
今のところ小池氏が出馬しない確たる情報はないが、仮に事実だとすれば、小池氏に乗ろうとしていた自民党や公明党にとっては大激震となる。
〈都政関係者の間で「小池都知事(71)が6月20日の告示直前に出馬断念を表明するのではないか」との不穏な観測が急浮上している〉
というものだ。
ウエブ編集者の新田哲史氏も自身のネット番組で「首都激震!港区長選で異変。あるか『小池不出馬』都知事選への影響は?」と、不出馬の可能性について伝えた。
6月2日に投開票された東京・港区長選では新人の前港区議・清家愛氏が、自民党と公明党が推薦した現職を破って、初めての当選を果たした。
「FACTA」の報道によると、小池氏は当初、6月の都議会初日の5月29日に3選出馬を表明するとみられていた。〈現職の高い知名度を生かしながら自民、公明両党と組み、大勝を収めるというのが小池氏の事前の選挙戦略だった。だが、蓮舫氏の出馬によってその戦略は崩壊した〉としている。
立憲民主党の蓮舫参院議員は8年前の小池氏について「同じ女性としてまぶしい」と評価していたが、「自民党の延命に手を貸す小池都政をリセットする」と宣戦布告した。
「デイリー新潮」によると、立憲民主党都連幹事長の手塚仁雄衆院議員が行った調査では、小池知事40に対して蓮舫氏30だった。蓮舫氏はこの結果に勇気づけられたという。
これまで都知事選で現職知事が負けた例はなく、小池知事が出馬すれば優位であることは間違いないだろうが、体調不安がたびたび伝えられた小池氏が本当に出馬するのかが注目される。
(田中紘二/政治ジャーナリスト)
号外速報(6月3日 08:55)FACTA
2024年6月号 POLITICS [号外速報]
立憲民主党の蓮舫参院議員(56)による立候補表明で注目を集めている東京都知事選をめぐり、都政関係者の間で「小池百合子都知事(71)が6月20日の告示直前に出馬断念を表明するのではないか」との不穏な観測が急浮上している。
大義名分が立つ形で身を引く選択も
小池氏は6月都議会初日の5月29日に3選出馬を表明するとみられていたが、一転して見送った。サプライズで立候補する意向を示した蓮舫氏に対する注目度は極めて高く、「小池氏は再選戦略を根本的に見直さざるを得なくなった」(都議会関係者)という。とくに蓮舫氏が「自民党の延命に手を貸す小池都政をリセットする」と宣言した反響は大きい。野党の統一候補が出馬しないことを前提に、現職の高い知名度を生かしながら自民、公明両党と組み、大勝を収めるというのが小池氏の事前の選挙戦略だった。だが、蓮舫氏の出馬によってその戦略は崩壊した。政治資金パーティをめぐ ………
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自分に都知事選出馬要請した現職区長を破った新人候補を、あたかも自分が応援していたかのように見せかける”小池茶番劇場”の「見え透いた演出」も、そろそろ使用期限切れであることが、まだわかっていない「緑のタヌキ」
引用
丸山眞男2.0@dilettantism20·8時間
急に自分から呼びつけて(昨日当選、今朝電話、昼都庁で面会)こんな画(先に来させて待たせる)を撮るなんてえげつないことをする小池百合子都知事。 自公推薦の現職破った清家氏に小池氏“急なアポ”2分面談…蓮舫氏公約作りに集中【スーパーJチャンネル】(2024年6月3日)
自公推薦の現職破った清家氏に小池氏“急なアポ”2分面談…蓮舫氏公約作りに集中【スーパーJチャンネル】(2024年6月3日)
なんだか痛々しいですね 緑のタヌキのマウンティング 彼女はずっと、こうやって生きてきたのでしょう 強い者には媚びへつらい、弱いモノは睥睨する そろそろおしまいですが
(注;管理人:
へい‐げい【×睥×睨/×俾×倪】
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1 にらみつけて勢いを示すこと。「天下を—する」
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2 横目でじろりとにらみつけること。」
田母神立候補で小池都知事3選に黄色信号livedoor 14年の都知事選、4位61万票。公選法違反(運動員買収)で16年逮捕、18年懲役2年、執行猶予5年、昨年12月に公民権が回復。Xでは36万人以上のフォロワー
普段の蓮舫はキップの良いベランメエの江戸っ子である。 でも、時々「なんでこの人、こんなに性格悪いの?」という1面を見せる。 そして、それは権力を持つ強い立場の人々に向かう時発揮されるのだ。 それが、ぼくから見ると超カッコよく見えるのだ。
小池知事は都民の48億をこれに熔かしたが、正規の「入札契約制度」を通さず100%電通が出資している子会社『電通ライブ』を儲けさせた。しかしオリンピックの談合事件で電通は来年8月まで入札が禁止されている。 これ決定プロセスを全て開示請求して都民に晒した方がいい。
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小池百合子の「都知事選挙大勝利」を支えたのは
・都庁全体を怠け者の巣窟と罵る都庁批判
・自民党を「悪魔」とまで悪様に罵る自民党徹底批判
・対立候補を「病み上がりの病人」と罵る対立候補批判 という戦略でした。
さあ、なんちゃって選挙参謀各位、頑張って理屈こねてください