プーチン氏、ロシア陸軍総司令官を解任
【5月16日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が15日、ロシア陸軍のオレク・サリュコフ総司令官(上級大将、70)を解任した。大統領府(クレムリン)が発表した。
クレムリンの法令で発表された人事によると、サリュコフ氏は安全保障会議の副書記に任命される。安全保障会議では、昨年国防相を解任されたセルゲイ・ショイグ氏が書記を務めている。
サリュコフ氏は先週、アンドレイ・ベロウソフ国防相と共に、ナチス・ドイツに対する戦勝80周年を記念する盛大な軍事パレードを赤の広場で指揮していた。
ロシアの法執行機関は昨年以降、軍や防衛部門の高官十数人を起訴しており、その多くは主要プロジェクトから個人的な利益のために資金を流用したとされている。
クレムリンは、高官の逮捕や解任はウクライナでの失態を受けての軍部粛清であるという主張を否定している。
サリュコフ氏は2014年からロシア陸軍を指揮し、シリア内戦への関与やウクライナ侵攻を監督した。(c)AFP
サリュコフ氏:画像はネットから借用
ガザ空爆で120人死亡、ハマスは支援物資の搬入を「交渉の最低条件」と主張
【5月16日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区の民間防衛機関は、15日のイスラエル軍の空爆により同地区で120人が死亡したと報告した。
ガザへの援助は3月2日以来阻止されており、イスラエルはこれがイスラム組織ハマスから譲歩を引き出すための戦術だと述べている。しかし、ハマス幹部のバセム・ナイム氏は15日、ガザへの人道支援の再開が交渉の「最低条件」であると主張。「食料、水、医薬品へのアクセスは基本的人権であり、交渉の対象ではない」と述べた。
ナイム氏はまた、ガザは「売り物ではない」と警告した。この数時間前には中東歴訪中のドナルド・トランプ米大統領が、ガザを引き継いで「自由地帯」にするという構想を再び提示していた。
こうした中、米国が支援するNGO「ガザ人道財団」は、イスラエル当局との協議の末、今月ガザで人道援助の配布を開始すると発表した。
国連は15日、この配布計画への関与を否定。ファルハン・ハク報道官は、「繰り返し述べているように、この特定の配布計画は公平性、中立性、独立性といったわれわれの基本原則に合致しておらず、われわれは参加しない」と述べた。
マルコ・ルビオ米国務長官は計画に対する批判を認め、「もし誰かがより良い案を持っているなら、(米政府は)それを受け入れる用意がある」と述べた。(c)AFP
Israel intensifies Gaza war during Trump visit | Al Jazeera Newsfeed
トランプ訪問中にイスラエルがガザ戦争を激化させる | アルジャジーラニュースフィード
As US President Donald Trump tours the Middle East without visiting Israel, Israeli forces intensified their bombardment of Gaza, suggesting tensions between the allies.
アメリカのドナルド・トランプ大統領がイスラエルを訪れずに中東を巡る中、イスラエル軍はガザへの bombardment を強化し、同盟国間の緊張を示唆しています。
ウガンダ大統領の息子で軍司令官、父に投票しない国民は「国外追放」
【5月16日 AFP】東アフリカに位置する内陸国ウガンダの大統領の息子、ムフージ・カイネルガバ国防軍司令官は15日、来年1月の大統領選で父ヨウェリ・ムセベニ大統領に投票しない国民を国外追放すると明言するとともに、女性兵士がズボンを着用することも禁止した。
ウガンダでは来年1月に大統領・国会議員選挙が予定されており、ここ数か月、野党勢力への弾圧が激化している。
カイネルガバ氏は、40年近い長期政権を維持するムセベニ大統領の後継者と目されているが、X(旧ツイッター)での暴言で悪名高く、軍事問題から私生活まで、あらゆる話題に言及している。
15日にもXでムセベニ氏を尊称で呼び、「ムゼー(ムセベニ)氏を心から支持しない者は、くれぐれも気をつけろ!」「裏切り者は全員、公衆の面前で国外追放する!!」と警告した。
カイネルガバ氏は今月、野党指導者ボビ・ワイン氏のボディーガード、エディ・ムトウェ氏を捕らえ、拷問したと主張した。ノルベルト・マオ司法・憲法問題相によると、後に法廷に出廷したムトウェ氏には、拷問の痕跡が見られたとされる。
カイネルガバ氏は別の投稿で、「エディ・ムトウェ氏への暴行」を含め兵士たちの行動について「全責任」を負うと述べ、「これは前菜にすぎない!」と付け加えた。
一連の投稿の締めくくりに、カイネルガバ氏は、すべての女性兵士が今後、スカートで行進すると述べた。
「ズボンは男性のもので、女性のものではない。姉妹たちに再びパレードでズボンをはくのを強制する者は、大変な目に遭うことになる」とカイネルガバ氏は説明した。
女性兵士はウガンダ国防軍のごく一部を占めるにすぎず、男性兵士と同じ制服が支給されている。地元メディアによると、女性兵士は公式の場ではスカートの着用が認められている。(c)AFP
ムフージ・カイネルガバ国防軍司令官;画像はwikipedeiaから借用