とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

八代亜紀、恩師・鈴木淳さんに捧げる新曲 72歳の喉も絶好調「今の年齢、今のキャリアで最高の状態」

2023年03月04日 22時00分46秒 | 音楽
 

 歌手の八代亜紀(72)が、3月15日に出世作「なみだ恋」(1973年)の生みの親で恩師の作曲家・鈴木淳さん(21年12月死去、享年87)にささげる新曲「想い出通り」をリリースする。このほど、スポーツ報知のインタビューに応じ、作品への思いを語った。

本紙インタビューで新作や国内・海外公演について語った八代亜紀
本紙インタビューで新作や国内・海外公演について語った八代亜紀© スポーツ報知/報知新聞社

 同曲は、大切な人を亡くし、残された者の普遍的な心理を描いた甘く切ないナンバー。鈴木さんの妻で作詞家の悠木圭子氏(86)が亡き夫をしのんで詞を書き、八代が曲を付けた。

 鈴木さんの死後も月に1度、都内にある悠木氏の自宅を訪れ、一緒に食事をする間柄。昨年のある日「亜紀ちゃん、詞を作ったから見てくれる?」と手渡されたことがきっかけになった。

 「鈴木先生を思う、悠木先生の切ない気持ちが伝わりました。大切な人を亡くされて、ひとり残された中でよみがえる記憶…。(最愛の人との別れは)誰しも経験があるんじゃないかな。つらさが痛いほど分かりました」

 八代も若い頃、愛する父親を亡くしており、当時の境遇が重なった。「悲しくて悲しくて。割れたガラスみたいに、ボロボロになりましたから」

 楽曲を聴いた悠木氏は「あ~いいわね~。うれしいわ」と涙を流して喜んだ。「なみだ恋」から半世紀、「悠木先生の人生の集大成の曲でもありますから。先生を助けていこうと強く思いましたね」を決意を新たにした。

 21年にデビュー50周年を迎えた。22年10月には仏パリ市内で初のフランス公演(2日間)を開催。現在、心身共に充実期にあるという。

 「今の年齢、今のキャリアで歌う歌としては、最高の状態なんです。自画自賛できるぐらいに体調、喉のコンディションも最高なの」とニッコリ。「フランス公演の際、流行のアニメソングを入れた方がいいか(現地の事務局に)問い合わせしたら、『八代演歌が聴きたい』という答え。うれしかったですね。海外のファンの方から『舟唄』の歌唱動画が届くのよ。“THE ENKA(演歌)”で文化交流をしたい。海外に広める活動を頑張らないとね」

 この3年、多くの国民がコロナ禍で苦しめられた。高齢者に向けて「寂しく家の中に閉じこもって、というのが何年も続いていますから。こちらから出かけていって歌で元気づけたいですね。今年こそは(コロナ禍で延期された)対面での“ありがとう行脚”をやりたいですね」と誓った。(加茂 伸太郎)

 

八代亜紀 - なみだ恋

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