万博の開会式。予想以上にショボかった。貧相だ。世界の人々に見せようという代物じゃない。会場の「シャインハット」が見すぼらしい。建物の空間もステージも。予算かけているはずなのに、中抜きでスカスカなんだろうか。一つの国が、こんなに短期に、こんなに凄まじく衰退し劣化するものかと唖然。
私は中学1年生でのEXPO70の経験者。本当に夢があって楽しかった。どれもこれも素晴らしい。太陽の塔も、中央会場のお祭り広場も、米国とソ連が張り合った各国パビリオンも、企業のパビリオンも、デザインがよく趣向に富んで面白かった。岡本太郎、堺屋太一、、みんなの想像力がはち切れていた。
皇族も含めて、この万博が失敗に終わることが分かっているから、開会式がショボく、コソコソした感じになるんだろう。関係者は逃げモード。責任転嫁モード。「オレは知らなかった」モード。吉村洋文的詭弁モード。前向きに責任を引き受けて支えようという者がいない。こういうときは事故が起きやすい。
【「日本はすごい国」昭和人間が過去の栄光を忘れられない理由】他先進国と比べて物価の安い国になったといわれて久しい日本ですが、昭和人間の一部はバブル期のイメージを捨て切きれず、過去の栄光にすがる傾向があるようです。その背景は……#石原壮一郎…
●https://amzn.to/4cxNguo 1999年に出た時に読んだこの本を読み直している。刊行から四半世紀を経て、政治家の腐敗、日本人のモラルの崩壊、人材の劣化に至るまで、森嶋道夫の予測が恐ろしいほど正確に2025年の日本を言い当てていたことに驚く。