北海道で、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大する中、鈴木知事は、札幌市内の外出自粛とそのほかの道内の地域との往来自粛を17日午後にも正式決定する。

鈴木知事は16日、札幌市の秋元市長と会談し、感染者が急増する札幌市については、不要不急の外出自粛を求めるほか、札幌と地方との往来の自粛を求めることで一致した。

北海道内では16日、189人の感染が確認され、このうち札幌市は124人と8日続けて100人を超えていて、今後も「感染リスクを回避できない場合」、17日から27日にかけて自粛を求めることにしている。

札幌を中心とした感染拡大が続く中、新たな要請ついて道民は、「4月と5月にけっこうがまんして耐えたので、また始まったか、という感じで別に大きく変わることはない」、「旭川でもだいぶ増えているので、札幌だけにとどまるのかなと思う」と話した。

道などでは、17日午後の対策本部会議で、くわしい要請内容を決めることにしている。

女子大でクラスター、新たに16人感染…運動クラブに所属

武庫川女子大(兵庫県西宮市)は16日、新たに16人の学生が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同大学の感染者は計40人になった。

 16人は、これまで感染者が出ていた運動クラブとは別の運動クラブに所属。大学は17~22日、二つのクラブ活動が行われていた中央キャンパス(同市)を登校禁止にし、クラブ活動も休止。授業はオンラインで実施する。西宮市はクラスター(感染集団)と認定し、感染経路などを調べている。