安倍氏が旧統一教会系イベントにメッセージ 過去には合同結婚式に祝電
配信 ポストセブン
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安倍晋三氏は過去にも祝電を送ったことが
グローバルに活動するNGO・天宙平和連合(UPF)が韓国の会場とオンラインで9月12日に開いた集会「希望前進大会」に、安倍晋三氏がビデオメッセージを寄せた。 【画像】トランプ氏も映る「希望前進大会」に送られたいくつかのビデオメッセージ
「今日に至るまでUPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」
ここで名前の挙がった韓鶴子総裁は、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)総裁として知られる。UPFは、韓鶴子総裁が2005年にニューヨークで創設したNGOだ。
安倍氏と旧統一教会の関係は祖父・岸信介氏の時代に遡るという。安倍氏は、まだ首相になる前の2006年にも、UPFが合同結婚式を兼ねた集会に祝電を送ったことがある。
「このイベントには、安倍氏と並んでトランプ前大統領のビデオメッセージも紹介されました。2人とも退任後、その影響力を維持しようと躍起になっている共通点がある。このイベントに参加したのも、旧統一教会の協力を仰ぐ意思があるのでしょう」(海外情勢に詳しいジャーナリスト)
安倍事務所に聞くと、「この件はUPFに聞いてください」の一点張り。UPFジャパン広報局は、「依頼は、UPFインターナショナル(米国)ならびに米日刊紙『ワシントン・タイムズ』が行なったもの」と回答した。同紙も旧統一教会系の新聞である。安倍氏の背後には、宗教の力も控えている。 ※週刊ポスト2021年10月8日号