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とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

【Caitlin's】すべての親イスラエルの論拠は、イスラエル自身の行動によって無効化された。

2025年06月16日 21時57分09秒 | 政治
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(無料公開中)

イスラエルの根本的な問題は、まさにここにある。なぜイスラエルという国家が存在することが前提になっているのか。なぜそこから問い始めずに、その前提を無謬のものとして、すべての議論は始まるのか。

理由の一つは、そんなことを言えば、ヒトラーと同じようにユダヤ人を根絶しろと言うのか!と非難されかねないからだろう。そんな非難があるとしたら、それは国家と人間を混同しているからだ。

実際は、イスラエルという国家に対する疑問や非難は数多く見るが、ユダヤ人を根絶しろというような純化された反ユダヤ主義(Anti-semitism)の言説を、ナチズムに関する記述以外では現在のメディアでも見ることがない。どこかにあれば、教えて欲しい。

現在起きているもっと深刻な問題は、イスラエルという国家による行為、つまり大量虐殺、民族浄化、国際人道法違反、国際法違反の他国への武力行使などに対する批判を、反ユダヤ主義として非難を絶叫する人々、政府、メディアが存在するということだ。

大量虐殺、民族浄化、国際人道法違反、国際法違反の他国への武力行使などの行為は、誰がしても批判に値するものであり、そういう批判を反ユダヤ主義という論理は成り立たない。仏教国が、大量虐殺、民族浄化、国際人道法違反、国際法違反の他国への武力行使などの行為を犯しても、批判されるだろう。その批判を反ユダヤ主義と呼ぶのだろうか。

こんな馬鹿げた詭弁を真面目な顔して毎日垂れ流している先進欧米諸国(+日本)という言語空間の中で我々は生活している。その深刻な意味は、自由な議論が封殺されているということだ。

A国の国際法違反は批判してよいが、B国の国際法違反を批判したら、逆に人種差別主義者として罵倒と非難の絶叫にさらされるとしたら、そこには言論の自由はないということだ。

この記事は、イスラエルの根本的な問題がどこにあるかに読者の目を向けさせようとしている。


[原文情報]
タイトル:Israel's Own Actions Invalidate All Pro-Israel Arguments
著者:Caitlin Johnstone
配信日:JUN 14, 2025
著作権:こちらをご覧ください。
原文の朗読:こちらで 聴けます。


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