毎日新聞2019年7月7日 14時00分(最終更新 7月7日 16時30分)
「次は愛子さまを天皇に」。今年5月の新天皇の即位をきっかけに、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまへの皇位継承を望む声が出ている。ところが今の皇室の制度では、女性が天皇になることは認められていない。過去には女性天皇がいたにもかかわらず、今なぜ女性は「日本の象徴」になれないのか。
(中略)
かつては女性が天皇に即位していた時代もあった。歴代126代の天皇のうち、複数回即位した人を含む10代8人が女性天皇だ
ジャーナリストの田原総一朗氏は「女性天皇が認められなくなったのは明治以降ですよ。当時、天皇は軍のトップの大元帥だったから、軍隊に入れない女性が天皇になるのは問題だ、ということになった。だから、今となっては何の問題もないんです」と話す。
実際、戦後の日本では天皇が大元帥になる制度は廃止され、性別による差別も憲法で禁止された。
それでも皇位継承が男系男子に限られているのは、「男性が家を支配し、子は父を敬い、妻は夫に従う」という旧来の価値観が残されているからではないか――。それが、家族のあり方について研究を続けてきた大阪大の牟田和恵教授の見方だ。
(後略)
悠仁さんの机にナイフが置かれた事件のように、皇族という特別な身分ゆえに命が狙われやすいのもかわいそうです。
戦前まであった華族・士族も廃止されたんだから、皇室も廃止して、世襲ではなく選挙で選ばれる大統領を置いた共和国になるべきだと思います。
国民投票で王制を廃止し共和制に移行したイタリア、ギリシャ、モルディヴのように、日本でも天皇制の是非を問う国民投票を実施すべきだと私は思います。