オランダ・ハーグにあるICJ(国際司法裁判所)の所長に岩沢雄司裁判官が選出されました。
ICJの所長に日本人が就任するのは、2人目です。
ICJは3日、2025年1月に辞任したナワフ・サラーム所長の後任に岩沢裁判官が選出されたと発表しました。
ICJの所長に日本人が就任するのは、2009年から2012年にかけて日本人として初めて務めた皇后さまの父・小和田恒氏に次ぎ2人目です。
岩沢裁判官は東京都出身で、東大大学院教授などを経て、2018年6月からICJの裁判官を務めています。
ICJは国連の主要な司法機関で、国際法に基づき国家から付託された「国家間の紛争」を解決する役割を担っていて、2022年にはウクライナでの軍事行動を即時停止するよう命じる暫定措置命令を出しています。
同じくハーグにあるICC(国際刑事裁判所)の所長は赤根智子氏が務めていて、国際的な法の支配を広げるための二つの機関のトップを日本人が同時に務めることになります。