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とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

認知症用の計算ドリルは罪なものだ

2006年08月27日 10時27分57秒 | 老人介護・心の不調・ストレス
母の認知症を救おうと、計算ドリル等でがんばってきた父が、過労と「せんもう」で倒れて入院になったが、退院してきて、元気な声で電話をくれた。

「今、退院してきたよ。入院中は、看護してくれてありがとう。うれしかったよ。もとに戻ったつもりになって退院してきたよ」
うれしそうな声に、それでも認知症になった母のかわりに女房役を少しでも代務できたかな?と嬉しい。

「もちろんですとも。完全にもとに戻っていますよ」

「まだお母さんには会ってないんだ。デイケアから戻るのを待っているところだ」

入院中は、とても母に会いたがっていた。母は昔から、笑顔の人だった。認知症になっても笑顔を絶やさない。母の笑顔の代務だけは、できない。

長男の弟の報告によると、母は、デイケアに週3~4日通っているが、施設は毎日報告書をくれるのだそうだ。

《今日は、お人形つくりをしましたが、一等でお人形をとてもお上手にお作りになりました。》

そんなことが重なって、母は優越感にひたって帰ってくるそうだ。母は、ただいま、介護認定度2だ。もっと重症な人が多いのだろう。

今までは、昼寝ばかりしていた日々だったのだが、

《今日は、みなさまといっしょに、体操をなさいました》あの母が喜んで体操をするなんて、信じられない!

おかげで足腰も丈夫になってきているとのこと。お風呂にもいれてもらって帰ってくるので清潔になったそうだ。家でいれていたが、大変なので、どうしても回数が少なくなっていたのだそうだ。

施設に通うようにして、本当によかった。さすが、プロです。行政よ。福祉を切り捨てないでください。これからが持久戦ですが、早くも弟の嫁さんは、過労と心労でダウンしています。

父は、母に体操させようとしたり、規則正しい生活をさせようとしたり、一人でがんばってきたのだが、あまりうまくいかず、過労で倒れた。昼寝も誰も止めさせることができなかった。
プロの腕前に驚くか?わしは、何してきたんでしょうか?と、がっくりくるか?

認知症になった母を見ていると、とにかくどうにかして助けてあげたいと、どうしても思ってしまう。そこで計算ドリル、音読となるのだが、あれは罪なものだ。

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