
対人地雷供与はロシアの戦術変更に対応するため 米国防長官
【11月21日 AFP】米国のロイド・オースティン国防長官は20日、同国がウクライナに対人地雷を供与するという決定が人権団体に批判されたのを受け、機甲部隊よりも歩兵部隊を優先するようになったロシアの戦術の変化に対応するためのものだと釈明した。
オースティン氏は訪問先のラオスで記者団に対し、「彼ら(ロシア)はもはや機甲部隊を率いていない」「歩兵部隊を率いて接近し、機甲部隊の道を切り開くなどしている」と指摘。ウクライナは「ロシア側の試みを遅らせるもの」を必要としていると強調した。
ロシアと米国はいずれも地雷問題・対人地雷禁止条約(オタワ条約)を締結しておらず、過去に対人地雷を使用したことで批判されている。
一方、ウクライナはオタワ条約の締約国となっている。だが、対人地雷廃絶運動を展開するNGOの連合体「地雷禁止国際キャンペーン」は20日に公表した報告書で、ウクライナ政府は同国軍が2022年に同条約に違反して対人地雷を使用したとの報告について調査していると明らかにした。(c)AF
(米国のロイド・オースティン国防長官:画像はネットから借用)
メディアの報道によると、ウクライナはロシアで英国の長距離ストームシャドーミサイルを使用した
英国メディアによると、ウクライナがロシア領内でストームシャドーミサイルを使用したのは初めてのことである。ロシア国防省は木曜日、ウクライナが発射した「英国製『ストームシャドー』巡航ミサイル2発」を撃墜したと発表した。
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2023年5月にキエフに供給され、ザポリージャ、ヘルソンなどの占領地、黒海のロシア艦隊、クリミア半島、特にロシアが占領地で軍隊に供給するために使用している橋ですでに発射されているため、この戦争で使用されたのはこれが初めてではありません。
しかし、ストームシャドーミサイルがロシア領内で使用されたのはこれが初めてです。フィナンシャル・タイムズ紙は、射程250km以上の数発のストームシャドー・ミサイルが、少なくとも1つのロシア軍事目標に向けて発射されたと報じており、攻撃についてブリーフィングを受けた西側当局者を含む3人の匿名の情報源を引用している。キエフもロンドンも、まだこの情報を確認していない。ロシア国防省は木曜日、ウクライナが発射し、その領土を狙った「英国製『ストームシャドー』巡航ミサイル2発」を撃墜したと発表したが、この迎撃の場所や時間は特定されていない。
この攻撃は、ロンドンの承認後に行われ、ジョー・バイデンがロシアに対する長距離ミサイルの使用を承認した翌日に行われた。したがって、ウクライナは、毎日の空爆でウクライナ国民を恐怖に陥れているロシアとは異なり、軍事目標のみを標的にすることが容易になります。
また、ウクライナがロシアと同様に地上での成功を記録する必要があるときに、軍人や装備、弾薬、ミサイル、爆弾貯蔵所が集中する場所を破壊することで、ロシアの兵站を弱体化させることも可能にします。「戦争が好転するのは数百発のミサイルではなく、ロシア軍に大きな損害を与えるでしょう。これがウクライナ人が交渉のテーブルに着くことを余儀なくされる前に望んでいることです」と、元フランス軍人でコラムニストでブログNe pas subirの著者であるギヨーム・アンセルは説明します
ウクライナ軍は減速し、ロシアの攻勢を困難にしていますが、それで戦争が好転することはありません。
ギヨーム・アンセル、元フランス軍将校、コラムニスト、ブログ「Ne pas subir」の著者
地元のテレグラム・チャンネルや、いわゆる愛国的なチャンネルでは、住民が撮影したストライキの画像(独立した情報源からは認証できない)が出回っている。彼らによると、午後半ばの30分間の複合攻撃で12発のミサイルが発射された。国防省に近いとされるテレグラムチャンネル「Rybar」は、発見されたストームシャドウの残骸について語っています。
ウクライナ空軍は21日、ロシアが同日早朝、同国南部アストラハン州から大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発を発射したと発表した。攻撃はウクライナ中部ドニプロを標的としたもので、「さまざまな種類のミサイル」が使われたとした。
ロシアが現在の紛争で、ウクライナに向けてICBMを発射したのは初めて。核弾頭が搭載されていたことを示す情報はない。
ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官は、ICBM発射の報道に関してコメントを拒否した。ロシア国防省の声明も、発射については触れていない。
一部のメディアは匿名の西側消息筋の話として、弾道ミサイルではあるものの、大陸間弾道ミサイルではなかった可能性があるとの見方を伝えている
ウクライナのドニプロペトロウシク州のセルヒイ・リサク知事は、同州クリヴィー・リフがこの日朝、攻撃され、少なくとも15人が負傷したと話した。9人が病院で治療を受けているといい、容体は不明。
リサク氏はまた、ガレージ9カ所と企業1社が被害を受けたと付け加えた。行政ビルが破壊され、住宅ビル2棟も被害を受けたとした。
ウクライナ軍は、この攻撃で飛来した巡航ミサイル「Kh-101」6発を撃ち落としたとしている。
一方、ロシア国防省は「イギリス製の巡航ミサイル『ストームシャドウ』2発を防空ミサイルが撃ち落とした」と主張した。ミサイルがいつ、どこで撃墜されたのかは明らかにしていない。
今回のロシアの攻撃は、ウクライナが外国製の長距離ミサイルをロシア国内に向けて発射した直後のタイミングで実施された。
ウクライナは19日、アメリカから提供された長距離ミサイル「ATACMS」をロシア国内の軍事基地に向けて発射したとされている。アメリカは17日、ATACMSをロシア国内への攻撃に使うことを許可したとされる。
ウクライナは20日には、イギリスから供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」をロシア国内の標的に向けて初めて発射した。
ICBMは射程距離が最長5500キロメートルを超え、事実上、世界のどこに対しても攻撃が可能。通常兵器のほか、核弾頭も搭載できる。最初はロケットで動力を得て、その後は無動力の軌道で目標に向かう。