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Business Back Side Tricks

政治とか、経済とか、経営とかをいろいろと。。。
でも、冬はスノーボード!

ブランディング

2011年03月28日 23時14分16秒 | 会社経営
ここ数年、「ブランディング」

という言葉が大流行で、

なんでもかんでも「ブランディング」

になっちまってます。。。


「ブランディング」とは、

ブランドを作るための活動のことです。

「ブランド」とは、

同種のものと区別するための考え方で、

消費者側には、イメージとして

とらえられます。


一般的に、商売は、

品揃えやサービスを広げていく

ことで事業が拡大していくのですが、

「ブランディング」は、

特定の商品・サービスに、狭めていく手法です。


「ブランドAでは、○○しか売りません」

と宣言することによって、

競合との差別化を図ります。

そのイメージが、消費者に定着すれば、

「○○を買うなら、ブランドAだ」

ということになります。。。


なので、直接売り込むような、

「明日から安売りします!」とか、
「特売だから来てください!」というのは、

ブランディングとは、言いません。

それは、マーケティングです。。。


ブランドイメージを構築し、

消費者に浸透させることができれば、

そのブランディングは、成功です。

売れるかどうかは、

そのブランドのコンセプト次第です。。。




今なら、知らない人がいないくらい、

ACと言えば、「ぽぽぽぽ~ん!」 です!


このブランディングは、大成功でしょ。。。


事業継続計画(BCP)

2011年03月27日 14時53分15秒 | 会社経営
企業が、今回のような災害に遭遇した場合、

事業活動が停止してしまいます。

復旧にも時間がかかります。

このような緊急時の対応や、

段取りなどを決めておく計画のことを

「事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)」

といいます。


もともとは、アメリカの9.11同時多発テロのころに

出てきた考え方で、

拠点が潰れても、すぐに事業を継続できるような

体制を作っておこうというものでした。

なので、自然災害だけでなく、

テロ攻撃や、大爆発なども想定します。。。


具体的に何を計画するかというと、

安全対策と事業の復旧方法です。

やり方は、会社によってさまざまですが。。。


お店などであれば、

お客さんの安全確保が一番です。

従業員の安全確保や、安否確認なども

必要になります。


意外に忘れられているのが、

緊急用設備のメンテナンスです。

電気が止まると困るような会社では、

自家発電装置を持っているところも

多いのですが、

いざという時に、動かなかったり、

燃料が無かったりしたら、使えません。。。


事業については、製造業であれば、

物理的に距離の離れている同業者と

提携していることもあります。

パソコンのバックアップなどを、

遠方の支店と持合いしていることもあります。

緊急時には、100%の復旧を目指すのではなく、

30%でいいから、

できるだけ、業務が停止する時間が

少なくなるように考えます。


ある会社では、まったく同じサーバーを

別の場所に設置しています。

新潟のサーバーが潰れても、

次の日には、もう一つのサーバーで、

業務を再開することが出来ます。。。


事業継続計画(BCP)は、

最悪の事態を考えながら、

更新していくことも必要です。



少しでも収入になる事業が残れば、

復興もしやすくなります。

余裕があるときに、

ちょこっと、考えてみてはどうでしょうか。。。



寄附金を支払ったとき

2011年03月22日 21時27分30秒 | 会社経営
ここのところ、支援物資を送るとか寄付をする

という話しがたくさんあります。

今は、「何かしたい」という思いで

動いている人がほとんどだと思いますが。。。


「寄付」というのは、善意の行動であり、

それに対して、課税するのはおかしい

という考え方があります。

なので、税制には「寄付金控除」というものがあり、

寄付をした人は、

寄付した分の所得税や住民税が戻ってきます。


手続としては、次の確定申告のときに、

申告することになります。

企業だけでなく、個人にも適用されます。


ただし、いろいろと条件があり、

対象となるのは、2千円以上の寄付で、

決められた団体への寄付だけです。。。

「決められた団体」というのが難しいのですが、

ある程度、広く知れ渡っている公的な団体

くらいに考えていればいいと思います。

具体的には、地方公共団体や、日本赤十字などです。

よくわからない場合は、

税務署や税理士さんに相談してみてください。。。


また、寄付金の収支を記録しておいて、

寄付したときの領収書なども保管しておきます。

企業の場合は、経理がきちんと処理すると思いますが、

個人の場合は、気持ちだけが先行してしまい、

記録していないことも多いので。。。

当たり前ですが、

どこに、いくら寄付したか忘れていたら、

寄付金控除の申告はできません。。。




もう少し、まともな説明は、

国税庁のホームページで!

>> http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1150.htm



各社の災害用サービス
PC版
携帯版


一般事業主行動計画

2011年03月09日 23時00分22秒 | 会社経営
常時、301人以上の労働者がいる会社は、

「一般事業主行動計画」というものを

作ることになっています。

これは、仕事と子育ての両立に必要な

雇用環境を整備するための計画です。


計画を作り、それを公表することが義務付けられ、

従業員にも、周知することになっています。

公表は、ホームページとかでOK。

また、計画を作ったら、

労働局へ届け出ることになっています。

一定の基準を満たすと、

「子育てサポート企業」として、

厚生労働大臣の認定を受けることが出来ます。

認定を受けると、認定マークが使えます。

ときどき見かける、ゆるキャラマークです。。。


ものすごく、役人的発想の制度ですが、

法律で決まっているので、仕方ありません。。。



なんで、こんな話になったかというと、

平成23年4月から、

労働者が101人以上の会社にも

適用されるからです。。。

101人以上という条件だと、

対象になる会社は、結構あります。

しかも、「そんなことやってる場合じゃない!」

という会社も、かなり対象になるはずです。。。


実際、現状を調査し、計画を作り、届出して・・・

という作業になるので、

それなりの手間がかかります。

認定マークを使ったら、売り上げが伸びるかというと、

そんな話を聞いたことはありません。

趣旨はわかるし、いいことだとは思いますが。。。


なので、労働者が101人ギリギリくらいの会社は、

早めに検討して、暇な時期にやってしまう

というのも、ひとつの方法でしょう。


ちなみに、事例や説明は、ホームページに出ています。

> 両立支援のひろば

(説明は、下の方にあります)



100人以下の会社であっても、

これも世の中の流れなので、

見ておくといいですよ。。。


呉越同舟

2011年03月07日 21時54分15秒 | 会社経営
先週くらいかな(?)、テレビのドラマで、

「ゴエツドウシュウで・・・」

みたいなセリフがありました。

アマルフィの続きのやつ。

たまたま見ただけなので、

内容はよくわかりませんが、

そんな外交官いねーよ!とか、

ブラジル編見せろ!とかの

突っ込みは置いといて、

「呉越同舟」は、

仕事をする上では大事なことかもです。。。


働いていれば、たくさんの人と関わります。

同僚や、取引業者や、業界の人など。

中には、気の合わない人もいるかもしれません。

ライバル会社の人とは、話もしたくない

ということもあるかもしれません。

でも、どの会社も、

お客さんのために仕事をしているはずです。


もし、お客さんのためになるのであれば、

共通の目的のためであれば、

相手の力を認めて、

力を合わせることも必要なことかもしれません。



戦争をしていて、仲の悪い

呉の国の人と、越の国の人であっても、

同じ舟に乗り合わせて、嵐が来たら、

舟が転覆しないように力を合わせるだろう

と、言っちゃったらしいです。

孫子って人が。。。


大きい会社になると、部署同士で、

バラバラのことをしていたりします。

小さい会社になると、

あそこの会社には頼まないとか、

変なこだわりがあったりします。

その理由が、会社のためであることは少なく、

ほとんどは、個人的な理由だったりします。。。


一緒にやって、うまくいけば、

その後も、長く付き合えます。

もし、ダメなら、「やっぱりダメだった・・・」

でもいいのではないでしょうか?

景気が悪いなら、転覆しないために、

協力し合うことも、ひとつの方法です。




ちなみに、まったく関係ありませんが、

コクヨの社長も「黒田さん」です。。。


個人事業主になると

2011年03月06日 11時27分03秒 | 会社経営
ときどき、

「会社を辞めて、独立したいんだけど・・・」

と相談されることがあります。

自営業の方が、好きなことを好きなようにできるとか、

経済的に楽になると思っているかもしれませんが、

そんなに甘くはありません。。。


自営業になると、

何でも自分で決めなければなりません。

でも、これが意外に難しい。。。

サラリーマンは、すべて上司が最終決定を下します。

周りには、相談相手もたくさんいます。

でも、独立すると、誰も、

いいとか、悪いとか、言ってくれません。。。

全部、結果でしか返ってきません。

すべて自分の責任です。

その人の性格にもよりますが、

精神的に追い詰められてしまう人も、かなりいます。


また、自分で決めるといっても、

すべてを自分の思い通りにする

こともできません。

商売とは、お客さんを満足させることです。

自分がいいと思っていることが、

お客さんからすると満足できない

という場合もあります。

自分のこだわりよりも、

お客さんのこだわりを優先しなければいけない

場面も出てきます。。。

また、自分のこだわりをわかってもらう努力も

必要になってきます。


金銭的にも、軌道に乗るまでは大変です。

独立すると、売上は、毎月違います。

次の仕入れや、設備投資のために、

お金を貯めておかないといけない場合もあります。

サラリーマンの時のように、

入ってきたお金を全部使うなんてことはできません。

独立すると、月ごとの計画ではなく、

年間計画で使わないと、すぐにお金が無くなります。。。


意外にかかるのが、社会保険料や税金です。

サラリーマンは、会社が処理をしてくれるし、

会社負担分もあるので、

あまり意識していなかったかもしれませんが、

独立すると、自分で支払うことになります。

毎月、+10万円くらいは必要です。

例えば、月給30万円のサラリーマンと、

同じレベルの生活を維持するのであれば、

売上月40万円が、最低ラインです。




会社を辞めて、個人事業主になることは、

(手続的には)簡単なのですが、

それなりの「覚悟」が、必要です。。。



広い知識と分類分け

2011年03月02日 21時53分14秒 | 会社経営
会社を経営していて、

どんどん大きくしている社長さんは、

みんな頭がいい。

と言っても、学歴だけみれば、

高卒だったり、大学中退だったりしますが。。。


先日、雑談した社長さんは、

あまりしゃべらないタイプ。

言葉は少ないけど、

頭の回転が速いのは、よくわかります。



頭がいいと感じる理由の1つは、

いろんなことを知っていること。

まったく関係のない業界の話でも、

普通に会話が成立するくらい

知っていたりします。

勉強するにしても、

興味が無ければ覚えられないと思うので、

いろんなことに興味を持っている

ということなのかもしれません。


もう一つは、分類分けがうまいこと。

複雑な説明をしていると、

単純な複数の問題に分割して、

それぞれの答えを出してきます。

ごちゃ混ぜに考えないで、

別の話にしてしまいます。

単純にすると、本質が見えやすいし、

決断も早くなり、軸がブレない

のではないかと思います。

実際、こういう社長さんは、

即断即決の人が多いです。。。



もともと頭がいいのか、

社長業をやっているからそうなったのか

わかりませんが、

なんとなく共通しているように思います。


頭の中のことなので、

本当のところはわかりませんが、

もし、共通しているのであれば、

うまく経営するための「コツ」

みたいな部分なのかもしれません。。。


行政の考え方

2011年02月28日 20時33分54秒 | 会社経営
民間の人が、行政の人と話をすると、

なかなか話が進まず、

イライラすることがあります。

行政は、民間とは違った考え方をする部分が

あるからかもしれません。


行政は、特定の個人や企業のために、

動くことはできません。

行政には、公平でなければならない

というルールがあります。

例えば、「Aさんが困っている」と言われても、

Aさんのためだけに動くことはできません。

それは、Aさんと同じような状況の人が、

他にもいるかもしれないから。

Aさんだけを助けると、公平ではなくなります。

条件を提示し、当てはまる人全員を助ける

のであれば、動くことが出来ます。


また、事前に、考えられるすべての対策を

検討してから動くというのも、

行政の特徴的な考え方です。

これは、法律(規制)を作る側にいるため、

抜けがあると、後で困るからです。

民間企業だと、とりあえず走って、

問題があったら、その都度修正する

ということが出来るのですが、

行政がそれをやると、

今の民主党みたいになります。。。


お金のかかる話であれば、

1年以上かかる場合もあります。

行政は、予算が組んでないと、お金を使えません。

予算は、議会などの承認が必要になるので、

議会用の資料を作ってやって、

予算を作ってもらうことも必要になります。

どんなにいい話しであっても、

予算なしにお金が動くことはありません。

予算を作る機会は、年1回(補正も年1回)

しかないので、逃すと、

来年ということになります。。。



たぶん、こんなことが、

民間の感覚とズレている部分だと思います。

でも、このような違いを理解して、

行政が動きやすいように提案してやれば、

行政を利用することができます。。。


大企業は、行政をうまく利用していますが、

中小企業も、もっと行政を利用できるはずです。

民間に利用してもらうことも、行政の仕事ですから。


税金払っているんだから、働いてもらわないとね。。。


確定申告ってなに!?

2011年02月23日 21時41分41秒 | 会社経営
確定申告の時期ということで、

バタバタしてます。。。


個人事業主の人にとってみれば、

当たり前の確定申告ですが、

サラリーマンにはよくわからないものです。

でも、定年退職後は、

自分で確定申告しなければならないので、

毎年、「どうするんだ?」の質問責めです。。。



サラリーマンの場合、

給料から税金などを、自動的に引かれています。

この仕組みを「源泉徴収」と言います。

なので、手取り金額は、

税金などを引いた金額になっています。

所得税は、「給料から控除する」と言います。

社会保険料などは、「徴収する」と言います。

まぁ、いろいろ引かれているということです。。。

で、これらの金額は、

1年が終わってみないと確定しないのですが、

サラリーマンの場合は、

前の年の所得などから計算された予想金額を

とりあえず、納めたりしています。

その差額等を調整するのが、「年末調整」です。

サラリーマンは、全部、会社がやってくれるので、

よくわからない書類が届くだけですが。。。



個人事業主や、会社を退職した人は、

これらの処理を自分でやることになるのですが、

それが、「確定申告」です。

確定申告をすると、

税金を払いすぎていた場合は、戻ってきます。

これを、「還付」と言います。

足りない場合は、当然、取られます。。。

なので、確定申告には、銀行の口座番号と銀行印が、

必要になります。


普通の人であれば、

収入(年金とか)、経費、医療費、住宅ローン

あたりをまとめることになりますが、

確定申告の計算期間は、

1月1日~12月31日なので、

普段から記録を整理していないと、

突然、1年分の作業が降りかかってきます。。。

この辺が、大変なところだと思います。




まとめて書こうと思ったら、

ものすごく複雑になってしまったので、

いつものように、はしょりました。。。

正確に知りたい方は、

税務署へ行けば、教えてくれます。。。



資格の取得

2011年02月20日 19時42分40秒 | 会社経営
何か資格を持っていると、

他人からは、「すごい」という目で見られます。

でも、会社からは、そんな風に思われません。

ちょっと、ギャップがあります。。。


社員を採用する場合、

「資格を持っているから採用する」

ということはほとんどなく、

どちらか一方を採用しなければならない場合に、

「資格を持っている方を採用するか!?」

くらいの感じです。。。


また、会社員で、キャリアアップのために

資格を取っても、報奨金などはもらえますが、

業績としての評価にはなりません。。。


会社は、資格を持っていかどうかよりも、

実際に仕事ができるかどうか

ということを重視します。

資格を持っていないとできない仕事というのは、

それほど多くないですし、

そういう資格は、そんな簡単に取れません。

簡単に取れる資格であれば、

会社は、それほど評価しません。。。


就職のためにとか、

キャリアアップのために資格を取っても、

無駄ではありませんが、

絶大な効力があるわけでもありません。。。

会社が期待しているのは、

資格を持っているかどうかではなく、

その資格を生かした経験があるかどうかです。



資格を取得することについては、

資格を取って、それを武器に次へ進むのではなく、

経験を積んで、その確認のために資格を取る

という考え方の方が、合理的かもしれません。


いままで、自分がやってきた分野の資格であれば、

挑戦しやすいですし、自分の実力がよくわかります。

わかっているつもりだったのに、

間違っていたということもあるかもしれません。。。



資格は、活用するために取得するだけでなく、

自分の実力を測るため挑戦してもいいものだと思いますよ。


資格を取ることが趣味の人は、別ですけどね。。。



税理士は税の専門家

2011年02月15日 19時16分43秒 | 会社経営
決算などを、税理士にお願いしている

会社やお店の中には、

税理士に不満を持っている経営者も結構います。。。

よく聞く不満は、

・会社の相談に乗ってくれない
・データのやり取りだけで、訪問してくれない
・いつも不在で、なかなか捕まらない
・報酬が高い

というようなもの。

私も、よく一緒に仕事をしているので、

税理士を悪く言うつもりはないのですが。。。



税理士は、税の専門家です。

人事や、労務や、組織論や、販促や、

資金繰りや、生産管理などを質問しても、

期待した答えが返ってこないことがほとんどです。

ある分野を専門的に扱っている税理士もいますが、

実際に体験したことのある税理士は少ないので、

経営者が期待してるレベルの対応ができる人は、

そんなにいません。

税理士からすれば、

「そこまで期待しないでくれよ!」

というところかもしれませんが。。。


また、データをもらって、書類を作るだけ、

という税理士もいるし、

顧問契約なのに、訪問しない

という税理士もいます。

やり方を変えるには、会社側から、

こうしてくれと頼むしかありません。。。


報酬については、意外に融通が利きます。

いろいろな契約があると思いますが、

大抵は、値引き交渉に応じてくれます。

でも、会社側から、値引きを頼むようにしてください。

税理士側から、「値引きします」と

言ってくることはありませんから。。。



税理士への不満の原因は、

会社側が期待しすぎている、という部分もあります。

経営者の中には、税理士に頼めば何でも解決してくれる

と思っている人もいますが、そんなことはないので、

現在の税理士が何をできるのか把握し、

できない部分は、別の専門家に頼む

などの対応が必要になります。



税理士さんに、店番頼んだり、

パソコンの修理頼んだりするのは、無茶でしょ。。。


「忙しい」は理由にならない

2011年02月14日 21時58分23秒 | 会社経営
仕事をしていると、忙しくて予定が立たない

ということがあります。

相手がいる場合、時間が読めないので、

次の予定が入れにくいということもあります。

ちょっとしたタイミングの違いで、

電話に出ることができないこともあります。

でも、お客さんからすれば、

「忙しい」は、どうでもいい話です。。。


お客さんは、問題があるときにしか、

連絡してきません。

「この人なら、解決してくれる」

と思って、連絡してくるはずです。

そこで返事がないと、

最初の1回くらいは、大目に見てもらえますが、

何回か続くと、

「すぐに対応してくれない会社」

というイメージが付いてしまいます。

しかも、「なんで返事よこさないんだ!?」

と文句を言ってくれるお客さんは、ごく少数で、

ほとんどのお客さんは、沈黙のまま、

いつのまにか、違う業者が出入りしていたりします。。。


もちろん、わざと返事をしないなんてことはなく、

忙しくて連絡できないのですが、

お客さん側からすると、

連絡が欲しいだけで、

「忙しい」ことはどうでもいいのです。。。

「忙しいから、今は無理!」と言っても、

信頼関係は壊れませんが、

なにも返事をしないと、信頼してもらえなくなります。


できれば、その日のうちに、

ダメなら、次の日の朝くらいには、

電話でも、メールでも、入れておくと、

お客さんは、安心します。

出先からでも、連絡が取れるような体制作りに、

お金をかけてもいいかもしれません。


業者の営業担当者が変わって、

「使いにくくなった」と感じるのは、

返事が来るまで時間がかかるようになったとか、

電話してもいつも不在とか、

だったりします。。。


昔は、一緒に酒を飲んだから

という付き合いもあったんだけどねぇ。。。



変化の効用

2011年02月10日 20時17分24秒 | 会社経営
会社や業界内では、当たり前のことであっても、

第三者から見ると、おかしなことをやっている

ということがありますが、

内側にいると、なかなか気づきません。。。


どうしても、「楽なやり方」を優先するので、

閉鎖的な状況になると、

それが、当たり前になってしまい、

誰もおかしいと思わなくなってしまいます。。。



大企業の場合は、毎年新規採用したり、

定期的に人事異動したり、

フロアのレイアウトを変更したりして、

価値観が固定化しないようにしています。

新しい価値観を取り入れて、

それを気づかせるための取り組みです。


中小企業の場合、

そんなことできない会社も多いので、

個人の取り組みが必要になってきます。


経営者であれば、

できるだけ、異業種の事例を見聞きして、

いま、自分の会社が、

(業界内ではなく)社会的にどの位置にいるのか、

ということを把握し、

いい事例があれば、真似してもいいと思います。

「常に、変えていく」意識がないと、

従業員の価値観も固定化してしまいます。。。


従業員も、会社の仕事以外の世界を

もっと、知ることが必要です。

休みの日は、仕事とは関係ない人たちと、

関わるなどもいい方法だと思います。

また、資格試験などを受けてみても

いいかもしれません。

会社内では、ダントツトップであっても、

会社の外に出たら、大したことないのが、

よくわかります。。。

(会社ではたいしたことないのに、
 資格だけいっぱい持っていてもダメですが・・・)


できるだけ、会社の外へ出ていき、

自分とは違う価値観を理解する

というところでしょうか。

どちらが、いい、悪い、ではなく、

「そういう考え方もある」

と思えるかどうかにかかっていますけどね。。。


名刺にメモ

2011年02月08日 23時26分03秒 | 会社経営
長く営業をやっている人の特技は、

会った人の顔と名前を、

すぐに覚えられることだったりします。。。

ある営業さんと話をしていたら、

持っている名刺を見せてくれました。


その営業さんは、もらった名刺に、

いろんなことをメモしていました。

名刺の裏や空白部分に、

会った場所とか、誰からの紹介とか、相手の特徴とか。

小さい字で、びっしりと。。。


その営業さんは、後から名刺を見たときに、

会った時の状況が思い出せるような情報を

書き込むようにしているそうです。

それと、書き込むのは、名刺をもらってすぐではなく、

移動時間とか、会社に戻ってからなのだそうです。

「復習になるから、覚えられるんだよ」

と言っていましたが。。。


「こんな名刺の使い方があるのか!」と思いました。

ここまで、徹底的に書き込んでいる人は初めて見ました。

営業専門でやっている人には「当たり前」なのでしょうか?

私も、ときどきメモを書き込むことはありますが、

ほとんどが、そのときに頼まれたことなど、

仕事内容のみなので、あまり役に立ちません。。。

ちょっと、真似してみようかと思っています。



毎日、たくさんの人に会う営業さんが、

会った人の顔と名前をすぐに覚えられるのには、

それなりのコツというか、やり方があるんだなぁ

と思いました。。。(努力かな?)


この営業さんは、たまたま「名刺」でしたが、

他のやり方をしている人もいるかもしれません。

最近の電子機器を使えば、

簡単に似たようなことができそうですが、

数をこなす営業の人には、メンドクサイかも。。。



私の場合、1日に何十人も名刺交換する

なんてことは、滅多にないのですが、

せっかくもらう「名刺」なんだから、

もっと有効に活用しないとですね。。。



ルールの把握

2011年02月07日 21時53分15秒 | 会社経営
会社の規模が大きくなってくると、

各種の規則類が存在します。

これらは、

従業員に周知しておくことになっていますが、

従業員としては、覚えきれません。。。


規則やルールを読むときは、

その目的を理解すると、

全体が把握しやすくなります。

なぜこの規則が必要なのか?

この規則で何をしたいのか?

という部分です。

法律なども同じなのですが、

必ず、最初の条項に、目的が書いてあります。



実は、規則などを作る場合は、

「目的」に一番時間をかけます。

ここが決まらないと、なにも進みません。。。

「目的」さえ決まってしまえば、

あとは、その「目的」を達成するために

必要な項目を並べていくだけです。

細かい部分は、あとから直すこともできます。


なので、目的をしっかり把握していると、

中身の条文を見なくても、

なんとなく、わかったりします。。。

でもそれは、

文字を読んだだけでわかるものではなく、

その成り立ちや背景を

知る必要があります。


会社の場合は、年配の人に聞けば、

わかるかもしれません。

もし、目的がよくわからないとか、

現在の状況に合わないようであれば、

その規則は、作りなおす時期に来ている

ということになります。。。



中間管理職などになると、

規則にそった判断を求められる場合もあります。

部下から聞かれたときに、

よくわかっていないと、

「規則でそうなっているから」

と答えるはめになります。。。

「なぜそうなっているのか」を理解していないと、

うまく説明できません。。。




規則類は、会社の考え方をまとめたものなので、

条文を一つひとつ覚えるよりは、

「目的」を調べた方が、

会社全体が見渡せるようになると思いますよ。。。