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Business Back Side Tricks

政治とか、経済とか、経営とかをいろいろと。。。
でも、冬はスノーボード!

湧水の利用

2011年03月25日 20時31分21秒 | 環境問題
自然の地下水がわき出している水のことを

「湧水(ゆうすい)」といいます。

中越/中越沖地震のときに、

活躍したのが、この湧水でした。。。


水道が使えなくても、湧き出しています。

災害で濁ったりすることはありますが、

成分的には、わりと安定しています。

工場排水などが混じっていなければ、

使える可能性が高い水です。

自然の水なので、

細菌が問題になるのですが、

煮沸などで殺菌すれば大丈夫です。


現在は、ほとんど使われていないので、

忘れられている湧水ですが、

地元のお年寄りが、

昔、使っていたことを覚えていたりして、

探してみると、結構あるものです。。。


ただし、行政側からすると、

「使っていい」とは言えません。。。

水道法などの法律に引っかかります。

何が混じっているかわからないので、

健康被害が出ると困るからです。

とは言っても、水の無い災害時には、

貴重な「使える水」です。


なので、普段から、

湧水の場所を把握しておき、

定期的に検査をし、

災害時に、使えるようにしておく

ことが必要だと思います。

法律的な問題は、

裏口からなんとかすれば、

クリアできるのではないかと。。。



まぁ、事業仕訳になったら、

「いらない」とか言われそうですけどね。。。



基準値

2011年03月20日 11時02分27秒 | 環境問題
牛乳とホウレンソウから、
食品衛生法の規制値を超える放射性物質が検出された

というニュースを見て、

「食品衛生法に放射線の基準があるのか?」

と思ったので、調べてみたら、

やはり、ありませんでした。。。

原子力安全委員会の「飲食物摂取制限に関する指標」を

暫定的に使っているようです。


少し前、食品の農薬が問題になったときも、

「基準値」が出てきました。

食品だけでなく、飲み水や川の水などの水質や、

煙突から出る煙や、工場跡地の土などにも、

法律で「基準値」が設定されています。


この「基準値」は、

人体に影響の出る値の、

100分の一とか、1000分の一とか、10000分の一とか

で設定されます。

その物質の性質によって、さまざまですが、

かなり余裕のある値を「基準値」としています。


なので、基準値の2倍や5倍や10倍程度であれば、

即、健康被害が出るということはありません。

基準値の数百倍とか、数千倍が検出されたのであれば、

ちょっと気にした方がいいかもしれない程度です。。。

「基準を超えた」というと、

大変なことのように思うかもしれませんが、

そこまで神経質になる必要はありません。

ただし、業者さんなどからしたら、

「出荷できない」などの問題はあります。。。



今回は「基準値」ではなく、「暫定規制値」ですが、

同じように考えていても問題ありません。

(とか言うと、専門家から文句を言われそうですが。。。)


知識のある人からすると、正確な情報を知りたい

と思うのでしょうが、

知識のない人にしたら不安になるだけ

かもしれません。。。


LED電球を試してみた

2010年06月07日 21時41分41秒 | 環境問題
4年くらい前から、家の電球の一部に、

LED電球を使っています。

最近、各メーカーから発売されていて、

選べるようになったので、交換してみて、

気づいたことを、まとめてみました。。。


1.LED電球は、暗いか?

体感的には、かなり暗いです。

普通の電球は、全方向に発光するので、

天井や壁に反射した光が目に入ります。

LED電球は、直進性の強い光なので、

周りは明るくならず、

影がはっきりと出るため、暗く感じます。

カタログなどには、

40W相当とか書いてあるけど、

これは、機械で測った場合なんだと思う。。。



2.LED電球は、熱が出ない?

それなりに、熱くなります。。。

たぶん、発光時の熱ではなく、

交流を直流に変換するときの熱。

メーカーによって、かなり差がある。

LEDは、熱に弱い素子なので、

長時間使うなら、

上方開放型の笠にしないと。。。



3.LED電球には、虫が寄ってこない?

外で使っていれば、虫は寄ってきます。。。

玄関の外灯として、3年くらい使っていますが、

虫たちは、キチンと寄ってきます。

多少、数は減ったような気もしますが、

その程度です。。。



4.LED電球は、点きが悪い?

昔のLED電球は、スイッチを入れても、

明るくなるまで、時間がかかりました。

最近、販売されているものは、

すぐに点きます。

メーカーによっては、

多少、点きが遅いものもありますが、

通常使用では、許容範囲内です。




個人的には、

40Wの電球と同程度の明るさが必要なら、

40W分のLED電球が必要だと思う。

全然、省エネじゃ無いけど。。。


いろいろ試してみて、一番良かったのは、

ホームセンターで売ってた、
一番安いやつだったりする。。。


COP15 の裏方

2009年12月08日 19時40分31秒 | 環境問題
COP15 っていうより、会議全般なんだけど、

裏方さんの努力が、会議の成否を

左右することがある。


国際会議の場合、その日の会議が終わると、

その日の議事録作りが始まる。

参加者が夕食をとっている間に資料を作って、

各国に確認を取って、修正して、

最終案を議長に確認してもらって、

OKが出たら、印刷し、大量コピーし、

次の日の朝までに、参加者の机の上に並べる。

これが、毎日繰り返される。。。


最終日、参加者には、

半日くらい会議以外の時間がとってある。

この時間で、最終の議事録を作って、

閉会のときに、みんなで確認して、終わり

という流れになっている。


が、各国の思惑があるから、

なかなかスムーズには進まない。。。

ここで踏ん張るのが、

議長と裏方さんの仕事。


COP3 で、絶対無理といわれていた、

京都議定書が合意できたのは、

環境省(当時は環境庁?)の職員が、

がんばったからなのかもしれない。



COP15 のホームページを見たら、

ブログだけでなく、

Twitter や、Facebook まで用意してある。

こりゃ、大変そうだ。。。

コペンハーゲンの裏方さんは、何をやってくれるのか?

会議の内容も気になるけど、

こういう部分を見てみるのも、意外と面白い。。。

絶対、報道されない部分だから。




スケジュール見ると、日曜日は休みらしいけど、
さすがに、2週間も徹夜するのは、つらいな。。。



COP15、今日からだよね?

2009年12月07日 20時44分11秒 | 環境問題
COP とは、締約国会議(Conference Of the Parties)の略で、

今回、コペンハーゲンで行われるのは、

国連の気候変動枠組条約で設置された会議。

なので、気候変動以外にも、いろいろあります。。。


「COP15、今日からだよね?」ってくらい

ニュースになっていないけど。。。

大臣クラスが集まる会議なので、

政治的にも、経済的にも、いろいろありそう。

というか、

各国、裏の裏まで計算して、会議に臨んでいる。


そりゃそうだ。

「資金」ということでいえば、

事業仕分けなんて、

どうでもよくなるくらいの金額が、

国際的合意のもとで動く。

ビジネスチャンスをつかめば英雄だし、

失敗したら国が危うくなる。

何も考えてないのは、日本くらいなもんだ。


COP3 では、日本が主導権を握って、

京都議定書を採択してしまった。。。

ホスト国だったので、当然なんだけど。

たぶん、COP3 ほど、

日本が成果を挙げた国際会議は、

ないんじゃないか?と思うくらい、

すごいことだった。



せっかく、環境技術では、

世界の最先端を走っているんだから、

存在感をアピールしてほしい。。。

「政治力が無い」とか言われないようにさ。



勝手に、昨日の反論

2009年11月05日 21時28分15秒 | 環境問題
「エコ」とは言っても、

そればかりでは生活できない。

日本は資本主義の国。

経済活動しなければ、生きていけない。

「エコ」よりも経済活動優先になるのは、

当然のことだ。。。


今、世界中で、「エコ」や「環境」を

経済活動に組み込もうとしている。

でも、それはかなり無理がある。

「エコ」や「環境」が相手だと、

対価を払ってくれる人がいない。

自然は、代金を払ってくれないから。

それでは、経済のルールが成り立たない。


自治体とかが、払うと言っても、それは税金。

誰かが、経済活動した対価から

支払われている。



結局、経済活動が無ければ、

「エコ」は成り立たない。。。

「エコ」の名を使った商品が出てくるのは、

当然と言えば、当然なのかもしれない。



「エコ」について考えてみた

2009年11月04日 21時30分54秒 | 環境問題
最近、なんでもかんでも「エコ」っていうけど、

いろんな意味がごっちゃになっている気がする。


「エコ」を言葉どおり、

エコロジー(生態学)ととらえれば、

「節約」でもないし、

「効率化」でもないし、

「もったいない」でもない。

リユースも、リデュースも、リサイクルも、

ある意味、「エコ」ではない。。。


「環境のため」とかいうのも、

自然環境に対してなのか、

社会環境に対してなのか、

はっきり区別されていないことが多い。。。


低燃費が「エコ」なのか?

再生紙を使うのが「エコ」なのか?

太陽光発電が「エコ」なのか?

どれも違う気がする。。。


たぶん、突き詰めていけば、

今の便利な生活を捨てて、

人間にとって住みにくい社会を作ることが、

究極の「エコ」なのかもしれない。。。

言葉の定義の問題かな?



環境ビジネス全盛だけど、

そろそろ、定義や分類を整理しても

いい時期なんではないか?




誰が?


自然環境か?公衆衛生か?

2009年09月30日 00時25分13秒 | 環境問題
新潟は、田んぼが多いので、

昔は、稲刈りが終わると、

火をつけて、野焼きをしていた。

今は、禁止されているので、

ほとんど見ない。。。


禁止しているのは、

煙いとか、火事の原因になるとか、

いろいろあるけど、

本当にそれでいいのか?

と思うこともある。


焼いてしまえば、肥料になるし、

雑草の種も燃えてしまう。

化学肥料や除草剤を大量に使うのと、

野焼きするのは、どっちがいのか?



ガソリンエンジンとディーゼルエンジン

の話しも似たようなもの。。。

環境的には、ディーゼルがいいらしい。

ただし、ディーゼルは、

すす(SPM)が出るし、音がうるさい。。。


アメリカは、ディーゼル車を規制している。
(東京都も)

欧州では、ディーゼルの車が多い。

この辺は、国の考え方次第。




自然を守るのか、住みやすさを取るのか。

人間の都合ばかり
優先されている気がする。。。


環境問題の問題点

2009年08月19日 22時01分13秒 | 環境問題
5年くらい前に、小学校の先生から、

子供たちに、環境のことを教えて欲しい

と相談されたことがあった。

(一応、環境関係の専門家やってたので)


当時は、小学生相手に、

化学的な説明をするわけにもいかず、

いろいろ悩んで、

環境問題の全体像について話しをした。


川も空気も流れている。

地域も、国境も関係なく、移動する。

水質汚染も、大気汚染も、

酸性雨も、地球温暖化も、

みんなつながっていて、

いろんな問題が、絡み合っている。

できることをやることも大事だけど、

そのつながりを理解しないと、

環境問題は解決しない。


小学生には、難しすぎるかな?

と思ったんだけど、

学校では、こういうことを

教えていなかったらしく、

かなり、大反響だった。
というか、混乱させてしまったかも。。。



先日、そのときの小学生からメールが来た。

「やっと、意味がわかるようになってきた」って。

こういうのは、うれしいね!

同時に、「教育」の重要性を痛感しました。。。

でも、もう高校生だってさ!?

バイオディーゼル燃料

2009年07月14日 21時41分14秒 | 環境問題
生物性の油から作られる
ディーゼルエンジン用の燃料のこと。
一番手軽なのが、
家庭や飲食店から出る廃油を処理したもの。
家庭でも簡単に作れます。
最近、バスや役所の車などにも
使われていますが。。。

廃棄するしかなかった油を、
簡単に燃料として利用できるので、
リサイクルという点では意味がある。


ただし、問題はないか?
というと、そうでもない。。。

バイオディーゼル燃料は、
ゴムやプラスチックを劣化させる性質が強いので、
これらの材料を使っているエンジンの場合、
頻繁に部品交換しないと危ない。。。

また、バイオディーゼル燃料は、
粘度が高いので、
電子制御で、微妙な制御をしている
ディーゼルエンジンでは、
うまく動かないこともある。


環境問題としては、SPM と NOx 。
これは、バイオディーゼル燃料だけ
の問題ではないけど。。。

SPM は、エンジンが出す、
細かいゴミとかススとか・・・。
幹線道路脇とかの標識が、
真黒になっていたりするヤツ。。。
ディーゼルエンジンは、構造上、
完全燃焼できないので、
黒い排気ガスが出やすい。
最近のディーゼルエンジンは、
完全燃焼するように電子制御しているけど、
それだと、バイオディーゼル燃料は使えない。。。
専用のフィルター付ければかなり防げるけど、
これも頻繁に交換しないといけないし。。。

NOx は、窒素酸化物といって、
モノが燃えると、必ず発生するもので、
酸性雨の原因のひとつと言われています。
で、こいつの除去は、かなり大変!
乗用車1台のために、
プレハブ小屋くらいの設備が
必要だったりする。。。
小型の商品も市販されているけど、
性能的に納得できるものは、
まだ見たことがない。。。


いろいろと問題はあるけど、
だから、「ダメ」なのではなく、
問題をわかった上で、
改善方法を考えながら、
使っていくことが大事なんだと思う。

今日は、長くなってしまった。。。

夏季の省エネルギー対策

2009年06月17日 21時32分06秒 | 環境問題
環境省から、

「夏季の省エネルギー対策について」という

通知が来た。。。
毎年、似たようなのが来ている気がする。


内容は、

冷房中の室温は28℃を目途に調整しましょうとか、

省エネ家電やエコカーを購入しましょうとか、

公共交通機関使いましょうとか。。。

かなり、いろいろ書いてある。


こういう通知は、業界団体経由で、

各事業所などに連絡される。

法律の改正みたいな内容なら、

それでもいいと思うけど、

この内容で通知文書か!?

大きい会社だと、社員にまで伝達されない

と思うゾ!

業界団体に入ってない会社は届かないのでは?

しかも、一般の人は、ほとんど知らないのでは?



「通知」が一番金がかからないのはわかるけど、
もうちょっと、やり方があるんでない?

日中韓環境相会合

2009年06月15日 21時33分16秒 | 環境問題
昨日、北京で、日中韓環境相会合があった。

各国の環境大臣が集まる会合。

ずいぶん、歩み寄ってきた印象がある。


今までの個人的な印象は、

中国:経済的にも、技術的にもそんな余裕は無い。
   国土が広いんだからできるわけねーじゃん!

韓国:俺たちはアメリカと一緒に調査やってるんだ。
   アジアの環境対策の先頭は俺たちだ!

日本:まぁ、まぁ、一緒にやろうや!
   京都議定書決めちゃったから、バラバラは困るよ!

って感じ。。。

ちょっと言いすぎか!?


中国は、オリンピックで経済的に余裕が出てきて、

次の国家戦略の選択肢が増えたので、

ある程度、対等に話しが出来るようになった。


韓国は、基本的にアメリカの環境基準を採用

してきていたので、国際的にはちょっとズレた

部分があったが、アメリカの方向転換もあり、

ちょっとは変わってきたかな???


日本は、相変わらず、外交が下手なんだけど、

環境分野では、かなりがんばっている。

世界的に見ても、日本とヨーロッパは

飛びぬけているんだから、がんばんないと!



アジア地域は、途上国も多いので、

環境に対する認識がだいぶ違う。

なので、環境教育から始めないと

対策は難しい。


アジアのスタンダードを作るために、

日中韓で協力することは、
重要だと思う。。。

浄化槽シンポジウム

2009年01月23日 20時52分02秒 | 環境問題
環境省が主催した、

「浄化槽シンポジウム」

というのに行ってきた。

人口が密集していない地域は、

下水道を整備すると

利用料が高くなってしまう。

そのため、合併浄化槽の普及に

力を入れるらしい。


浄化槽は、簡単に設置でき、

費用も安く、災害にも強い。

問題は、メンテナンスが

設置者まかせになってしまうこと。

せっかく浄化槽を設置しても、

定期的にメンテナンスしないと

汚いままの水を、そのまま

川や海へ流してしまうということになる。


そのため、「浄化槽法」という法律で

適切なメンテナンスを義務付けている。

 1. 浄化槽を設置した時に受ける検査
 2. 年1回の水質検査
 3. 定期的な汚泥の抜き取り

ところが、これらのメンテナンスを

していない人が結構いる。

新潟県内でも、ほとんど何もしていない

市町村が存在する。

「何もしなくてもいい」と

思っている住民も多いようだ。


「環境問題」というのは、

まだまだ
これからなのかもしれない