shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

介護施設は「夜勤態勢中心」の時間改定が不可欠では……

2016-02-19 | 日記
【川崎老人ホーム殺人】過酷な介護施設夜勤 50人に対応、1カ月に12日、1人体制… 「職員のケア必要」

犯人のした殺人罪は決して許されるものではない。
だが、今の介護施設態勢も決して褒められるものではない。

東京新聞 2016年2月18日付社説
「保育士配置緩和 賃金アップこそ本筋だ」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016021802000144.html

朝日新聞 2016年2月17日付記事
「『夜勤つらかった』殺人容疑の元職員供述 川崎・転落死」
http://www.asahi.com/articles/ASJ2K338LJ2KULOB004.html

東京新聞 2016年2月20日付社説
「介護施設の虐待 職員の数と質の担保を」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016022002000180.html

日勤の8時間勤務に対して、夜勤が16時から翌日10時までの「16時間拘束」。
職員3人で80人の入居者を観る。
1分ごとに鳴るナースコール。
想像するだけも恐ろしい。

病院のお世話になった、また総合病院に勤務された方や介護職のかたならもっと切実な問題だが、
入院中の方や介護施設入居者の方が容態急変(ナースコール)を訴えるのは
社会が回っている「データイム」よりも、真夜中のほうが多いのではないのか。
ならば、深夜の緊急体制に備えるために「夜勤前提」の時刻設定にするべきではないのか。

例えば、夜勤を「8時間労働+1時間の休養」にするために他の当番の時間帯は変えられないか?
電車通勤できるように、他の当番に引き継ぐことを想定して、
夜勤は「22時30分から翌日7時30分まで」にして、
朝番を「7時から16時まで」に、
夕番を「14時から23時まで」の、「計3交代制」にするのはどうだろう?
家族がいる人にとっては朝食・夕食の2回を同時に取るのは不可能になるが、
「朝番」の人ならば夕方の習い事やコンサート鑑賞・仲間との飲み会参加は充分可能だろう。
夜勤はなるべく「職員1人あたり10人以下の対応」にするためにも
データイムの8時から18時くらいはもっと外部や非正規の方の協力も得られるように出来ないか。

もちろん、これはあくまでも一個人のアイデアなので、実行は難しいのかもしれない。
だが、現状の現場を改善するための試行錯誤そのものを否定しては何も変わらない。

現場の方の負担を軽くするのが「第一課題」なのだから。
あとは診療報酬・介護報酬の引き上げ等、報酬や分配の公平化が必要だと思う。
現場の方、どうかお体大切に、負けないでいただきたい。

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