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音楽大好き男の徒然なる日記

岸田首相「期待外れだった」遠戚の被爆者サーロー節子さんが語る理由(岸田文雄退陣表明記念)

2024-08-15 | 日記
8月14日昼のニュース。

突然、岸田首相が「自民党次期総裁選には出馬しない」ことを表明。

だからどうした。
「自民党を刷新するために自分が首相を辞める」との言い分だが、
高市早苗・河野太郎などの”ズルい奴ら”が次期首脳陣だったら
何ら変わらない”ズルい政党”のまま何も変わらない。

原発推進

国民健康保険証の廃止とマイナンバーカード所持の強行

米軍と自衛隊の”一心同体化”

今すぐ是正すべきことが山ほどある。


朝日新聞 2024年8月14日付記事
「岸田首相「期待外れだった」遠戚の被爆者サーロー節子さんが語る理由」
 https://digital.asahi.com/articles/ASS8G2F4DS8GPTIL00QM.html

自民党総裁の岸田文雄首相(67)は14日午前、
首相官邸で記者会見を開き、9月の自民党総裁選に出馬しない考えを表明しました。

岸田首相の遠戚で、核兵器の非人道性を訴えてきたカナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(92)は、
広島選出の岸田首相の核政策について「期待外れだった」と話します。

    ◇

被爆者サーロー節子 92歳の今 ノーベル平和賞 岸田総理との縁
 カナダで伝え続ける原爆の記憶【テレメンタリー】

カナダ在住の被爆者サーロー節子さん(92)。
広島で、中村節子として生まれた彼女は、13歳のときに被爆。
世界各国で自身の被爆体験を語り続け、
2017年には、核兵器禁止条約の成立に大きく貢献したとして、ノーベル平和賞授賞式の壇上に上がった。
ともに声を上げてきた被爆者が志半ばで亡くなっていく中、
92歳になった今も「声を上げることをやめるわけにはいかない」と活動を続ける。
現地カナダで、サーローさんの「過去と今」を探る。
  ナレーター:坪山奏子
  制作:広島ホームテレビ

   ◇

岸田首相は広島から選出され、広島の人の気持ちはよくわかるとおっしゃっていました。
自分のライフワークとして核廃絶に対処するともおっしゃった。
その言葉を信用して、核廃絶にむけて前進してくれるのではないかと祈る気持ちで見てきましたが、
期待外れでした。

総裁選への不出馬についての14日の会見で、
昨年5月に広島市で開いた主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)を自身の成果と位置づけたことに驚きました。
サミットで一番問題だったのは、核抑止を支持する広島ビジョンをまとめたことです。

核抑止論は、核兵器は良くないものだが、自分たちを守るためには使って良く、
使う用意が我々にはある、というものです。
サミット終了後、多くの市民、特に被爆者から強力な反発があったにもかかわらず、
いまだにそういう意見を持ち続けているということですか。

愛想がつきました。


岸田首相に反核精神があるとするならば、あまりにも甘いと思います。
核抑止に基づいた核政策が、政策として実効性があると思っているのかしら。
そういうことを信じているのかしら。
私にはわからないです。彼の気持ちが。

不必要な批判はしたくありませんが、
核兵器がどんなに悪辣(あくらつ)なものであり、非道徳であり、非人道的であるか、
といったことがおわかりになっていないのではないでしょうか。


核兵器を使えば何百万、何千万という人が無差別に殺されてしまう。
しかし、岸田首相は、多くの核兵器を持つ米国の顔色を見て、
米国が喜ぶことなら何でも「yes、yes」というような、
本当に追従的な態度を見せてきたと思います。

広島や長崎への原爆投下を体験させられた国として、
本来であれば、日本は世界の先頭に立って、
道徳的で人道的な立場から、核兵器の廃絶を進める。
そういう勇気ある行動をすべきだったと思います。

私たち被爆者は、他の人たちが体験しなかったことを、この目で見ている。
それを世界に警告する責任があると思っているからこそ、こういう生き方を選んできたんです。
ですから、我々は生きる限り、核廃絶を求める声を大きくあげていくつもりです。
核兵器が存在する限り、人類の安全保障というものはありえない。
だから、全ての核兵器をなくさなければいけない。
私や、多くの被爆者はそういう立場です。
岸田首相は、核兵器の非人道性を理解していないと思います。



新しい政治リーダーには、少なくとも核兵器禁止条約に日本をオブザーバー参加させて、
そこに集まる各国の代表と語り合うことを求めます。
日本は唯一の戦争被爆国であり、反核への積極的な態度を示す道徳的な責任があると思います。
(聞き手・長富由希子 氏)

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「「次の総裁候補」の前に、岸田政権の検証を行うべきだろう。
 「被爆地ヒロシマ出身」を掲げサミットまで主催した岸田首相への被爆者団体の期待値はがた落ち。
 核兵器禁止条約への姿勢は1ミリも動かなかった。

 広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長(82)は、
 「広島選出で、核廃絶をライフワークとまで言っていたので言っていたので、
 何かを変えてくれると期待したが、国だけだった。
 核兵器禁止条約を批准せず、
 核禁条約の締結国会議へのオブザーバー参加すら実現していない」と突き放した。(読売)」
  保坂展人 さん(世田谷区長&ジャーナリスト)のツイート。



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