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音楽大好き男の徒然なる日記

追悼・上島竜兵さん~走り去っていった才人を悼む/フレンズ(1985・レベッカ)

2022-05-26 | 日記
やっぱりこの方の訃報も扱わなければいけないだろう。

ダチョウ俱楽部・上島竜兵さんだ。

【ノーカット】ダチョウ倶楽部、始球式で鉄板ネタ連発 上島竜兵「仲直りのチュー」を現役選手にパクられ唖然
 『横浜DeNAベイスターズ対読売ジャイアンツ』始球式



僕にとって印象深いのは、例の熱湯風呂ではなく、
同じスタイルの体を張った芸人でもある出川哲朗さんの番組「充電させてもらえませんか?」である。


出川哲朗の充電させてもらえませんか?~絶景の鎌倉からゴールは成田山SP~

  2020年4月25日放送


出川哲朗の充電させてもらえませんか?(九州・天草編)

  2020年8月1日放送


出川哲朗の充電させてもらえませんか?~ゆけ!山口絶景パワスポ街道SP~

  2021年11月20日放送


次回予告 2022年5月28日(土)
「竜兵さん いっぱいの“笑い”をありがとう!なのでドドーンと追憶走
 絶景の“能登半島”縦断155キロ! 
 海の幸満載の旅で“天才芸”が大炸裂でヤバいよヤバいよSP(スペシャル)」

番組ホームページ:
https://www.tv-tokyo.co.jp/degawacharging/



「走り続けていなけりゃ倒れちまう
 自転車みたいなこの命転がして
 息はきれぎれそれでも走れ
 走りやめたらガラクタと呼ぶだけだ この世では」
    断崖~親愛なる者へ~  中島みゆき(1979)


上島竜兵さんの訃報を聞いて思い出した歌詞がある。
上記のものだ。


江戸っ子の代名詞的言葉「宵越しの金は持たない」のように
芸能人、特にお笑い芸人は刹那的な人が多いのは定説だろう。
なお、異論があります。
 「誤解が多いのですが、もともと持っていないのに夕べ使っちまったとか見栄を張る事。
  実際のところ、江戸庶民のほとんどがその日暮しをしていたので、
  宵越しの銭は持てなかったというのが本当の話。

 以下は、神奈川県弁護士会・野村拓也弁護士のコラム(2020. 6. 19. )より。
 「江戸っ子は、何故宵越しの銭を持たないのでしょうか?
  その大きな理由のひとつとして言われているのが、江戸の火事の多さです。
  当時は今の様に消防車も消防ホースもなく、
  消火方法といえば燃えている家屋の周りの建物を打ち壊して延焼を防ぐことしか手がありませんでした。
  5年に1回は大火に見舞われた江戸の人々は、 
  財産を自宅に置いていても火事が起こると全て失ってしまうため、
  貯めておいても意味がなかったのです。
  火事という生命身体に対する脅威が原因で、江戸っ子たちは宵越しの銭を持てなかったのです。



例えば国民的な歌の作詞家・作曲家・シンガーソングライターや大ヒットした作家であれば
「印税」があって財をなせるでしょう。
会社員ならば「雇用保険」や「有給休暇」「労災保険」、さらに女性は「生理休暇」などがあって
からだの不調でも生活が困らないよう保障があります。

でも、芸能事務所に所属しているとはいえ一人親方的な「お笑い芸人」的な人は
そういう守られたものはない方が多いのではないでしょうか。
短期間しか契約してもらえず、次の契約のない「派遣社員」も
業務終了の翌日にはすぐ「保険証を返してください」と言われるのです。
いかにセイフティーネットがもろいか・・・

それぞれが「自転車操業」みたいに本意・不本意に関係なく
食うために走っていなければならないのです。


自分には忘れられない才人(芸能人・ミュージシャン)がいます。
・加藤和彦さん (1947~2009)
  ウィキペディア解説:https://w.wiki/4Z9t
・Mr. キース・エマーソン (1944~2016)
  ウィキペディア解説:https://w.wiki/5CtH
・井上大輔さん (1941~2000)
  ウィキペディア解説:https://w.wiki/3rUH
・Mr. ジョン・デンバー (1943~1997)
  ウィキペディア解説:https://w.wiki/5CtR
・ポール牧さん(1941~2005)
  ウィキペディア解説:https://w.wiki/5CtX

みんな、それぞれに素晴らしい才能を持ち、自分も好きな人でした。
そして、悲しいことに
それぞれに苦悩しながらこの世を駆け抜けていった方でした。
Mr.ジョン・デンバー以外は「自死」と判断されています。


悲しいのは事実です。
もし、芸能活動を無期限停止とかしたのならば
もっと新しい世界を開眼できたのかもしれません。

でも、自分は彼らの最期を責めることには反対であり、
それぞれの才能・芸能は今も語り継ぐべきだと思っています。

上島竜兵さんにおいても、感想は同じです。
もし「体当たり芸人」から年齢ゆえの円熟さを活かした俳優に転換したら
いかりや長介さんのような新たな世界に踏み出せたかもしれません。


「ダチョウ俱楽部」の芸や売り込み方にはいろいろ異論があるでしょう。
多分、NHKがいっさい訃報を扱わないのには
「うちの品位にそぐわない」という趣旨があるからだと思います。
だとしたら、そんなNHKだから嫌悪感・アレルギーを持たれる方が少なくないのだと思いますし、
今活躍中の出川哲朗さん・有吉弘行さんとはどうして契約してるのでしょうか。

体当たりの芸である「リアクション芸」で不動の地位を築き、
みんなに愛された上島竜兵さんを忘れない事が大事だと思います。

合掌。



今回、上島竜兵さんとはまったく関係のない歌ですが
優れた才能を持ちながらこの世を駆け抜けてしまった方を思いながら
こんな大好きな曲を選びました。

高速道路を突っ走りながら、泣きたくなりました。
でもまだ死ぬわけにはいかないので、曲が終わったら安全運転で帰ります。


レベッカ「フレンズ」(1985)MUSIC VIDEO

作詞:NOKKO
作曲:土橋安騎夫
編曲:レベッカ

歌詞:Uta - Net
https://www.uta-net.com/song/4057/

  日本テレビ系ドラマ「ハーフポテトな俺たち」主題歌

どこに載っていた話かは忘れましたが、
NOKKOが「今までは未来を見つめた歌詞を書いてきたけど、
このフレンズは初めて過去を見つめて書いた」と言ってました。
…なるほど。 ものすごく心の痛みがビンビン伝わってきます。
あと今だから話せる話ですが、就職活動で訪ねた出版社が
当時レベッカを大々的に売り込んでいました。



  初出:『REBECCA IV~Maybe Tomorrow~』(1985)


「青春がよみがえります。
 この時代に生まれてよかった。レベッカ最高」
  @user-ui7wr5wj1x さんのコメント。

「(2024年)今18歳だけど、この曲大好きでカラオケ行ったら絶対歌ってる。
 こんな神曲を教えてくれた母、ありがとう」
  @RaluVallen さんのコメント。

「これ程までに完璧なMVだったとは・・・。
 素晴らしい、としか言葉がないし、
 抑えたNOKKOの表現とタイトなバンドサウンドが世界も時代も超えている・・・。

「これすべて日本でロケしたんだぜ。
 1980年代の日本はこんなにカッコよかったんだぜ」
  @ljdtvmjlh1 さんのコメント。

「DCブランドの無茶苦茶カッコいいコートを皆で着こなしている様に圧巻です。」
   タクアイ さんのコメント。

「オープニング聴くだけで泣きそうになる50代」
  @user-jm7mr1dt3t さんのコメント。

「1985年ですか。
 このサムネが目に入りクリックした途端、当時の事を鮮明に思い出しました。
 当時、高校生で仲の良い親友がバイク事故で亡くなり、
 その親友が凄く好きだった曲です。
 他の友人達とこの曲を聴きながら涙した思い出が蘇りました。
 昨日一緒に下校した友人が今日は居ないなんて受け入れられなかった事を思い出し、
 今でも涙が滲みます。
 青春の色々な思い出を思い出させて頂き、有難う御座いました。」
  @HIROSHISHIBATA953560 さんのコメント。

「魂をすり減らしてパフォーマンスするって事は人々の心に突き刺さる
 売れる曲を作るのではない、
 魂から歌っているから人々が何度も聞きたくなる曲になる」
   かっぱぎ1 さんのコメント。

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